2007年1月(day031)

2007年1月(day031)


2007年1月1日(朝)
 新年明けましておめでとうございます。今年も、「華南の靴」をよろしくお願い致します。
 もう、1月1日が元旦といった意識は全く残っていない。ただの休日だというだけのことだ。広東省では、旧暦の年越し前後の間、散髪代が通常の2倍、3倍になるので、それだけでも「ああ、年を越すんだ」という気持ちになるのだが、新暦の正月にはそれもない。今年は、お餅すら買わなかった。10年以上も、中国で元旦を過ごしていれば、それも自然な流れだろうか・・・。
 昨年は、いろいろごたごたして、あまり旅行に行けなかった。今年は新彊かハルビンか、どこか遠い所へ出かけたいものだ。黄山に登るのもいいなぁ。運動不足が祟って、昨年は体調が思わしくなかった。後半は、酢飲料を飲んだり、ショウガ足湯をやったりで持ち直したが、今年はどうだろうか。なんとか運動を習慣にしたいのだが、気持ちだけで体が動かない。昨日は気休めに運動用ビニルボールを買った。普段からこれに座っていると、体の柔軟性が維持できるのだとか。いずれにせよ、何か適当な運動方法を見つけなくては!
 
 昨晩のShadeは、格子窓作り。数値入力によるコピー作業もずいぶんと慣れてきた。まだ一週間ぐらいは、窓やら戸の作成が続きそうだ。飽きてきたが、我慢、我慢。
 
2007年1月2日(朝)
  昨日、元旦という雰囲気は全くないと書いた。しかし、街へ出てみると相当な人出があり、春節には及ばないものの、賑やかさを味わうことができた。というか、日本の元旦は賑やかでは全くなかったなぁ。賑やかではないけれども、お正月を感じさせるかのように、たまに和服の女性が歩いていたり、凧が揚がっていたり、というような具合だったような気がする。
 Zと一緒に街へ出ると、熱帯魚屋さんに寄って、フィルターに入れる濾過材を購入した。それから、喫茶店でお昼にした。一人で暮らしていた頃は、毎日のように喫茶店で食事をし、コーヒーを飲んでいた。しかし、Zと暮らすようになってから、ほとんど喫茶店に行かなくなった。数ヶ月間、一度も行かないというのもよくあることだ。この辺りの喫茶店は日替わりメニューみたいなものがないので、飽きてしまったというのもあるだろう。そこで、昨日は久しぶりに喫茶店でドリアを食べて、コーヒーを飲んでゆっくり過ごした。コーヒーは、以前は会社の日本人食堂でも美味しいのが飲めたのだが、コスト削減活動のためか、中国のコーヒーを使うようになったため、「ああ、美味しいなぁ」という気持ちになれなくなった。それで、なんだか美味しいコーヒーが飲みたくなって喫茶店に行こうと思い立ったのかもしれない。
 喫茶店を出ると、さっきとは別の熱帯魚屋さんへ行き、グッピーの餌を購入した。もうずっとフレーク式の餌を使っていたので、たまには乾燥赤虫でも食べさせようと考えたのだ。アパートに戻って、さっそく赤虫を与えると、食べること、食べること。特に、幼魚が自分の半分ぐらいの長さの赤虫を食べる様子は圧巻だ。一口で食べきれず、口から餌を飛び出させている様子は本当に愉快だ。親グッピーは餌をとられまいとボディアタックで幼グッピーを吹き飛ばしている。おい、おい、やり過ぎだろう。幼グッピーが怪我をするんじゃないかと思ったが、幼グッピーは平気なようで、再び餌争いに加わった。当分は乾燥赤虫で楽しめそうだ。

 一昨日購入したビニルボールはなかなか快適だ。リビングルームに頃がしておいて、食事の時や気が向いた時に上に腰を下ろしてゴロゴロさせている。評判通り、腰の運動に良いようだ。しばらく続けてみることにしよう。  
2007年1月7日(朝)
 会社で、家でと、食事の時間以外はほとんどパソコンにべったりである。そのため、最近疲れ目が特に激しい。そこで、先週の日曜日に液晶モニタを購入することに決めた。これまで使用してきた17インチCRTモニタも、まだ一年経ったかどうかというぐらいしか使用していないと思うので、いささかもったいない気もしたが、もはや眼が耐えられない。私の住んでいる街にある電子城(パソコン屋や電子部品屋のテナントがたくさん入っている建物)へ行って、液晶モニタ選びを始めた。だが、予想していたよりも、液晶モニタの種類が少ない。私がインターネット上で調べて買おうと思っていた機種が全く置いていない。やはり特区外では品揃えに限界があるのだろう。改めて、昨日、深セン市内の電気街に足を運んだ次第である。
 
 深センの電気街はさすがに品揃えがよく、様々なメーカの液晶モニタがずらりと並んでいた。購入候補の代表は、ソニーのHS95P/R(19インチ)とサムソン(19インチワイド)の940MGだ。値段はほぼ同じ。今回の購入ポイントは、輝度が400cd以上あること。中国で販売されている液晶モニタのほとんどは輝度が300cdだ。だが、上記の2台はどちらも400cdを超えており、合格である。インターネットで調べたところによると、輝度400cd以上あると、映画等の暗い場面もはっきりと見えるのだそうだ。最近は、パソコンでDVDを見ることはないが、昔、パソコンでCDの映画を見ていたときに映画の画像が暗くて見えず不思議に思ったことがあるので、今回はこれを購入の重要ポイントにした。

 もう一つのポイントは、ビデオカードとの接続アダプターである。従来からあるアナログアダプター(D-sub 15-pin HD)に加えて、デジタルアダプター(DVI-D)があるかどうか?今後はデジタルアダプターが増えるそうなので、それに対応していることも条件にした。上記の2台はこの条件もクリアしている。

 どちらにするか?悩みに悩んだ。そもそも、第一のポイントである輝度はそれほど重要なものなのだろうか。以前はともかく、現在はパソコンでDVDを見ることはほとんどない。輝度が300cdならば、値段はぐっと下がる。必要のないものに投資しても仕方がないだろう。しかし、万一期待していたよりも暗かったりしたら、毎日後悔をするはめになる。やはり、この2台から決めることにしよう。

 さて、スペックで見る限り、サムソンの機種の方が多機能である。スピーカーもついているし、サムソンのは完全にテレビ対応だという気がする。しかし、ワイドになっているので、縦が短く、横が長い。使いにくいのではないか?でも、誰かが横長の方がパソコンの操作には便利だと言っていたような気もする・・・。うーん。困った。
 甲乙つけがたい状況だったが、結局、ソニーのHS95Pを選ぶことにした。現在熱中しているShadeの操作上、縦が短いというのは不便なのではないかと想像したからである。それにスピーカー機能はいらないし・・・。

 アパートに持って帰って、さっそくセッティング。幸いなことに、私のパソコンのビデオカードはデジタルアダプターに対応していた。先日、Shadeの操作のために、高機能なものに変更してあったからだろう。両方とも試してみたが、やはりデジタルアダプターのほうが綺麗に画像が映るようだ。くっきり感がある。昨晩使ったところでは、全ての点において問題なし。眼の疲れも少ないし、画面が大きいのでShadeを操作するときにも楽だった。

 下が、昨晩Shadeで作った障子である。まだ作りかけ。内側が障子、外側がガラス戸という複雑な構造になっているので、手間取っている。なんとか今日中に造り上げたいものだ。
 
2007年1月8日(朝)
 昨日は、ひたすら障子作り。裏と表の線が画面で交わり合うので、非常にわかりにくい。しかし、なんとか頑張って仕上げた。技術的には目新しいものはないが、設計図通り作るのに苦労したので満足感が高かった。造り上げてしばらくすると、妙に疲労を覚えて2時間ほど眠り込んでしまった。どうも眼に疲れがきたようだ。せっかく液晶モニタにしたのに、なぜだろう?疑問に思って、インターネットで情報収集。すると、驚愕の事実が・・・。
 初期の液晶モニタは、輝度が低く、確かにCRTモニタよりも眼に優しかったのだそうだが、現在の液晶モニタは輝度が高く、その上画面が大きくなってきているので、CRTモニタよりも眼に優しいとは言えないのだそうだ。がーん。大ショック。だが、救いもあった。液晶モニタは、何と言っても電磁波が少ないので眼はともかく、身体に良いらしい。さらに、薄型だから、眼から話して作業しやすいとのことである。(さっそく、モニタをめいっぱい机の奥に押し込んだ・・・)。さらに、輝度を調整し、一番低いものにする(これでは、何のために輝度の高いものを購入したんだか?)。
 あとは、来週にでも液晶モニタ用のフィルターを買ってこよう。それぐらいしか打つ手はない。こんな風に書いてくると、液晶モニタを買って後悔しているように思われるるかもしれないが、そんなことはない。最初に、眼に疲れがきたと書いたが、使っている最中はやはり液晶モニタの方がぐっと楽なのだ。CRTモニタのときのように眼が痛くなってパソコンに向かうのが嫌になるといったことは、(今のところ)ない。理由は今のところよくわからないが、おそらくCRTモニタに比べて、ちらつきがはるかに少ないからではないかと思われる(インターネット上の情報によると、液晶モニタではちらつきが発生しないという説と、液晶モニタにもCRTと同じくチラツキが発生するという説があった)。
 
2007年1月9日(朝)
  昨晩はガラス戸の作成。障子に比べると、格段に楽だ。ただ、これまで操作してきた中で、疑問点が出てきた。「掃引」で立方体を作って、柱やガラスとすることが多いのだが、ズームアウトした状態では、細かい調整ができない。そこでズームインして作業することが多くなる。とこが、ズームインした状態では、画面上の距離が短くなるため「掃引」の操作をいったん中断しなければならないのだ。「掃引」の状態のままでコントロールポイントが最初の図形の地点にしか存在しないため、立方体をさらに大きくするためには、「掃引」形式の立方体を一旦、自由曲面形式にしなければならないのだ。自由曲面形式にすることにより、望んだ大きさにすることはできるが、もはや「掃引」形式に戻せない(多分)。そうなると、同じ柱やガラスの中にも「掃引」形式のものと、自由曲面形式のものとが存在することになり、どうもすっきりしないのだ。何かうまい方法がないものか?
 

 Zの日本語学習は順調に進んでいる。問題なく進めば、あと10日ぐらいで、初級テキストの目標である「各課暗唱15回」が完了する。そしたら、中級に突入である。あと一息だ。

   台湾地震の影響によるインターネットの混乱は、ほぼ治まったのではないかと思われる。少なくとも、アパートでネットサーフィンをしている分には、違和感はない。

2007年1月10日(朝)
 昨晩は雨戸の作成。一昨日のガラス戸に続き、簡単な制作である。
 

 ここ数日、めっきり寒くなってきた。工場内はそれほどでもないが、アパートの中はずいぶんと寒い。もっとも例年と比べると、暖かいとも思う。

 本日の朝食。Zが朝食を作り始めて数ヶ月になるが、主な料理はエビ・ワンタンと水餃子(ニラと豚肉)だった。麺はこれで二度目である。Zはタレやスープにはすごく力を入れ、前日から仕込みを始める。それだけあって、二度ともすごく美味しかった。

2007年1月11日(朝)
   昨晩は居間のドアの作成。今回も特に目新しい技術はない。次回はアーチドア。それが終われば、家具作成の開始である。楽しみだ。
 
2007年1月16日
   私の住んでいる街に初めて回転寿司屋ができた。隣町には一昨年の末に立派な回転寿司屋ができたのだが、私の住んでいる街にはずっと回転寿司屋がなかったのだ。1週間前に開店の噂を聞きつけ、出かけたところ、オープン前の招待客のみ入場可能な開店だったため、諦めて帰ってきた。そして、再びやってきた日曜日、満を持してアパートを出発!とは言うものの、あまり期待はしていなかった。先週の下見で、お店の規模や位置からすると、とても繁盛しそうにはないとわかっていたからだ。

 回転寿司が開店したのは、分譲マンションの前面に建てられている商店街の一角である。ここのマンション群は、私の住む街では一、ニを争う高級マンションなのだが、こういった高級マンションに住んでいるような住民は地元の商店街ではほとんど買い物をしない。一方、街の主要な住民である出稼ぎ労働者も、高級マンションのそばにあるような立派な商店街には立ち寄らず、露店かスーパーで買い物を済ませてしまう。結果として、この商店街には閑古鳥が鳴きっぱなしとなっている。少なくとも半分以上の店舗がシャッターを下ろしたままになっているというのに、そこに敢えてオープンしたのだから、この回転寿司屋はある意味立派だ。
 先週のオープン時には、招待客がやってきていて、花輪なども飾られていて、それなりの活気があった。さて、一週間経った現在はどうか?心配しつつやってきたら、案の定、人気が全くない。恐る恐る店内を覗いてみると、薄暗い店内にわずかながら客がいる。うーん、これは駄目だ。鮮度が命の寿司屋がこれでは、怖くて食べられない。「今日はやめよう!」。そう宣言して、Zの手を引っ張って店を離れた。Zは大部分の中国人と同様寿司が好きではない。サーモンがやっとのことで食べられる程度だ。だから、私の宣言を喜んで受け入れると考えたのだが、読みが甘かった。「どうして?せっかく来たのだから、絶対食べる!!」と強い調子で反対された。えっ!?どうしたんだ、Z。いつも嫌々(ジャスコの)回転寿司に付き合うお前が何でだ。びっくりして、Zの顔を見上げたが、即座に納得した。Zの表情はすでにハングリー・モードに入っていたのだ。

 ハングリー・モードに入ったZを止めることは困難だ。絶え間ない罵倒の嵐にさらされるか、安全度未定の寿司屋に入るかだ。頭の中で素早く電卓を叩く。チーン。安全度未定の寿司屋で勝負だ!せっかく出来た、街唯一の回転寿司。今日入らなくても、一週間後にはまた挑戦したくなるに決まっている。それだったら、仕入れたネタが新しい現在の方がリスクが少ないに違いない。そう考えたのだ。

 「いらっしゃいませー」。店員の声に励まされながら、店内に入った。回転コンベアが止まっているよ。「やっぱり、やめようか・・・」。私は途端に弱気になった。いや、コンベアが止まっていたからだけではない。日本の回転寿司だって、客が少ない時間にはコンベアを止めていたりする(と思う)。問題は、店の雰囲気だ。電気もろくについていないから薄暗い。なんだか、他の客も元気がないじゃないか。だが、「どうして?駄目、食べる」と再びZに断言されて、諦めて席についた。
 止まったコンベアは必ずしも凶とは言えない。注文で食べることができるからだ。さて、メニューを見てみよう。・・・うーん。ジャスコの回転寿司と比べると若干高いかな?おや、セットがある。4グループの中から一品ずつ選んで、48RMB。これは安い。Zも同じセットを選ぶことになって、二人の料理が重ならないように選択した。

 まずやってきたのが、お刺身とお寿司の小さな盛り合わせ。Zがサーモンのお寿司を口にする。特に問題はないようだ。私はびびりながらも、刺身に挑戦だ。パクッ。パクッ。パクッ。まぁ、なんとか食べられるって感じか。半解けみたいな食感は何だろう。パクッ、パクッ、パクッ。大丈夫なのかな~、私のお腹は。食べ終わって心配になる。だが、ここまで来た以上、最後までやり抜くしかない。残りは何だ?注文票を眺めると、秋刀魚の塩焼きとミニ散らし寿司とある。そうか、後二品か。Zはミニ・チャーハンを残すのみ。チャーハンとは無難な選択をしたものだな。

 最初の盛り合わせは早かったが、次の品物がなかなか出てこない。半分いらいらしながら待っているうちに、Zのチャーハンがやってきた。Zはチャーハンをみて、「ずいぶん小さなチャーハンね」と感想をもらす。(まぁ、ミニチャーハンだからな)。Zは瞬く間に、チャーハンを平らげ、「あなたのはまだ?」と尋ねてきた。「そうだね、なかなか来ないね」と諦め声で、私は答えた。ふと、目の前の回転コンベヤに目をやると、大きなハエが一匹とまっている。おい、おい、ハエかよ。Zの肩を突っついて、こちらを振り向かせた。「なに?」とこっちを見たのでハエを指さそうとすると、ハエはすでに飛びさっており、そこにいなかった。
  やがて、秋刀魚の塩焼き登場。相当な不安を抱えたままのご対面だったが、まずまずの感じに焼けていた。これは問題なし。もっとスムーズに出てくれば。そして、ハエを見た後でなければ、ずっと美味しく食べられたろうに。

 再び待ち時間。しかし、回転寿司屋だというのに、暑いぞ、この部屋は。こんなんだから、ハエがいるんだよ。クーラーはどうしたんだ。そう考えながら、回転コンベヤに目をやると、再びハエ発見。今度は、小さなショウジョウバエだ。おい、おい、ショウジョウバエかよ。これは、一匹だけたまたま紛れ込んだとは言えないだろ。そこらじゅうをウロウロしているんじゃないか。今度こそは見せてやると、Zの肩を突っつく。Zは振り返り、ハエに目をやった。だが、特に驚く様子もなく、ふーんという感じだ。そうか、ここは中国だ。食べ物屋にハエがいても珍しくないのか。でもね、寿司屋は別なんだよ。寿司屋は。

 最後の料理であるミニ散らし寿司がようやく登場。Zのミニチャーハンと違って、ふつうの大きさのどんぶりだ。酢飯の上に、細長く切られたサーモンがまんべんなく乗せられ、マヨネーズがかけられている。これを平らげれば、ここから解放されるのか。パクパク、まぁ、なんとか食べられるか。でも、これって、ずいぶん長い間、ちまちまと包丁をつかって作っていたな。どんぶりの大きさから、まさか私のところにくるとは思っていなかったのだが、私のだとは・・・。さきほど見たショウジョウバエの映像が頭の中をよぎった。まぁ、大丈夫だろう。しかし、暑いな、この部屋は。

 食べ終わって、お会計を済ませる。締めて98RMB。品数の多さからすると、セット品に関してはとても安かった。でも、もう当分来ないよ。いや、二度と来ないかも。

 外に出て、他の店舗の様子を眺めていると、現在、停電中と書かれた張り紙があるのが見えた。そう言えば、他の店舗も、薄暗い。なんだ、停電中だったのか。だから、回転コンベアが止まっていたのだな。部屋も暑かったし。でも、停電中なら仕方がないな。と思うわけもない。十分な発電機を用意しとけ!ますますお腹が心配になってきた。(二日経った現在、とりあえず元気です)。
2007年1月17日
  本日はアーチドアを作成した。これで、ドア・窓系は終了。次からは家具だ。
 

 昨日の朝食(今日もだが)。中身は、シイタケとニンジンと豚肉。Z手作りの餃子だけあって美味しい(皮は既製品)。

 本日から、Zの日本語学習は中級テキストに突入した。しばらく前から練習していたと見えて、第一課は、長文にも関わらず楽々と暗誦してみせてくれてた。この調子で頑張って欲しいものだ。
 

2007年1月22日
 ここ数日で作成した飾り棚が下の二つである。特に難しくはなかったが、若干、線が入り組んでいるのでとっかかりに時間がかかった。そして、テキストの数字にあちこち間違いがあり、悩まされた。こんなに間違いの多いテキストが出版されているというのも不思議な話だ。でも、悩んだ分、進歩がはやくなるような気もする。
 

 最近、小さなグッピーたちの成長が著しい。もはや幼グッピーとは呼べなくなってきたものもいる。餌をばくばく喰って大きくなるのはいいが、水の汚れが激しくなるのではと心配だ。彼らが無事育って、子供をガンガン生んでくれれば、最盛期の70匹を超えることも可能になるだろう。頑張れ!

2007年1月25日(朝)
  台所ハッチを作成中。テキストに「台所ハッチ」と書かれていたものの、何かわからず。インターネットで調べたところ、「料理などを出し入れするため、台所と食堂との間に設けた小さな窓口」であることがわかった。「多角形の一点収束」という操作が出てきた。「一点収束」はこれまでも、よく使ってきたが、多角形に対してやったことはなかった。テキストにある通り、多角形の場合は数段階の手順を踏まないと「一点収束」はできない。理屈がわからないので、テキスト通りにやるしかなかった。自分でやる必要がある場合にはどうしたら良いのだろうか。試行錯誤?あるいは、もう少ししたら、解説が出てくるのかな。
 

 Zの日本語学習は順調に進展中である。中級テキスト第2課の暗誦を終え、昨晩は一緒に第三課の朗読をした。この調子で行けば、来週中には第4課ぐらいまではいくことができるのではないか。初級とは比較にならないぐらいの量なのによく頑張っている。暗誦は、先へ行けば行くほど、復習が大変になるから第5課を超えた辺りが一つの山場だろう。第10課まで行けば、相当な進歩があるのではないかと期待している。最近は、やる気満々で、私がパソコンをいじっている間、やたらに日本語で話しかけてくる。その度に間違っている部分を言い直してやらなければならないので、少し大変だ。中級テキストの暗誦が終われば、一級検定合格を目指して勉強を始めることも夢ではない。このままテンションを維持し続けてくれることを祈る。

2007年1月28日(朝)
 昨日は、マカオへ行ってきた。先々月、大負けをしたショックが抜け切れていなかったが、再び挑戦することにした。たまたま同僚のSさんと一緒になり、相談の結果、これまで行ったことのなかった「Wynn(ウィン)」という昨年オープンしたばかりのカジノへ行くことになった。マカオのフェリー乗り場を出ると、「Wynn」行きのバスに乗車。十分弱で、「Wynn」に到着した。事前に集めた情報通り、マカオで一番有名なカジノ「リスボア」の対面にあった。物凄い大きさだ。
 裏口のような場所に下ろされて、中に入る。まずは内部を散策。これまで行っていた「金沙(サンズ)」と比べて、落ち着いた雰囲気の場所だ。ここのスロットは勝ち金をコインで払いも戻すのではなく、レシートを発行する方式だと聞いていた。レシート方式なんて初めてだから心配だなぁと感想を漏らしたところ、Sさんに「そんな(勝つ)心配はしなくていいよ」と笑顔で言われて「そうですね」と寂しく応答した。
 
 一回りしたところで、Sさんと別れ、スロットに挑戦!
 まずは、100HKドルで、軽く試し回し・・・。一度もフリーゲームに入ることなく、瞬く間に敗退。
 今度は、別のスロットに挑戦。思い切って500HKドルを入れる。このスロットは金のドラゴンマークが並ぶと大当たりになるのだ。実は、先々月、大負けしている最中、このスロットで2500HKドル出たことがあり、同じパターンで行けるのではないかと考え勝負してみたわけだ。クルクルクルッ、駄目。クルクルクルッ、駄目。クルクルクルッ、駄目。まぁ、そううまく行くわけないか、と自分を慰め始めたとき、ドラゴンがバババっと並んだ。クレジットがどんどん増えていく。これなら2500HKドルはかたい。ラッキー!クレジット2500で、500HKドルだから・・・と頭の中で指を折り計算をしていると、おや、すでに2500HKドルを超えている。期待に胸を膨らませながら待っていると、結局、33000クレジットを超えたところで停止した。やった!続けてしばらく回したが、これ以上出そうもないので払い戻しをした。6500HKドルと書かれたレシートが出てきた。
 
 初勝利である。マカオに来て、すでに13,4回になる。これまで一度たりともプラスにならなかったのに、今日こそは初めてプラスで帰れそうだ。
勢いに乗って1万HKドルを目指せないものか?そう考えて、同じドラゴンの別のスロットで勝負。気づかずにレートの高いスロットを選んでしまい、またたく間に500HKドルが機械に吸い込まれた。結局、「Wynn」では、プラス6500HKドル、マイナス1880HKドルで、合わせてプラス4700HKドルとなった。これ以上やっても勝てそうもないので、賭場を変えることにした。
 まず「リスボア」に移動してみたが、改装されていて、スロットの位置がわからず、すぐに出てきた。仕方がないので、タクシーに乗って、「金沙(サンズ)」に移動、ここで夕方5:30頃まで回し続けて、トントンで終わった。

 ともあれ、プラス4,700HKドルである。フェリー代と食事代を差し引いても4000HKドルのプラス。うーん、嬉しい。今日は、フェリー乗り場からみる、「金沙(サンズ)」の建物も、一層輝いて見えるから不思議だ。今回の勝ち分は、実は前回の大負け分とほぼ同金額なので、よく考えると勝ったうちに入らない。しかも、勝てたのは、最初に出た6500HKドルによるところが大きい。この一発がなければ今日も負けだったわけだ。やはり、スロットで勝つのは難しいということだろう。ともあれ、今回は初のプラスだ。次回こそは、1万 HKドルを出したいものだ。
2007年1月31日(朝)
 一番上が、台所ハッチ。真ん中が収納棚(背面はテキストの指示によって作成せず)。最後が現在とりかかっている階段の一段目。階段の作成では、また多角形の一点収束の技術が出てくるらしい。多角形の一点収束は、どうも理屈がわからない。なんとかはっきりさせたいところだ。
 

 

 

 グッピーの一匹が不調。尾びれに近い部分が稲妻型に曲がった雌グッピーだ。体型に問題があるにも関わらず、今まで一番元気だったのだが、ここへ来て急に体調を崩してしまっている。このグッピーは身体の曲がった部分をうまく利用して、あちこちの凹みに座るようにして、身を置くのが上手だったが、現在はその元気もなく水槽の底に蹲っている。以前、このグッピーを追い回していた雄グッピーが時々そばに寄り添っているので、ああ、痛みを分かち合っているのだなと思っていた。時々、身体を突っついたりしてもいる。突っつかれたほうは嫌がっているようだが、これも「気を確かに!」という意味で突っついてるのだと思っていた。実際、昇天間近のグッピーのそばには、他のグッピーが寄ってきて、しばしば時間をともにする傾向がみられる。ああ、魚同士にも、友情があるのだろうか。これまでそんな風に思っていた。
 ところが、今朝水槽を眺めていると、幼魚のうち一番小さなグッピーが、同じく一生懸命このグッピーを突っついているではないか。その様子をみると、どうしても「励ましの突っつき」であるように見えない。何かを食べているような感じである。もしや、死にかかったグッピーには寄生虫とかが発生していてそれを食べているのか?或いは、弱ったグッピーの皮が剥がれ始めていて、それを食べているのか?そんな感じである。
 果たして、幼いグッピーは何をやっているのか。専門家に尋ねたいところだ。