2008年12月(day044)

2008年12月(day044)


2008年12月1日
 最近、私が住んでいるアパートの周辺に露店が増えてきた。馴染みの運転手に尋ねたら、「あれはゴロツキたちがやらせてるんだ」とのこと。この街には以前からヤクザまがいのゴロツキたちが多く、小さな店の店主たちを脅しては金をせびり取っていた。店主たちが逆らうと、棒で店のものを片っ端から叩き壊してしまうのだ。店主は慌てて警察を呼ぶが、警官がやってきた頃にはゴロツキたちは姿をくらましてしまっており、手に負えなかった。
 そんな状況に転機がやってきた。街には、ゴロツキの他にもう一つ勢力があり、治安隊と呼ばれている。政府に所属する警官は限られた数しかおらず、出稼ぎ族で溢れる街の治安を守るには力不足だ。そこで、街独自の治安を維持するための組織が作られており、それが治安隊だ。それでは、治安隊が正義の味方かというとそうではなく、やっていることはゴロツキと変わらなかったりして、小遣い稼ぎに出稼ぎ族にたかったりすることもよくあるようだ。ひどいのになるとゴロツキ以上に悪く、きちんと組織されて表の顔をもっている分始末に負えないようだ。
 ある時、その治安隊を引退して商売を始めた者たちとゴロツキたちがぶつかり合い、ゴロツキたちが一旦は追い出されたのだ。だいぶ勢力を削られ、普段みかじめ料をとられていた店主や白タクの運ちゃんたちはだいぶ溜飲を下げた。それが半年ぐらい前のことだった。面子がなくなったのか、それからしばらくはゴロツキたちのうわさを聞かなくなったが、今度は露店経営の裏方として姿を現した。捲土重来というわけである。
 もともとある程度大きな勢力をもったゴロツキたち(ここまで来るとヤクザか?)はナイトクラブなどの経営に乗り出し、こうした小遣い稼ぎのようなことはもうやらなくなっているそうだ。小さな グループのゴロツキたちも、これを真似たのかもしれない。ナイトクラブを開くほどの資金力はないが、露店を開かせショバ代をとることぐらいはできるというわけだ。
 私はこうした露店を最初は冷ややかな目で眺めていた。常連客を相手にしている田舎の露店と違って、出稼ぎ族の多い街の露店は一発勝負のようなところがあり、衛生的に問題がある。その上、ゴロツキが裏にいるとあっては、どんな材料を使っているか知れたものではない。そう思っていたのだ。ところが、これらの露店に意外にも人気が出てきた。いつ見ても、人が周りに集っている。決して大勢ではなく、数人程度なのだが、客が絶えない。
 そんな様子を見ているうちに、私もだんだん気になってきて、ある日の夜食にとうとうこれらの露店の一つでお好み焼きのような食べ物を食べてしまった。それからは週に数回ぐらいは不定期に露店に通っている。今夜は「回味豆腐焼き」と看板を出している露店で焼き豆腐を夜食にした。焼き豆腐一枚で1RMB。下の写真は3RMB分だ。唐辛子がぴりっときいて飽きのこない味だ。露店 で出される食べ物は使われている油の質が悪いから毎日は食べられないが、たまに利用すると良い気分転換になる。しばらく、はまりそうだ。
 

2008年12月7日
 中国は比較的安全な国だろうと思ってきた。銃が許可されていないし、暴力を伴った政治活動も少ない。抗日活動は怖いが、その間遠出しないようにしていれば良いだけ だから、対応がわかりやすい。 外国人目当ての強盗が稀にあるが、ほとんどは夜遊びに出て襲われたりするケースで、普通に暮らしている分にはそういう危険に出会う可能性は少なかった。
 ところが、金融危機とともに、不景気なニュースが頻繁に流れ出し、さらに工場の倒産が相次ぐに従って、最近は危険度の高い犯罪が身近になってきた。ここ数ヶ月の間に、会社の中国人スタッフがナイフでめったぎりされ入院したり、近くの会社の日本人が強盗に遭ったりと比較的大きな事件が連続して発生した。真偽はわからないが東莞のほうでは日本人が数人拉致されて身包み剥がれたという話も聞いた。そして先日は数十万RMBの強盗事件が近くの街で発生した。日本人、中国人関係なく大きな犯罪に巻き込まれているのだ。正直恐ろしくてならない時がある。
 問題には対策。護身用品が必要だ。私がそう考えたのも不思議ではないだろう。さっそくインターネットで護身用品を探すことにした。最初に思いついたのが 以前も検討したことがある「スタンガン」だ。これは映画でもよく見る。効果は間違いないだろう。しかし、日本からと取り寄せようとしても、中国の税関でひっかかってしまい持ち込めそうもない。相手に接触させなければならないから、それに失敗するともう終わりという気もする。ナイフVSスタンガンとなった場合、どっちが強いかも不明だ。
 次に見つけたのは鉄製の扇子。これで叩かれたら相当痛そうだ。意外性もある。しかし、リーチがない。中国の税関は通過できそうだが、スタンガンと一緒でナイフVS鉄製扇子となった場合、どっちが強いか不明だ。いや、 どうもナイフに分がありそうな気がする。
 やはりリーチがある武器じゃないとキツイ。家に強盗が入ってきたときのことを考えると、「さすまた」なんかも良いと思うけれども、通勤時に使えないし、中国の税関も通るかどうか怪しい。なにしろ長すぎる。日本から取り寄せるぐらいだったら、そこらの金具屋に作らせるほうが現実的かもしれない。
 ああ、良い護身具がない。こうなったら、守りに徹するか?そうだ。防刃チョッキなんかどうだろう。しかし値段を見て驚いた。一着5万円以上もする(安いのもあるが・・・)。しかも、重量もけっこうある。日常着るには無理がありそうだ。夏に使えないし。打つ手なし。
 そう考え始めていた時、Yahooショッピングで、「ひもヌンチャク」というのが目に入った。「ひもヌンチャク」?何だ、それは。クリックして、詳細を調べてみた。 写真をみると、ヌンチャクというよりも、自転車の荷台用のロープを組み合わせたものという感じだ。手元の部分はロープをぐるぐる巻きにしてあり(内側に鉄芯が入っているらしい)、先はロープが複数に別れ広がっている。説明文によると、これを相手に向かって振り、当たると服の上からでもみみず腫れができるほどの衝撃を与えることができるらしい。ヌンチャクというよりも、ムチに近いイメージだ。相手も避けにくいから、私のような素人でも少し練習すれば相手のナイフを叩き落すのも可能ではないか。大、中、小とあるらしいが、Yahooショッピングで乗っているのは「安全」(中?)と「大」のタイプだった。「大」は対ナイフ戦もOKとのこと(ナイフ相手に戦う気力があるかどうかは別だが)。値段は「安全」タイプが5000(日本)円強、「大」タイプが1万(日本)円強。一本ずつ買ってみようかな。
 その他、比較的使えそうな護身具としては、強力(太陽光の半分)なライトとか唐辛子の粒子が飛び出すスピットファイアーというものもあった。これらも中国の税関は通りそうだ。
 これから春節までの季節は特に治安が悪くなる。また、不景気は来年も続くと予測されていることから、今年職を失って帰郷し、春節後に都会へ戻ってきた出稼ぎ族が仕事を見つけられず、犯罪に走るという人もいる。つまり、春節後も、治安の悪さが続く可能性が十分あるのだ。波乱の2009年になるかもしれない。備えあれば憂いなし。早めに手を打っておくことにしよう。
2008年12月8日
 昨日、マイクを連れてZと一緒に近所の広場へ行ってきた。先週も行ったから、珍しく2週連続だ。先週と同様マイクは外へ出ると一歩も進もうとしない。四肢を突っ張って抵抗する。まだ外が怖いのだ。「おい、まだ無理だよ。俺が抱いていってやるよ」。私が言うが、Zは意に介さない。力ずくでZを引きずっていく。10メートルぐらい引きずったところで、諦めて、「いいわ。とりあえず抱いていきましょう」と宣言した。Zの四肢は道の埃にまみれてすっかり真っ黒だ。
 広場に近づいたところで、再びZを地面に放つ。「無理だろう・・・」という私の声を無視して、再びリードをひっぱりマイクを引きずるZ。しかし、今度はマイクも歩き出した。トコトコトコと先へ進む。「ほらね、大丈夫でしょ」。Zは鼻高々な様子で言った。いや、別にお前が偉いわけじゃないから・・・。
 広場は不景気にも関わらず、先週同様、人で溢れている。マイクはおっかなびっくり、私とZの間を行ったりきたりしながら、ついてくる。道行く人が珍しいようで、やや興奮気味だ。周囲のアトラクションが音を上げると、びっくりして縮こまる 姿が可愛い。
 先週来たときに気になっていたアトラクションの前で、私たちは立ち止まった。料金は1回10RMBと書いてある。1年ぐらい前まではどのアトラクションも5RMBだったが、ここのところの物価高を反映して値段もあがったようだ。この様子だと以前からあったアトラクションも値上げしているかもしれない。さて、このアトラクション、何で気になっていたかというと客が座っているシートがクライマックスには180度回転し、上下逆さになるのだ。それだけではない。さらにそのシートが一分間以上ぐるぐる回る。見ているだけで頭に血が上りそうなアトラクションなのだ。
 半年だか、1年前だかに着たときにはこのアトラクションはまだなかった。つまり、まだできて新しい。乗るなら今しかない。これ以上、時が経ってしまうと、錆びでどこかのネジが緩んだりパイプが折れたりの事故が起きないとも限らないからだ。そうなると、アトラクション自体がもつ面白さにプラス・アルファの恐怖が加わり、なお刺激があるかもしれないが、この年で大怪我をしたら治りも遅いことだろう。やはり今日乗ってしまおう。
 「乗るぞ!」。Zに告げ、入り口で料金を払った(Zは絶対乗らないので私だけ)。シートのそばで待っていると係員がやってきてシートカバーを開いてくれる。私が席に着くと、上からガチャリとカバーをかけ鍵をかけた。さらにその上から安全ベルトを閉める。うん、これなら余程のこと(=シートごと落ちる)がない限り安全だろう。幸いというか、私が座っている一角には他の客がいない。これなら、いくら私が重くても大丈夫だ、大丈夫なはずだ。
 やがて、全体の支柱が回転を始め、シートが斜めになっていく。ゆっくりとシートも回転を始めた。グルーン、グルーン。そして、最上段までいき、クライマックス!グルグルグルグル、グルグルグルグル。何しろ、180度逆さになったままだから、全ての体重が肩にかかる。骨の弱い人だったら、鎖骨が折れてしまうのではないか。それでも、目いっぱい明るい顔を見せて、耐えた。下で見ているZに弱味は見せられないからだ。耐えること一分間、再びゆっくりとシートが折り始め、無事地上へ降り立つことができた。マジで肩が痛い。その上、眩暈がする。こんなハードなアトラクションが公園みたいな広場に設置されているところが中国の偉大さだ。そのうち、知り合いの誰かにも、この感動を共有してもらうとしよう。
 この派手なアトラクションの他にも、市内にある「歓楽谷」遊園地にあるのと同型(ただし小型)の回転巨大ブランコもあった。これは以外にも1回5RMB。一度に大勢乗れるから、コスト・パフォーマンスが良いのかもしれない。そんなこんなで、散歩は終了。これからも、マイクの散歩に良く来ることだろうから、次は巨大ブランコに挑戦してみるとするか。
 

 

2008年12月20日
 今日はマイクの食事について書く。当初、マイクの主食はよくある通り、ドッグフードだった。もう、それはこちらが驚くぐらいの勢いで食らいつき、食べまくった。ところが、しばらくして、Zが私たちのご飯やおかずのあまりをやるようになって、徐々に様子が変わっていった。ドッグフードをやっても、プイッとそっぽを向き、食べなくなったのだ。副食品のビーフジャッキーなどは食べるのだが、ドッグフードはどうしても食べない。
 夕食はごはんやおかずのあまりがあるから良いが、朝食はご飯を炊いたりしないので、ドッグフードを食べられないようだとちょっと困る。試しにそのままにして放っておくと、腹が減ってきてどうしようもなくなるとドックフードでも食べるということがわかったが、少なくとも朝起きた直後などは以前のようにドッグフードに飛びつくということはなくなった。「こんな不味いものは食べられない」という様子なのだ。それで、副食品のビーフジャッキーをやると、「これこれ、これを待っていた!」と口に咥えて部屋の隅に走り去っていく。ビーフジャッキーはコストが高いので、これが習慣になってしまっては大変だ。なんとか対策を打ち出さなくてはいけない。
 そこで、ドックフードに牛乳を混ぜて食べさせることにした。これは大当たり。綺麗にドッグフードを平らげてくれた。しかし、喜んだのもつかの間、数日後には、牛乳のみを啜り上げることを覚えてしまい、お皿の中にべとべとになったドッグフードが残されるという現象が発生するようになった。あらら。
 だが、これでメゲル私ではない。今度はヨーグルトとドッグフードを混ぜるという作戦に出た。これは効果があった。ちゃんと残さずに全部食べる。ヨーグルトとなるとコストが高いから、初期の目的を逸脱し始めているような気もするが、まぁ、良い。人間の知恵の勝利だ。人間が犬に負けるわけにはいかないのだ。ところが、これで終わらなかった。さらに数日経つと、牛乳のときと同様に、ヨーグルトだけを舐めあげて、再びドッグフードを残してしまうようになったのだ。オノレ!私の負けじ魂が燃え上がった。このまま引き下がるわけにはいかない。しかし、良い手がない。どうしたものか・・・。
 数日考えた末、名案を思いついた。ドッグフードにマヨネーズを混ぜるのだ。かなり美味しくなるはずだ。だが、失敗したら、Zに馬鹿にされそうだ。うーん、しばらく悩んだが、とにかくやってみることにした。皿に入れたドッグフードにマヨネーズをかけて、慎重に混ぜる。あれっ、うまく混ざらない。一瞬戸惑ったが、さらに続けるうちに馴染んできて、うまく交じり合うようになった。
 さあ、どうだ。料理の鉄人になった気持ちで、皿をマックの前に出した。マックは「なんだ、これは」と怪しげな表情を見せたが、パクッと一口食べた後は早かった。パクパク、パクパクと瞬く間に平らげた。おおっ、大成功だ。二日目はマヨネーズの量を減らしてやってみた。昨日と同様に完食。相当マヨネーズが気に入ったようだ。Zも驚いている。それから数日、ずっと続けているが、いまだに飽きる様子はない。牛乳やヨーグルトの場合は、あくまで牛乳・ヨーグルトの味を楽しむために、ドッグフードを食べていたから、駄目だったのだ。マヨネーズの場合は、マヨネーズがドッグフードの味を引き立てているからうまくいっているに違いない。マヨネーズの量はだいぶ少なくても良いようなので、コスト的にもそれほどアップとならない。飽きずに食べ続けてくれるとありがたい。もし、これが失敗に終わったら、今度はゴマ油を試してみるとしよう。
2008年12月21日
 先日発注した護身具「ひもヌンチャク」が到着した。大と中(安全タイプ)の一本ずつだ。下の写真は「大」のもの。小さな鈴もついていたのだが、それは外した。予想通りというか、外見は強力な威力を秘めているようには見えない。なんといっても、重量が軽い。これで本当に護身できるのかとさえ感じられたが、実際に一振りしてみると、「ビュッ」と風を切る恐ろしい音が鳴り響いた。「ビュッ、ビュッ、ビュッ」。数年前に買って、放ったらかしにしてある縦置き型のパンチングボールを叩いてみると、「バシッ!」っといかにも痛そうな音が出た。これが当たったら相当痛いだろう。
 「大」の方は対刃物もOKということで、ややリーチが長い。ズボンのポケットに入れると少しはみ出してしまう。「中」の方は楽々ポケットに入る大きさだ。上着の脇のポケットにも収まるので、携帯に便利だろう。
 ポケットからはみ出してしまうのが難点だが、個人的にはやはりリーチのある「大」が安心できる。相手が武器をもっていた場合にも、余裕をもって対応できそうだからだ。女性がストーカー対策に使用するなら、「中」で十分なことだろう。「大」も「中」も驚くほど軽いから、通勤途中に持っていても苦にならない。本当に良い護身具が手に入った。
 欲を言えば、右手に「ひもヌンチャク」、左手に「盾」といきたいが、それでは「ローマの騎士」みたいになってしまって、道端で警察につかまりそうだ。ちと、無理か。
 

2008年12月28日
 とうとう年末となった。過去数年、毎年のように旅行へ行ったが、今年は日帰り以外ではどこにも旅行へ出かけなかった。良いこと、悪いこと、諸事情が重なって遠出をする気になれなかったのだ。
 生活全般はずいぶんと安定してきた。なにしろ、現在の工場で勤め始めるまでは、一つの会社では最長で2年半ほどしか働いたことがなかった。それが、現在のところでは、すでに6年と半年弱となっている。安定もするはずだ。
 一方で、すでに年齢は43歳となった。新しい仕事を見つけるとなると、ずいぶん大変なことだろうと予測される。そこへ来て、現在の世界金融危機である。うちの工場でも、絶え間なくリストラが続けられている状況であり、一部門を任されているとは言え、現地採用員という身分ではいつリストラの対象となるかわからない不安定さを抱えている。
 中国ならではの良さもある。生活費が安いから、わずかな蓄えで長く持ちこたえることができる。家賃も安いから、同じ金額で日本の2倍も3倍もの期間生活していくことができるのだ。その間、じっくり新しい仕事を探せばよい。
 しかし、日本にいるときと異なり、簡単にアルバイトをするわけにいかず、一旦蓄えが尽きると途端ににっちもさっちもいかなくなる。 労働ビザが必要だから、事務系の職がないから肉体労働でというわけにいかないのだ。今はZという中国人の伴侶がいるから、屋台でもやるか・・・?という選択肢も考えられるが、貯金ができるレベルに達することが非常に難しいだろうから、 蓄えが尽きたら帰国せざるえなくなる可能性が高い。しかし、帰国したところで、この金融危機の最中に、そうそう仕事が見つかるものでもないだろう。苦労するのが目に見えている。
 過去の私の場合、(日本で)にっちもさっちもいかなくなったら、派遣労働の工場か旅館のアルバイトというのがマイ・セーフティネットだった (当時は形式は請負でも内実は派遣だった)。しかし、日本のニュースを見る限り、派遣労働の仕事に就ける可能性は相当低そうだ。すでに若くないからなおさらだ。旅館がどうというニュースはないが、経済が冷え込めば、旅館の仕事も減っていることだろう。
 そうやって考えていくと、今の安定のすぐ裏には相当な危機が待っているとも言える。 いざとなったら、農家の手伝いでも、ゴミの片付けでも何でもやるつもりであるが、体がついていくかどうか・・・。だいたい、若い頃と違って、明日への可能性に期待しにくくなる。一筋の光も見えなくなったとしたら、辛いときに頑張れるかどうかわからない。本当にヤバイ。いずれにせよ、最後は体力だ。今年はさぼり癖がついて、ほとんど運動をしなかった。来年、いや、今からでも運動を始めるべきだろう。そうだ。とりあえず、スクワットをやることにしよう!(さっそくスクワットをやってみたのだが、マイクにまとわりつかれて大変だった。ついでに腕立て伏せもやったのだが、同じくマイクにそこらじゅう噛み付かれた)。

 そうそう、良いこともあった。マクドナルドが近所のデパートの中にオープンしそうなのだ。これまで、ケンタッキーは徒歩圏内に2軒もあったのだが、マクドナルドは遠くて車かバイクでなければ行けなかった。ここに着たばかりの頃はタクシーが安かったので、それでも気が向けばいっていたのだが、最近はタクシー代が2倍ぐらいまで上がってしまい、気軽にいけなくなってしまった。だから、ずっとこの時を待っていたのだ。こちらの工事は速いから、来年の1月中にオープンする可能性もある。或いは春節明けか?いずれにせよ、待ち遠しい。
 これで、徒歩圏内に「ケンタッキー」、「マクドナルド」、「真功夫」が揃った。あとは、「永和大王」が来て欲しい。「真功夫」も同じく中華ファースト・チェーンなのだが、品数が限られているので、しょっちゅう利用する気にならないのだ。「永和大王」なら、一般的な中華料理はだいたいあるし、配達をやってくれるところもあるから、非常に有難い。しかし、今回の金融危機で、多くの出店計画は取りやめになったことだろうから、当分は期待薄だ。どうなることやら、2009年。