「衛国路」から「福寧路」へと曲がる。ここはまだ未開発地区らしく、古い街並みが残っている。こういった古い街並みをそのままの趣を残して改装すれば、それだけでも観光地になると思うのだがなかなかそうはいかないらしい。そんなことを考えるのは観光する側のわがままというものか。そんなことを考えながら、ふと横をみると懐かしい雰囲気の小道がある。子供の頃遊んだ路地裏を思い出した。こんな暖かい感じの小道も数年先にはなくなってしまうのかと思うと非常に残念だ。
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【古い街並み】 |
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【路地裏】 |
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「福寧路」から「蓮花路」、そして「汾江中路」を通り、ホテルへ戻る(15:15)。たいした距離を歩いたわけでもないのにバテバテ。やはり、風邪で寝込んでいたのが響いているのだろう。
1時間ほど休憩し、4時10分に再度出発。地図を見渡したところ、短時間で行けそうな名所はあまりないが、「呉勤烈士陵園」というところが手頃そうだ。直接バイタクで向かうことにした。価格交渉に入ると、「10元」といきなり言い切られた。リュックを背負っているので、外国人だと見抜かれているらしい。明らかにボッタクリ価格だ。それでも、いろいろ言い合いしているうちに、「8元」、「6元」、「5元」と下がってきたので、そこで手を打った。佛山のバイタクは運転手も客もヘルメットをしなければならない。見てみると、一般人もバイクに乗っている人は必ずヘルメットをしている。かなり取締りが厳しいようでだ。もっとも大半の人がかぶっているヘルメットは手で押しただけで壊れそうな、安っぽいものだ。安全のためというより、法律のためという感じだ。バイタクの運転手に聞いたところ、なんと5元(日本円で70円ぐらい)で買えるものだそうだ。ちなみに、佛山では人力車は全くと言っていいほどみかけない。同じ規模の潮州市などでは人力車だらけだというのに、これはどういうことだろう?
説明書きを読むと、どうやら「呉勤烈士陵園」は抗日戦争で亡くなった方を祭ってあるところらしい。面積は30平方メートルぐらいしかない。とりあえず、写真だけとる。
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【呉勤烈士陵園】 |
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次に、すぐそばにある(はずの)「呉勤故居」というところに向かう。「呉勤」という人の生家というところだろう。しかし、この「呉勤故居」は探しても探しても見つからない。1時間ほど歩き回っても見つからないので、とうとう諦めることにした。
それでは次へ・・・と考え、バイタクに乗り移動をしている最中にちょっとしたトラブルが発生。何が起こったは秘密だ。このトラブルですっかりやる気をなくし、ピザ・ハットでピザを食べることに決めた。元気は食事から!が合言葉だ。しかし、ここでもうまくいかない。一人分用の6インチのピザは土日は販売していないのだそうだ。結局、食べたくもないスパゲッティを食べるはめになった。ハズレの日は何をやってもうまくいかないものだ。そもそも、体力がないのがいけない。
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【商業中心街(城門頭路と祖廟路が交差しているところ)】 |
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こういう時は本屋だ!そう思い立ち、バイタクで佛山最大の本屋に行ってもらう。しかし、ここでもがっかり。10平方メートルぐらいしかない小書店だったのだ。いくらなんでも、ここが佛山市最大の本屋とは思えないが?という大きさだが、バイタクの運ちゃんはここが一番大きいと言い張る。疲れ切っていたので妥協して降りた。品揃えも悪いので地図だけ買って店を出る。
後はホテルへ戻って(19:00)、お休み。さえない一日だったが、リハビリだったと思って諦めよう。
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