2005年3月6日 |
2005年3月(day018)
昨日は、Z用のPCを購入。
初心者用ということで、廉価な組立PCを作ってもらうつもりで、CPUをセレロン(4?)1.8ヘルツ、メモリはDDRの128MB、HDDを40GB・・・などなどと注文を並べていった。結果、ハードは総額2450RMB。日本円にすると、3万5千円ぐらいだ。予想以上に安く収まって(私の財布も)ホッっと一息。アパートに持ち帰って配線をすると、Zはさっそくタイピングの練習を始めた。初めてのマイPCということで、かなり嬉しそうだ。とりあえず、タイピングをマスターしてもらうとして、次のステップを用意しなければならない。何がいいかなぁ。
Zの日本語学習は、順調に進行中。現在、30課まで終了。今日の散歩中には、30課のフレーズをいくつか暗誦してみせ、私をびっくりさせた。このまま50課(初級テキストの最後)まで頑張ってくれれば、日常会話はスムーズにできるようになるだろうし、何よりも、私が手を貸さなくても自分で勉強ができるようになるはずだ。そうなれば、中級マスターも夢ではない。・・・、待てよ。私の中国語を追い抜く日が来たりして・・・。いや、いや、まだまだ大丈夫だろう。多分。
本日、「紀暁嵐 第3部」のDVDを購入。私はこのドラマが大好きで、第3部が発売されてからずっと買いたかったのだが、ここ半年はZの勉強を兼ねて日本語のドラマを観ることにしていたので、なかなか購入に至らなかった。だが、もう大丈夫だろうということで、購入に踏み切った。
さっそく、第1集と第2集と観る。第1部と第2部で活躍したヒロイン小月は、とうとうお嫁に行き、ドラマからは外れた。そして、新しいヒロインが登場。新ヒロインは旧ヒロインを超えられるか?まぁ、ヒロインはされおいて、紀暁嵐は相変わらず
面白い。そして、和大人を演ずる王剛。あのシツコサがたまらない。喜劇をやらせても悲劇をやらせても素晴らしい演技を見せる王剛。当分は楽しめそうだ。 |
2005年3月10日 |
最近、街の隅の方まで足を伸ばして(途中まではタクシー)散歩をしてみたところ、新しい喫茶店がオープンしていることに気づいた。「両岸コーヒー店」である。このコーヒー店も、「名典」、「上島」、「佰朗」、「迪欧」等と同じくチェーン店を構成しているようで、ときどき見かける。「ときどき見かける」と書いてしまったので、実際にはどこにオープンしているのだろうと、インターネットで調べたところ、中国全土でわずか15店しかない。その中で広東省にあるのは(私の住む街にオープンした新規店を含めて)わずか3店である。ということは、「ときどき見ていたと思っていた」のは隣の隣の鎮にある「両岸コーヒー店」一店のことだけを意味しているのかもしれない。福建省にも数店あるようだから、旅行のときに見かけたという可能性もあるが・・・。
さて、この「両岸コーヒー店」、浙江省を拠点に伸びてきた台湾系のチェーン店らしい。「名典」、「上島」、「佰朗」のような量産系ではなく、「迪欧」のような高級店を目指しているようだ。ただ、コーヒー店だけではなく、鉄板焼き屋や日本料理屋も運営しているらしい。(これらの店がチェーン店数に加えられているかどうかはまだ不明である)。さて、入店して食事をしてみたところ、食事の味は他のコーヒー店より品数が豊富ではるかに美味しい。ただし、料金も高い。スタッフの態度も良い。ほぼ「迪欧」と同じレベルである。ただし、お店のクリーン度が「迪欧」より落ちた。「迪欧」では、スタッフが絶えず床の掃除をしており、ピカピカの状態であるが、この「両岸コーヒー店」は掃除のオバチャンだけの仕事らしく、タイルの上も、フローリングの上も、モップの模様だらけであった。豪華な内装をしてあるだけに残念だ。
一度はコーヒーのみ、二度目はシーフードドリアを食べた。次はステーキを食べてみようかな。ステーキが美味しかったら、しょっちゅう行くことになるかも。でも、あのモップ模様だけは何とかしてほしい。もっとも中国人の客は気にしていないようだから、あれでいいのか? |
2005年3月13日 |
昨日は、銀行カードをとりに香港まで出かけた。先日、ATMに飲み込まれてしまったカードを紛失処理にしたので、その再発行分である。前回と同様、羅湖経由で行くことにする。羅湖経由は、バスと電車の両方を利用しなければならないので、福永港からフェリーで行くのと比べると、倍は疲れる。しかし、交通費が150RMB近く少なくて済むのだ。普段は気にするほどの金額でもないのだが、ここしばらく大きな出費が続いている。ちょっとは節約しないといけないと思い、羅湖経由としたわけだ。カードの受け取りはスムーズに行ったのだが、雨と疲労が祟って、若干風邪気味となった。
最近は、インターネットで学んだ「首の裏に湯たんぽ」療法で、風邪を追っ払ってきたが、今回はどうか。これを無事乗り越えられたら、この民間療法も本物だ。以前に覚えた「生しょうが+小麦粉」も効くことは効くのだが、どちらかというと、かかってから対処の要素が強い上に、作るのが面倒という大きな弱点があった。ネトネトするので、他の場所にはね飛ばないように気を使わなければならないというのも痛い。この「首の裏に湯たんぽ」は準備するものはお湯だけだから、非常に簡単この上ない。そのうち、実験結果をご報告します。
本日は、LANケーブルを購入。Zのパソコンをインターネットに接続させるためだ。私はADSLルーターをもっているので、本来ならば、線を差し込んで、ZのパソコンをちょこちょこいじるだけでOKだった。だが、ルーター経由だとどういうわけかネットワークトラブルが生じ易く、最近はもっぱらモデムで直接ダイアルアップしていた。ひさしぶりにルーターを取り出してみたが、もはやIPアドレスも覚えていない。やっとのことで付属CDを取り出し、マニュアルを読みながら再設定開始。悪戦苦闘を1時間ほど続け、なんとか接続成功。さらに、Zのコンピュータにウィルス対策ソフトを入れて、「ほら、Z!インターネットができるようになったよ」と伝える。
Zは目を輝かせて、ネットサーフィンにとりかかる。ところが、ブラウザのトップページに私の「華南の靴」を設定したのがいけなかった。しばらくし、「○○(私の名前)、こっちに来てと声がかかった。「ここ(私の日記のバレンタインデー事件の部分)に私の悪口書いているでしょ。ひどいわ!」と大騒ぎ。「いや、悪口じゃないよ」。「嘘!ほら、ここみてご覧なさいよ」。(いや~、けっこう読めるもんなんだなー)と感心しつつ防戦をする。「だから、少しは面白いことも書かないとさ・・・○▲×」。
なんとかなだめて、本日は乗り切った。うーん、これからちょっと大変だなぁ。 |
2005年3月20日 |
昨日は、深セン市内へ出かけた。まず、羅湖までバスで行く(25RMB/人)。今年になって、全てのバスが新しい中大型バスに入れ替わったので、快適度が大幅アップだ。特に、最後部座席まできちんと真中で分かれているのが素晴らしい。
羅湖に着くと、東門までは徒歩。東門の入り口近くで、「酸辣粉(5RMB)」を食べる。Zの大好物で、最初の頃は仕方なく付き合っていたのだが、一緒に何度か食べるうちに、(けっこううまいな)と思うようになってしまった。食事関係は、一緒にいるうちに好みがだんだん似てくるようだ。それから、Zはショッピング。私はたこ焼き屋へと二手に分かれる。Zのショッピングに付き合っているときりがないので、東門では時間だけ決めて別行動にすることにしている。今日は、主要な目的はZのパソコン用のウィルス対策ソフトを購入することなので、東門ではあまり時間を使えない。30分だけと時間を区切って分かれた。
たこ焼き屋は相変わらず大盛況。作る先から飛ぶように売れていく。3個4RMBと、中国の物価からするとずいぶん高いが、大人気だ。このたこ焼き屋が私の住んでいる街へ進出してくる日もそう遠くないのではなかろうか。もっとも、最近、肉・卵入り大判焼き(1個1RMB)が流行し始めたぐらいだから、まだ数年はかかるかな?
たこ焼きを食べたあとはやることもないので、Zが帰ってくるのをマクドナルドの前でひたすら待つ。ただ待っているだけだと、いつ戻ってくるかわからないので、携帯電話で何度か催促していると、ようやく戻ってきた。たった30分の間にパジャマやらアクセサリーやらをたくさん買い込んできている。女のショッピングは恐ろしい。
今度は、地下鉄に乗って、「華強路」まで行く。市民の足としてすっかり馴染んできたようで、以前に乗ったときのような混乱はない。現在の列車の位置を示す電光掲示板もきちんと働いているようだ。ただ、下車側のドアを示すランプはまだシステムに組み込まれていないのか、点灯していなかった。運行しながら少しずつ直していくというのは、いかにも中国らしい。
華強路では、パソコンショップ街へまっすぐ進み(Zが途中で喉が渇いたとうるさいので、マクドナルドに立ち寄ったが・・・)、ウィルス対策ソフトを購入。定価198RMBの瑞星2005を値切って95RMBで購入することができた。中国製ウィルス対策ソフトは値段の変動が激しくて、値切るのが非常に難しい。でも、95RMBなら、まずまずの値段だろう。
それから、Zのパソコン学習用の本を探す。なかなかいいのがない。結局、「書城(もと深セン最大の本屋)」まで足を伸ばすことにし、再び地下鉄に乗って、今度は「大劇院」で下車。地下鉄が主要な行き先をほとんど網羅しているので非常に便利だ。ただ、まだ自動販売機が少ないので、チケット(=ICコイン)を買うためにしばらく並ばなければならないのが難点である。しょっちゅう来るのであれば、プリペイド方式のICカードを購入したほうが便利だろう。次に来るときは、購入を検討するとしよう。
「書城」に着くと、今度は私が喉が渇いてきたので、1Fにある「セブンイレブン」でジュースを購入。驚いたことにキリンの缶コーヒー「Fire」が3.5RMBで売っている。上海製だ。ジャスコで売っていたら、帰りに買っていくことにしよう。Zは魚肉を丸めたオデンを買って美味しそうに食べている。
「書城」で、EXCELの本やらWindows学習用のソフトやらを購入。そして、地下鉄へ。今日は地下鉄フル活用の日だ。「科学館」で下車し、ジャスコへ。ジャスコで雑誌とお寿司を買って、帰りはタクシー。交渉がすんなりいって、130RMBでアパートのある街へと無事到着。ハードな行軍だったので、アパートに着いたときは、さすがに二人ともぐったりとなっていた。ちなみに、ジャスコでも上海製「Fire」が売っていたので購入してみたが、あまり美味しくなかった。日本製にあったような透明感に欠けているように思う。ただ、若干体調を崩しているので、もしかしたら、そのせいで美味しく感じられないだけかもしれない。 |
2005年3月21日 |
昨日は、私が住んでいる街にある電子城(パソコンショップが集まっている建物)へ行った。壊れたプリンタを修理してもらうためである。修理してもらっている最中にお店のプリンタに妙なタンクがついているのを発見した。よくみると、タンクが4つに分かれている。一つがブラックインクで残りがカラーインクだ。どうやら、このタンクからインクがカートリッジに補充される仕組みになっているらしい。
私は、Zの日本語教材用に印刷をすることがかなり多い。だから、インクの補充には普段から苦労している。メーカー製カートリッジやサードパーティ製カートリッジを使用すれば、問題は少ないのだが、カートリッジが使い捨てになるので、どうしても割高だ。そこで、サードパーティ製のインクを買ってきて、カートリッジに補充する方法をとっている。ところが私は不器用なので、いつもこぼしたりして手が真っ黒になってしまうのだ。
目の前にあるインク補充システムを使えば、この苦労がなくなるのではないか。すくなくとも、補充の回数が減らせて、大変楽になりそうだ。「これはいくらなの?」。「250RMBだよ」。「高い。200RMBぐらいにならない?」。「それは無理だよ。別の店で聞いてもらってもいいよ」。「うーん、高いよ。まけてよ」。「じゃあ、230RMB」。「わかった。220RMBでどう?」。「そりゃないよ。そんな風に値切られてもねぇ」。「220RMBだったら、この場で決定するからさ」。「わかった、わかった」。で、購入決定。すんなり値切れたようだけれども、よく考えてみれば、他の店との比較をしていない。ぼられている可能性もあるなぁと思ったが、この補充システムの魅力に負けて、衝動買いしてしまった。
プリンタの修理を終えて、インク補充システムを装着。テスト印刷も成功した。使用感は後日、ご報告致します。 |
2005年3月28日 |
先週の土曜日に、近所のデパートで電子レンジを購入した。東莞に住んでいたときに購入した電子レンジが一年半ほど前に壊れ、ずっとほったらかしにしてあった。ドアを開くと動き始めるという大変危険な壊れ方である。修理しようとも考えたのだが、下手な修理をされて、マイクロウェーブが外にまで飛んでくると困る。といって、牛乳を沸かすときぐらいにしか使わないのに新しく買うのもなぁー、と思っていた。
ところが、昨年からZが一緒に住むようになり、食事を作ってくれるようになった。モロに中国人式で、とにかくたくさん作る。大食漢の私も、さすがに食べきれないことが多い。そうすると、Zは惜しげもなく、全部ごみ箱に捨ててしまう。「多めの場合は、先に別の器に移しておいて、明日炒めなおして食べれば?」と提案してみたが、「まずくなるから、いらない」と言って聞かない。確かに炒めなおしたのでは美味しくないだろう。やはり、電子レンジが必要だなぁと思い始めて数ヶ月、ようやく購入を決心した次第である。
電気屋で、どれにしようかと悩んでいると、店員が(中)国産の「格蘭士(GALANZ)」をしつこく勧める。たしかに、「格蘭士(GALANZ)」は同じ価格帯では、機能が一番多く付いている。その上、見栄えも、ピカピカしていて派手だ。だが、何を隠そう、前回壊れた電子レンジが「格蘭士(GALANZ)」だったのだ。たまにしか使用しなかったのに、2年ほどで壊れてしまったので、非常にイメージが悪い。日本にいたときに買った三洋(だったかな?)の電子レンジは、6,7年以上はもったという記憶があるので、「格蘭士(GALANZ)」の壊れ方は中国メーカーの電子レンジに対する私の心象をひどく傷つけた。「やっぱり、日本メーカーのが一番だよ」。そうつぶやく私に対して、店員は「でも、格蘭士(GALANZ)の修理依頼率が一番少ないんですよ」と驚くべき発言をした。
それは、ナイダロ、と心の中で白目をむく私。このチェーン店は一体どんな仕組みでその数字を出しているんだろうとは疑問に思うが、こんなところで議論をしても仕方がない。黙って、パナソニックの電子レンジ(NN-K5440MF:698RMB)を指差し、「これに決めた」と宣言した。果たして、結果はいかに。日本メーカ製は本領を発揮できるか。 |
2005年3月30日 |
現在、水槽にいるグッピーは50匹以上に達していると思われる。大きいのと、中くらいので30匹ぐらい。そして、小さいのが20匹ぐらいである。私がそばによると、朝、まだ目覚めていないときを除いては、みんなすごい勢いで、寄ってくる。特に、私が会社から帰ってきたときが激しく、踊り狂っているという表現がぴったりなぐらいだ。これだけ喜ばれると、私もうれしくなって、ついつい餌をやりすぎてしまう。50匹もいると、あげてもあげても一瞬で食べきられてしまうので、一体どれぐらいが適量なのか全くわからない。
さきほど、私が来ると、「みんな」すごい勢いで寄ってくると書いたが、実は「みんな」ではない。ある一定の大きさ以上のグッピーだけが寄ってくるのだ。つまり、小さなグッピーは私が餌をあげていることを認識していないようだ。これはどういうことなのか。まだ脳みそが十分に発達していないため、私を認識できないのか。それとも、私の姿が現れると、餌が落ちてくるという仕組み(?)に気づいていないのか・・・。
ところで、グッピーたちは、本当に「私」を認識しているのだろうか。そこで、実験をしてみた。水槽の置いてある部屋へ行き、熱心にテレビを観ていたZに声をかける。「ちょっと水槽のそばに立ってくれないか」。「何よ」。「ホラ、グッピーたちを俺を認識できるかどうかを確認したいんだよ」。「〇〇(私の名前)、馬鹿」と言いながらも、立ち上がって協力してくれた。さあ、グッピーたちの行動はいかに!
おおっ、グッピーたちが寄ってくる。Zが「ほら、同じだよ」と半分あきれたように笑う。だ・が、私は気がついた。明らかにグッピーたちが寄ってくるスピードが遅かった。つまり、グッピーたちはこいつ(Z)からは餌がもらえるかどうか確信がもてなかったのだ。その上、踊り方も、かなりいい加減だった。私に対するときのような、熱意が感じられない。つまり、グッピーたちは私を認識できるのだ。それは、背の高さなのか、服の色なのかはわからないが・・・。嬉しいので、本日2回目の餌をやった。背中にあきれたというZの視線を強く感じるのは、気のせいであろうか。 |