2005年4月5日 |
しばらく前から、パソコンに異常が発生しており、時々ブルー画面が発生していた。最初はあまり気にしていなかったのだが、日に日に具合が悪くなっていくので、正面から対決することにした。ブルー画面のエラーを読むと、どうも「デバイスドライバ」に問題があるようだ。そこでシステム画面で各部品のデバイスドライバをチェックするが異常が見られない。先日、モニタを変えたからモニタ関連かなーといういい加減な考えで、なんとなくビデオカードのデバイスドライバをバージョンアップ。ところが、これがすんなりといかず、結局Zのパソコンについてきた最新のデバイスドライバをインストールしてようやくインストール完了。
問題はここで終わらない。ビデオカードのデバイスドライバがまともに動くようになったと思ったら、今度はネットワークカードが動かなくなった。エラーは出ないのだが、受信を一切行わないのだ。Zのパソコンでは問題なくインターネットができるので、ルーターの設定に間違いはない。ケーブルをZのパソコンのものと交換してみるが、それでも駄目。これは明らかにネットワークカードの問題だろう。そこで、私が仕事に出ている間に、Zにネットワークカード(DFE-530TX:50RMB、インターネット価格が85RMBだったので、本物かどうか若干疑問あり。パッケージは問題なし・・・)を買いに行ってもらい、帰宅後交換。ようやくインターネットができるようになった。結局、元凶はこのネットワークカードだったのだろうか。
トラブルは続くもので、続いて、DVD機の調子が悪くなった。完全に壊れているわけではなく、動くときと動かない時がある。要するに安定動作しないのだ。Zによると、DVDのメディアを何度か交換して挿入していくうちにうまく動くことがあり、その後、見たいDVDのメディアを挿入すればOKなのだそうだが、そんな悠長なことに付き合っていられない。「もったいない」というZの反対を押し切って、新しいDVDを購入。今度は(中)国産をやめて「Philips」にしてみた。以前は、中国のDVDは作りが荒いから、同じ中国製のDVDのほうが持ちがいいだろうと中国製を買ったが、2年ちょっとで具合が悪くなるようでは、駄目だ。やはり外国メーカーの方が安心だ。店員には(中)国産を勧められたが、「Philips
DVP-3005K」(729RMB)に決めた。しかし、ひさしぶりにDVD機をみて驚いた。すごーく薄くなっている。しかも、外国メーカーの製品の値段も(中)国産の製品とまったく変わらない。これはWTO加入の影響だろうか。
昨日は、宝安地区の中心へ出かけた。本来は広州へ出かける予定があったのだが、4月3日に起きた深センジャスコでのデモ騒ぎに留意してのことだ。深セン市内は明らかに問題ありだし、広州も保守的そうで何か危なそうだ。というわけで、近くの宝安地区中心に出かけることにしたのだ。ここは、市内に隣接しており、特区外の他の地域とはすこし違う雰囲気がある。ミニ特区内みたいな感じだ。
仕事でテレビ会議用のテレビの購入に来た以外では、ほぼ2年ぶりになる。感想としては、2年前とあまり変わっていないなという感じだったが、Zはすごく変わったといっていた。私は万佳百貨店周囲の街並みにしか注意を払っていなかったが、Zによると、マンション系の建物がずいぶんと増えているらしい。今回は、「西郷」という商店街をぶらぶらした。どちらかというと安い服を並べたお店がずらりと数百メートルに渡って続いている。食べ物のお店があまりないので、私にとっては面白くなかったが、Zはけっこう喜んでいた。ただ、最近は東門で買い物をすることが多いので目が肥えてきているのだろう。結局気に入ったものはなく、散歩するだけで終わった。宝安地区中心も広いので、次は別の場所も見てみたいなぁ。 |
2005年4月6日 |
昨晩からZと二人であるプランを実行し始めた。その名もフルーツダイエット。私の体重が人並みを相当超えてしまっているのは、この日記では周知の事実である。一方、Zはどちらかというと痩せ気味であった。私と出会った当初は。
ところが、私と一緒に暮らすようになってから、徐々にではあるが体型が変わり始めたのだ。もちろん、最初は、私が「最近、太ってきたねぇ~」とからかっても、「何言ってるのよ。そんなことを言うのはあなただけよ!」と取り合わなかったZだったが、ここしばらく真剣にダイエットに悩み始めていた。理由は、ジーパンがずいぶんきつくなってきたということらしい。そして、一昨日、「明日の朝から二人でバトミントンをしようよ」と投げかけてきた。もちろん、ダイエットのためである。
彼女のプロポーションがいいということは、私としても嬉しいので、適度なダイエットには賛成である。私が賛成することにも依存はない。だが、少々の運動では私の肥えた身体はびくともしないことは、すでに実証済みである。貴州にいた頃、毎日2,3時間はバトミントンをやっていたが、その分たくさんの飯を食うことになり、健康体ではあったかもしれないが、全く痩せなかった。それが、早朝30分のバトミントンで変わるわけもない。何より、毎朝外で運動というのは、治安の悪いこの辺りでは相当危険をともないそうな気がするし、そもそも長続きしそうもない。
それで、フルーツダイエットにした。それも無理なく続けるために、日月の休み(停電調整のため、現在は日曜日と月曜日が休みとなっている)を除いた夕食のみフルーツというプランだ。これなら、いける!果たして、二人は望みの身体を手に入れることができるだろうか。 |
2005年4月8日 |
本日、会社から帰る途中、新たな魚たちを仕入れてきた。3匹のシマウマ魚と2匹の赤い魚である。今日はZが外に遊びに行って帰ってきそうもないので、魚で遊ぼうというわけである。
現在の我が家の水槽の状況について説明すると、大きな水槽に50匹以上のグッピー、小さな水槽に1匹のシマウマ魚がいる(当初、これまでこの魚をメダカと呼んでいたが、ここでシマウマ魚に訂正させて頂く。泳ぎ方はメダカに似てツィー、ツィーと泳ぐのだが、この大きさはすでにメダカの域を越えている。というか、絶対メダカじゃない。それでとりあえず、シマウマ魚と命名することにした)。
この二つの水槽に3匹のシマウマ魚と2匹の赤い魚を導入しようというわけだ。シマウマ魚は凶悪で、なおかつ動きが素早い。水槽の掃除をしようと思っても、なかなか網に入ってくれず、大変な苦労をするので、本来私はこいつがあまり好きじゃない。そもそも、私がグッピー育成に苦労していた時期に、Zの奴がお店の人にねだって、私に黙ってもらってきたのが始まりだ。当時はグッピーが長生きせず、次々と昇天していく中、こいつだけがしぶとく生き残ってきたのだ。後にわかったことだが、このシマウマ魚は水道水をそのまま使用してもびくともしないつわものだ。その上、水槽の水をものすごい勢いで汚していく。あの当時グッピーが長生きしなかったのは、このシマウマ魚と一緒に飼っていたせいではないかと半ば疑っているぐらいである。
そうは言っても、生き物である。気に入らないからといって、捨ててしまうわけにもいかない。小さな水槽で飼って、寿命か病気でお亡くなりになるのを待とう・・・。そう考えて、数ヶ月。まったくびくともしない。ただ孤独に泳いでいるだけだ。この調子だとあと一年ぐらいは平気で生きていそうだ。つまり、その間、ずっと一人ぼっちというわけだ。うーん、それもちょっと惨い。仕方がない。1匹飼うのも、2匹買うのも同じだ。そういうわけで、3匹買ってきた。赤い魚の方は、お店の水槽でグッピーと共存していきているようなので、大人しそうだし、一緒に入れてみるかということで買うことに決めた。しかし、水槽から袋に移した段階で、お店の人が「この赤い魚はシマウマ魚より凶暴なのよ」と言い出したので、ちょっと買ったことを後悔・・・。私がみた限りでは大人しそうだったのになぁ。
アパートに着くと、魚たちを袋から洗面器に移した。とりあえず、全部小さな水槽に入れておこう。でも、その前に、パソコンの電源を入れておかねば。スィッチ・オン。さあ、お魚さん、お魚さん。水槽に入ろうね。・・・、あれ?1匹いないぞ。赤い魚が1匹しかいない。目の錯覚ではないよなぁ。さきほど捨ててしまった、移動用のビニル袋をチェック。いない。ということは、飛び出てしまったのだ。ヤバイ。床に懸命に目を走らせる。駄目だ。見つからない。落ち着け。まずは、洗面器の魚たちを水槽に移しておこう。ボチャ、ボチャ・・・、完了。
さあ、赤い魚はどこだ。洗面器はソファの上に置いてあったから、どうも、ソファの下が怪しい。きっと跳ね出て、ソファの間か、床からソファーの下にもぐりこんだに違いない。幸い、私のソファは一つずつ分かれている。まず、1つ目をそっとどかす。見つけても潰れてしまっては意味がない。・・・いない。2つ目、・・・いない。オイオイ、本当にいないよ。意外とすごく遠くまで行っていたりしてね。3つ目、・・・いたー。発見。まだ、ピョコピョコと飛び跳ねている。これなら、助かりそうだ。そっと摘み上げ、水槽に放り込む。魚は、しばらく、呆然としていたが無事に泳ぎだした。ふぅー、良かった。
さて、孤独だったシマウマ魚は仲間ができて大喜び。すぐに、同胞たちを認識し、いっしょに追いかけっこをしている。買ってきて良かった。一方、赤い魚たちは、非常に大人しい。これなら、グッピーたちと共存できそうだ。それで、さっそくグッピーたちのいる大きな水槽へ移してみる。ところが、若干、問題が発生。雌らしき方の動きが悪いのだ。小さな水槽に入れたときは、それなりに泳いでいたと思うのに、大きな水槽に入れた途端、底の方でじっとしている。大量のグッピーたちに圧倒されてしまったのか?或いは、水質の急激な変化についていけなかったのか。お店の人はシマウマ魚よりも、さらに丈夫だって言っていたけれどなぁ。
とにかく今は様子をみるしかない。頑張れ、赤い魚! |
2005年4月12日 |
一昨日、深セン市内へ出かけた。まず、Zの要望に合わせて東門へ行く。「酸辣粉(スワン・ラー・フェン)」を食べる。最近は、東門に来ると、「酸辣粉」がパターンになってしまった。言ってみれば、ただ辛いだけの食べ物なのだが、どうも習慣性があるみたいだ。
これを食べ終わると、自由行動。Zは服のショッピングに、私はたこ焼きを食べに行く。4RMBで三個なんだけど、これがうまいんだよなぁ。もちろん、日本のたこ焼きとは味が違うと思うのだけれど、もう日本のたこ焼きの味なんて忘れてしまっている。寂しい気もするが、多少日本のことを忘れてしまうようでないと長期的な中国滞在はつらくなる。
たこ焼きを食べ終わると、DVD屋をぐるりと回って、最後はマックカフェ(2F)で休憩。普通のマックのテーブルはすでにいっぱいだか、マックカフェはまだ席に余裕がある。考えてみれば、私は日本でもマックカフェに行ったことがない。そもそも、私がいたころマックカフェってオープンしてたっけ?ともあれ、チーズケーキ(15RMB)とカプチーノ(15,6RMB)を注文し、窓際の席で優雅なひと時を過ごす。ここからは東門に怒涛のように流れ込んでくる人たちを見れて楽しい。目の前に広場があって、ここはデートの待ち合わせにもよく使われるようで、若い男女があちこちでポツンと立って相手を待っている。ちなみに、このマックは、中国で一番最初にオープンしたマクドナルドらしい。そう考えると、なんかしみじみする。
Zから電話が掛かってきて、「どこにいるの?」と言うので、「マクドナルドの下だよ」と答える。そして、ショートメールで、「(正面の)ケンタッキーの階段の下で待っているから」と続けて発信。しばらくすると、正面のケンタッキーにZが出現。再び電話がなる。「どこにいるの?」。「(ここ・・・)」と答えようとした瞬間、2Fの私の席をにらむZと目が合った。「降りてきなさい。すぐ!」。うーん、手を振って楽しみたかったのに・・・。
「もー、すぐにわかったんだからね」と憤慨気味のZ。電話で操られたのが悔しいらしい。なだめながら、タクシーをつかまえて、ジャスコへ裏道から移動。タクシーの運転手によると、ジャスコへの表通りの道(「深南大道」)は抗日の大学生のデモで渋滞中らしい。うーん、危ない、危ない。
ジャスコの裏口から入ろうとしたが、なんと保安の人間が立ちはだかっている。立て札をみると、「臨時営業停止」とある。たくさんの客が入れずに入り口でたむろったままだ。「いつになったら開くんだ?」とたずねると、「わからない」とのこと。うーん、ここまで来て帰るのはしゃくだ。それに、まばらだが、中に客がいるではないか。「あの客はどうして中にいるの?」とたずねると、「あれは朝早く入った客だ。今、新たなお客さんは入れないことになっている」とのこと。
仕方ないので、近くの理髪店で、髪を切ってもらい時間稼ぎ。髪を切って、そろそろやっているだろうとジャスコへ向かうが残念ながら、シャッターが下りていた。今日は完全に閉鎖のようだ。うーん、残念。というか、ちょっと身の危険を感じるよ。もう、帰るしかないなぁ。
今回は買い物もできなかったので、私にとっては無駄足感が強し。とてもタクシーで帰る気分ではない。地下鉄で羅湖近くまで行き、「味千」で食事。そして、バスでアパートのある街まで戻る。その晩、インターネットで情報収集をしていて驚き。なんと、ジャスコのガラスドアが粉々に破壊されたらしい。危ない、危ない。 |
2005年4月13日 |
結局、赤い魚に続き、シマウマ魚たちも大きな水槽へ入れてしまった。なんと言っても、50匹以上のグッピー軍団。シマウマ魚が少々攻撃したところで、減る心配はないだろう。それに、可哀想だが、弱い奴が淘汰されたされたほうが、群れも強くなるかもしれないし・・・。
それが、10日の夜のこと。だが二日と経たないうちに、ぎょっとする結果が。一番小さかった3,4匹のグッピーたちが姿を消してしまったのだ。前日、水槽の掃除をするために、石の入ったガラス皿を除けてしまったのがまずかったらしい。逃げ場を失って、シマウマ魚に食われてしまったようだ。うーん、弱い奴が淘汰されるというよりも、幼魚だけが食われてしまった。弱肉強食の世界では小さいということは、弱いということなのか・・・。ちょっと心が痛むぞ。
だが、なんと言っても、50匹以上のグッピー軍団。そう簡単には負けはしないぞ。それに、最近は、水槽が飽和状態に近づいていたせいか雄の求愛行動がほとんどなかったのだが、幼魚が食べられてしまったのを機に、雄どもの求愛行動が一斉に始まった。やはり自然パワーはすごい。今度から、ちゃんと逃げ場を確保しておくようにしよう。そうすれば、本当に強い幼魚なら生き残ってくるはずだ。逞しく生きろよ。グッピーたちよ。(ちなみに、当初とまどっていた赤い魚たちであるが、今ではすっかり大きな水槽に馴染んでいる)。 |
2005年4月16日 |
昨日、帰宅後、グッピーに餌をやっていて気づいたのだが、どうも様子がおかしい。食いつきが著しく悪いのだ。全体的に食欲を失っている模様。そこで、今朝、心配しながら水槽を覗き込んだところ、やはり、元気がない。中にはボーっとしたまま動かないのまでいる。餌をやったが、ぽつぽつと食べるぐらいで普段の猛ダッシュ食いがない。水質の悪化が原因かなあ。水を少し交換してやると、ビックリして、一部反応がよくなるが、全体的には変わらない。しかも、じっくり水槽を眺めているうちに、昇天してしまっているグッピーを一匹発見。石の間に隠れるようにしてお亡くなりになっている。すくい上げて、葬った。一番巨大な雌グッピーのうちの一匹だった。冥福を祈る。
そうなると、原因は・・・?もしや、水温のせいではないか。そう言えば、先日暖かくなってきたときに、節電対策の一環として、水槽のヒーターを止めてしまった。それが、ここ数日、気候が冷え込んできたことによって影響を及ぼしているのかもしれない。なんと言っても、一応「熱帯魚」だから。
慌ててヒーターのスイッチをオンにする。さあ、どうか。すぐに水槽が温まるわけじゃないから、結果は仕事から戻ってみるまでわからないなぁ。うーん、頑張れよ、グッピー達。シマウマ魚と赤い魚は大丈夫だろうけど・・・。
さて、先週から始めたフルーツダイエットだが、開始一週間にて中止。Zが耐え切れなくなったためだ。土曜日の夜中に、(昼間炊いておいたものを電子レンジで暖めた)ご飯をもってきて、「食べていい?」と聞くのだ。「ダメに決まっているだろう。ご飯を食べるのは昼だけで、夕食以降はフルーツと決めたんだから」と答えると、憤慨して、「何で駄目なの!」と私を詰問し出した。「何でって、そう決めただろう」というと、「何で、何で、何で」と暴れだす。結局、説得してその場は収まったが、こんなことではとても続きそうもない。そこで、(肉なしの)野菜料理とご飯はOKにすることにした。「どうして変えたの?」と聞くので、「おまえが我慢できそうもないから」と答えると、「そんなことはない」と否定しながらも、かなり嬉しそうであった。
そして、三日間、野菜料理が続いたあと、今度は夜中にラーメンが食べたいと無理を言い出した。まぁ、肉なしならいいかと妥協したが、どうも先行きが不安になってきた。そこで、名案を思いついた。そういえば、しばらく行っていないが、野菜料理専門店が近くにあるではないか。野菜で作った肉もあって、あれなら肉料理の気分も味わえてベストだ。そういうわけで、昨日は野菜レストランに行ってきた。実に一年ぶりである。これまでも、体にいいからという理由で、何度かZを誘ってみたのだが、「あれは美味しくない」という理由で、一度行ったきりになっていたのだ。久しぶりに訪れてみると、メニューがずいぶん増えていた。
4品注文して、食べにかかる。Zも料理は上手な方だと思うが、野菜だけとなると、さすがに専門的の料理のほうが美味しい。なんと行っても、海鮮、肉素材ともに偽物とは言え、見た目は本物とほぼ同じだからだ。歯ごたえも十分だ。もっとも、食べた感じの大部分は、錯覚によってもたらされているだろうから、何度も食べていれば、だんだん体が受け付けなくなりそうな気もする。
会計を済ませてみると、意外に安く、全部で60RMB。3割引になっているとのことである。以前に来たときは、割高感が強かったのだが、これなら財布も痛まない。ダイエットの有力な味方になってくれそうだ。ここでは、野菜で作った肉の素材も売っているので、少し買ってみることにした。Zに頼んで明日からの料理に使ってもらうことにした。これらの商品も一品6,7RMBとずいぶん安い。品質は大丈夫かな?
ともあれ、ダイエットは継続中。さあ、どこまで続くか。 |
2005年4月20日 |
グッピーを飼っていて一番楽しいのは、幼魚が生まれる瞬間をみることである。とは言え、その瞬間に立ち会うのはそれほど容易なことではない。直接見えない石の陰で出産することもあるし、私が眠っている時間や出勤している時間に出産されてしまうことがあるからだ。そこで、次の楽しみとなるわけだが、これは生まれたばかりの幼魚が水槽をウロチョロしているのをみることである。可愛い小さなグッピーが懸命に泳いでいる姿をみるのはとても楽しい。ところが、グッピーには、幼魚を食べてしまうという悪い(?)癖がある。そこで、幼魚と大きなグッピーを分けて育てる必要が出てくるわけだが、今までやってみたところ、これが意外と難しいことがわかった。小さな水槽では温度変化が激しいせいか、コロコロと昇天してしまうのだ。そこで、現在では、親グッピーと同じ大きな水槽で育てることにしている。
親グッピーたちと一緒に育て、なおかつ餌食になるのを避けるには、幼魚たちが隠れられる場所を作ってやらねばならない。石とかサンゴとかを入れて体の大きなグッピーたちが入れない場所を作ってやるのだ。そうすると、幼魚たちは、普段はそこで暮らすことになる。たまに外に出てきて、親グッピーたちに追いかけられることになったとしても十分逃げ切れるというわけだ。もっとも、幼魚たちがは逃走経路を考えならがウロウロするわけではないから、避難場所はたくさん作らなければならない。
ところが、この方法には大きな欠点がある。避難場所に隠れて暮らしている幼魚たちを全くみることができないということだ。幼魚にもいろいろあって大胆にしょっちゅう外に出てくる幼魚もいれば、おびえて石の陰から一歩も出てこないのもいる。しょっちゅう外に出てくるのは、元気はいいが、確率の問題として親グッピーに食べられてしまいがちである。大胆に外に出てくるだけあって動きはよく、スピードもあるのだが、やはり何かに具合でパクッとやられてしまうのだ。そもそも、私の水槽には動きの素早いシマウマ魚がいるので、グッピーの幼魚程度のすばしっこさでは、どうにもならない場合が多い。そこで、慎重で避難場所からあまり出てこないグッピーの成長を楽しむことになるわけだが、石の陰にいられたのでは、成長を楽しむこともかなわない。
そこで、試行錯誤したあげく、良い方法を思いついた。もともと私は、水槽掃除の負担を軽くするために、水槽に直接砂石を入れることをせず、ガラスコップに入れ、水槽の底に沈めていた。これならば、掃除をするときはコップを取り出して砂を洗えばよいだけだからだ。これまでは、高さ8cmぐらいのコップに砂石をいっぱいに入れていたのだが、これを3分の1ぐらいまでの高さにすることにした。さらに、高さ15cmぐらいのコップも数個加え、全部で11個のコップに浅く砂石を入れる。そして、各々のコップの砂石の上に、大きめの石ころをいっぱいまで積み上げるのだ。これで幼魚の隠れ家完成。大きな石にじゃまされ、親グッピーたちは下まではこれない。幼魚たちの天国である。しかも、砂石は立派にフィルターの役目を果たす。その上、透明なガラスの中で泳ぐ幼魚たちの姿も楽しめるという、まさしく一石三鳥の作戦だ。もちろん、コップに入り損ねた幼魚たちは親グッピーやシマウマ魚に追われることになるのだが、乱立したコップ群に遮られ、親グッピーたちもそうそう加速できない。よって、幼魚たちが逃げ切る確率が増えるわけだ。
さあ、結果はいかに・・・。 |
2005年4月28日 |
幼魚たちの成長を見守るために考えた水槽内のレイアウト。だが、その前に大変な問題が発生してしまった。「水換えトラブル」である。せっかくレイアウトを新しくしたのだから、久しぶりに水槽の掃除をしようと、全てのコップを取り出し、砂を洗った。コップも綺麗に磨いて、水槽のガラスや底も拭いた。作業によって水が減ったので、5分の1ぐらい新しい水を追加。一応、一週間ぐらい置き水をしたものである。すっかり透明感の増した水槽を満足げに眺める私。
ところが、次々とトラブルが発生。まず、掃除のついでに別の小さな水槽に移しておいたシマウマ魚4匹と赤い魚2匹。シマウマ魚はこれまでの付き合いでかなり丈夫であることが判明しており、水道水もヘッチャラであることがわかっていた(つもりであった)。置き水は大半グッピーの水槽に回してしまったので、小さな水槽の半分は、水道水の直入れとなった。ちょっと心配だが、まぁ、大丈夫だろう。そう軽く見ていたのがいけなかった。次の日、水槽をみると、シマウマ魚のうち、一匹が水槽の底で横になっている。今にも死にそうだ。やばい、慌ててそいつをすくいだし、グッピーたちの水槽へ移す。なんとか、息を吹き返し普通に泳ぎ始めたが、完全復活ではなく、ボーっとしている感じだ。続いて、その他のシマウマ魚と赤い魚もグッピーと同じ水槽に移した。うーん、やはり水道水の直入れは厳しかったか。だが、それよりも水槽の水が冷たすぎるのが気になる。グッピーの水槽はヒータがガンガンかかっていたが、小さな水槽にはヒータを入れてなかった。水質というよりも、水温でやられたのかもしれない。
シマウマ魚の異常はなかなか治らず、これまではいつも4匹で追いかけっこをしていたのに、今は異常の起きたシマウマ魚はひとりぼっち。他の3匹は見向きもしない。どこかに傷でも負ったのだろう。息をするので精一杯のようだ。
これはもう駄目か?そう思っていたが、さすがに強靭な身体を誇るシマウマ魚。五日間経ったところで、ほぼ復活。他のシマウマ魚と普通に追いかけっこできるようになった。しかし、調子を崩していたときは、すでに存在していないかのように扱われていたのに、今は仲良く鬼ごっこ。魚の仲間意識はよくわからない。
シマウマ魚がなんとか復活に向けて努力している間、グッピーの方は非常事態が続いていた。まず、子グッピーの何匹かがショック死。水を相当量換えてしまったので、これぐらいは仕方ないかと自分を慰めていたところ、親の雌グッピーたちまで次々と昇天を開始した。これまでの経験から、水換えに失敗した場合、二三日間の間に続々とお亡くなりになっていくということが判明しているので、一匹死んだ時点で(これはやられるな)とつらい予感が走った。案の定、4匹の雌メスグッピーが続けざまに逝った。いつでも子供を産めるぐらいお腹大きくなっていたので、実に残念だ。だいたい、愛想が一番いいのも、巨大雌グッピーたち。私が来ると、全身を躍らせながら、喜んでくれていたのもこいつらだ。水換え失敗の痛手は大きい。幸い、数匹ではあるが、子供を産んでからなくなったのもいる。せめて子供たちが無事育ってくれればいいのだが、すぐに姿が見えなくなった。シマウマ魚に食べられてしまったのか、石の陰に隠れているのかわからない。早く大きくなって姿をみせておくれよ。
長老のグッピーを何匹か失ったとは言え、総勢50匹以上の大所帯。水槽の中の賑やかさは変わらない。しかし、思い出してみるに、最初の頃、4匹ぐらいしかいなかった頃は、仲間が死にかけると、度々寄り添って見守っていたグッピーたちであったが、今回はまったくそのような様子はなかった。魚社会も人口(?)が増えてくると、仲間意識が薄れるのだろうか。 |
2005年5月3日 |
5月1日は香港行き。中国が普段通りだったら広東省巡りの一環として小旅行に出かけたところだが、現在は治安が不安定なようなので香港行きで我慢することにした。ちょうど友人のK君が仕事で大陸入りしていたので、フェリー乗り場で待ち合わせをして一緒に香港へ行くことになった(K君は香港と中国を行ったり来たりしている)。
香港へ着くと、まずは宿決め。最近は日帰りばかりだったので、一泊するのは久しぶりだ。泊まるのは、安宿「Welcome House」。有名な重慶マンションの一角を占めるホテルである。久しぶりだから、何階だったか忘れちゃったなぁ、とエレベーターの上にあるプレートを眺める。・・・・あった、あった、7Fだ。エレベーターで上まであがる。旅行慣れしているKくんだが、重慶マンションは初めてだったようで、アラブ風の服装をきた女性や黒人でいっぱいのエレベーターに少し戸惑っている。思い出してみれば、私も初めて利用したときは・・・、いつだっけ?覚えていない。多分、最初は少し恐ろしかったのだろうが、アラブの人たちは特に暴れることもないし、段々慣れて来たのだと思う。メリットもある。2メートル級の人たちがゴロゴロいる場所だ。悪い奴らも、そうそう訪れてきやしないというものだ。
見慣れたドアをくぐって中に入ると、可愛いお姉さんが一人で受付をやっている。「部屋はあるか?」と尋ねると、「ありません」。「えっ?」。しばらくやり取りしてみたが、やはり部屋はいっぱいであった。過去初めてのことだ。以前も、あわやいっぱいという時があったが、なんとか一部屋空けてもらった。だが、今回はどうしようもなさそうだ。オーナーのお爺さんやその息子さんの姿も見えないので、フォローしてもらうのも難しそうである。がっかりして外へ出る。
K君がとっている部屋はあいにく、シングル。だから、泊めてもらうわけにもいかない。それでも、最悪の場合は、椅子の上ででも寝かせてもらえばいいということで、かなり心強い。幸い「地球の歩き方(香港編)」をもってきていたので、あちこちの安宿に電話してみるが、すべて空いていない。こうなったら、仕方がない。もう5年振りぐらいになるが、「ゴダイゴ」を利用してみるか、と淡い期待を抱いて電話をしてみた。すると、「空いていますよ」とのこと。やった。「ゴダイゴ」は基本的に日本人向けのゲストハウスだから、一般の安宿より、埋まるのが遅いのだろう。なんにしても助かった。
「ゴダイゴ」は有名な日本人向けゲストハウス。私も5年前の就職活動時によく利用した。当時、香港は初めてで、重慶マンションすら知らず、某K人材紹介会社の紹介で「ゴダイゴ」に泊まることになった。そのとき、泊まっていた人たちは面白い経歴の持ち主ばかりで、本当に楽しかった。良い思い出の一つである。
その「ゴダイゴ」へ5年ぶりの宿泊。着いてみると、マンションの外観は昔のとおりであったが、部屋の中はずいぶんと綺麗になっていた。当時、私が宿泊したときは、オーナがおらず、番頭さんと呼ばれる話のわかる優しいオジサンがここを管理していたが、今回はオーナ自ら登場(たぶん)。宿泊者以外は立ち入り禁止ということなので、K君には外で待っていてもらう。注意事項が書かれたシートが出されるので、それに同意すると、90HKドル支払ってドミトリーにチェックイン。(シングルはHK150ドル)。5年前は70HKドルだったから、ちょっと値上げされているが、清潔度が格段にアップしているので、十分満足できる料金だ。ただ、長期滞在者不可等の条件が追加されているので、昔より、管理がきびしく面白い人たちが集まりにくいのではないかと思われた。
ドミトリーにはベッドが5つ。私が寝るのは、最後に残った一つであった。もう少し遅く着ていたら、ここもアウトだったかもしれない。雑誌等のなくなっても困らない荷物をベッドに置いて、すぐに部屋を出る。
K君と日常生活の情報交換をしたりしながら、「太子」にある熱帯魚街へ行く。そして、グッピーの餌とフィルターに使用する筒状のセラミック石を購入。K君は熱帯魚街は初めてだったらしく、物珍しそうに目をあちこちに走らせていたが、そのうち飽きたようだった。購入を勧めてみたが、興味がないとのこと。確かに、魚を飼うというのは、非常に簡単なようで結構手間がかかる。私の場合は、Zが私の反対を押して買い始めた1匹のグッピーがきっかけであったが、こうしたきっかけがなければ、決してグッピーを飼おうなどとは思わなかったことだろう。
それから、「そごう」まで行って、地下1Fのレストランで食事。ここで食べるのは初めてだが、で70-100HKドルぐらいの単品が多く、比較的お手ごろであった。味も普通においしい。
食事を終えると、本屋で雑誌を数冊購入。気がつくと、時計はすでに20:00を回っている。地下鉄の中で、K君とわかれて、私は「ゴダイゴ」へ。
到着したときには、すでに21:00過ぎであったが、ドミトリーには誰も帰ってきていなかった。だが、寝る間際になって、一人の若い旅行者が帰ってきたので、少し話しをしてみる。彼は、日本からきた旅行者で、今回は四泊五日の香港旅行を楽しむためにやってきたという。今日が最終日で、マカオを回ってきたのだそうだ。海外旅行は英語圏が多く、香港も英語が通じるだろうと思ってやってきたが、下町ではほとんど通じず、困ったそうだ。(私自身は英語ができないので、英語ができれば香港では困らないのだろうと思って羨ましく思っていたが、英語が役に立つのは意外に限られた場所らしい)。ひとしきり、話をしたあと、寝床に着く。
寝床の中でいろいろ考える。
5年ほど前には、ここで就職活動の成否を案じながら、3週間の日々を過ごしたわけだが、私は、あれから正しい方向に進んでいるのだろうか。中国語は5年前と比べれば、ずいぶん進歩したことだろう。仕事は、総務系やPC系が主となったため、若干売りにくいタイプとなってしまったが、中国で食べていくだけなら何とかなるだろう。しかし、それ以外に何があるのだろう。「もっと仕事ができるようになる」。「もっと安定した生活を手に入れる」。それが、私の求めていたことだろうか。或るいは、これから求めていくべきことなのだろうか。わからない。そんなことを考えているうちに眠りについた。
早朝6:30、昨日話をした若者が出発の準備をする音に気づいて目がさめた。彼が出発した後、続いて私も「ゴダイゴ」を出た。今日はマカオ行きだ。昨日は体調にいささか不安があったので、まっすぐ大陸へ戻ろうかと考えていたが、今日は体調万全。マカオで億万長者を目指すことに決めた。
6:50に中港城に到着。マカオ行きのチケットを購入すると、7:00発(151RMB)。あれっ?7:30じゃなかったっけ。しかも、船会社もいつものターボジェットではなく、「新渡輪」とかいう会社だ。7:30の出発ではないのかと聞き返すと、「今なら7:00だ」と言われたので、慌てて改札口へ向かう。もう10分もないじゃないか。パスポートチェックを終え、急ぎ足でフェリーに乗り込む。私は気が小さいので、慌てていたが、恐らく、チケットを購入し、改札を抜けさえすれば、フェリーは原則として乗客を待っていてくれる(人数チェック?)のではないかと思われる。
「新渡輪」のフェリーは若干、ターボジェットのものより設備がおちる気がした。でも、まぁ、乗れただけ良しとしよう。昨日購入した雑誌を読みながら、マカオ到着までの時を過ごす。
8:20頃、マカオ到着。会社の皆がよく行くカジノへ向かう。さあ、やるぞ~、の気合とともに200HKドル分のお札をコインに交換。私はスロットしかやらない(できない?)のだ。朝一にドカッと出るのはよくあること。勢いよく、次々とスロットを回す。私の気持ちを察するかのようにドラムがクルクルと回りつづける。だが、あれよあれよ言う間にコインが吸い込まれて行き、敗退。再び、200HKドル。駄目。もう一度・・・、駄目。あっと言う間に1000HKドルの予算を全て使い切ってしまった。時間はまだ9:30。うーん寂しい。寂しいが、予算オーバー許されない。名残惜しいが大陸へ戻るとしよう。
時刻表では、確か、12:30のフェリーがあったはずだ。確か、10:30頃のもあったのではないか。港に戻り、売り場で尋ねるが、次の出発は13:15だと言う。えっ、ゴールデンウィークの特別スケジュールか?納得がいかなかったが、どうしようもない。しかし13:15というと、まだ3時間はあるよ。それじゃ、新ヤオハンで時間をつぶすとするかと考え、港近くのデパートへ向かった。(【注】13:15発は私のミスで、誤ってヘリコプターのカウンターに行ってしまったのではないかと思われる・・・事実は未確認)。
デパートに着いてみると、まだ開店前。11:00開店と書いてある。うーん、仕方がない。これも神様のお導きだ。もう200HKドルだけトライしてみよう。なんとも寂しい予算だが、200HKドルを握り締めて、今度はラスベガス風の最新カジノに足を向けた。
ここは綺麗だけど、スロットマシンがあまりおいてないんだよなー、と心の中でぼやきながら1Fに入ると、なんと大量のスロットマシンを発見。以前に来たときは見逃したのだろうか。そもそも、前回来たときは、2Fにしかなかったと思ったが・・・。
ともあれ、適当に選んでスロットの前に座る。画面上に描かれたドラム上では、動物と数字のマークがクルクル回っている。よくわからないが、とにかくやってみよう。お札が直接入るようなので、20HKドルを挿入。ところが何回やっても拒否されて戻ってくる。仕方がないので、50HKドルを挿入。今度はOK。さっそくボタンを適当に押し、スタート。何回かまわしたところで、小さな当たりがでて、300HKドルのプラス。おおっ、調子がいい。しばらくしてさらに当たり。とうとう500HKドルまできた。じわじわと増え、最高1000HKドルまでになった。だか、そこから徐々に減り始め、600HKドルまで減ったところで退散。さらに別の台でちょこちょこやってみたが出る気配がないので、清算。結局ここのスロットでは500HKドル弱のプラスとなった。今日一日では負けがこんでいるが、本来1000HKドル+200HKドルの負けが500HKドル強の負けで済んだのは精神的に大助かり。負けてもニコニコ顔である。帰りにヤオハンにちょこっと寄ったが、買いたくなるものがなかったので、そのままフェリーへ直行。チケットカウンター前を改めてウロウロすると、時刻表通り12:30のフェリーがあることが判明し、それに乗って大陸へ戻った。
久しぶりのマカオはやっぱり楽しい。はまらないように気をつけよう。 |
2005年5月10日 |
一昨日、再び香港へ出かけた。B型肝炎の3回目の予防接種を受けるためである。日曜日のうちに出発し、重慶マンションに一泊、月曜日に病院に行ってきた。久しぶりの重慶マンションは、トイレ・シャワー付の部屋で150HKドル。以前より、20HKドルほど上がった気がするが、「ゴダイゴ」の方も値上がりしていたから、どこもそうなのかもしれない。
友人のKくんと連絡がとれたので、一緒に食事。それから、街をブラブラし、その日は終了。翌日の9:30に病院を訪れ、3回目の予防接種を打った(340HKドル)。8月頃に採血検査をして、抗体確認をしてくださいとのことである。B型肝炎の予防接種は、A型肝炎と同様に3回で一組となっている。一般にA型の効果は長く続き、B型のほうが若干短いようだ。私の場合、A型の抗体は標準より長く残っていることがわかっていたので、B型も同様だろうと思っていたら意外や意外、2年ぐらいで消えていた。そこで、最初からやり直しとなったわけである。今回はどのくらいもつのだろうか。ちょっと心配だ。
当初の予定では、引き続きフェリーに乗り込み、マカオへ向かうつもりであった。この間のラスベガス風カジノの快適さが忘れられなかったのか、心の中で「マカオへ行こう、マカオへ行こう」と騒ぐ声を静められなかったのだ。ところが、天気もよくないし、体調も芳しくない。そこで、大陸へ直帰することにした。当分は香港行きの予定もないし、マカオも行けないなぁ。
さて、我が家(私とZだけだが)では、現在ネットゲームがブームとなっている。「熱血伝奇」というゲームだ。名称は中国風だが、内容は西洋風にできており、中国的な味付けはまったくない(ただし、メニュー等は漢字)。もともとは、Zにコンピュータを好きになってもらうために始めたのだが、私も一緒にはまってしまった。一緒のアカウントで二つのキャラクターを作り、各々のキャラクターを育てている。そのため、同時には遊べず、ZのPCを二人で取り合う日々である。
最初の数日は、二人とも同じペースでレベルアップしていったが、途中から経験の差がでてきて、私のほうがだいぶ進んでしまった。私がレベル11、Zがレベル9になったところで、Zがやる気をなくしてしまったのだ。これではまずいと、私が彼女のキャラクターを使用し、同じレベル11までアップさせた。すると、再びやる気を出して、今では二人ともレベル15。Zのほうがやや押し気味である。なにしろ、彼女には空き時間が多い。このままでは引き離される一方になりそうだ。
このゲームはソフト自体は、無料でダウンロードできる。ただし、サーバへの接続料金が別途かかる。一番安いカードで、10RMB。この10RMBで、24時間コースか、7日間使い放題コースの二つが選べる仕組みになっている。24時間で10RMBというと、1時間で10(日本)円に満たない。使い放題で日本と比較してみると、このゲームでは、一ヶ月で35RMB(約500日本円)のカードが販売されている。日本のオンラインゲームは1ヶ月1500円ぐらいが普通のようだから、中国のほうがだいぶ安い。興味のある方は是非試してみてください。(注:中国語の勉強には、役に立ちません)。 |
2005年5月16日 |
先々週ぐらいのこと。昨年9月末に購入して以来愛用していたフィリップの「XENIUM9@9++」が使用不能となってしまった。洗濯機でグルグルやってしまったのである。約7ヶ月の寿命であった。
昨年は2台を紛失(盗難?)、1台は不具合多しで変更という災厄に見舞われた(不具合のあった携帯電話はバッテリーをメーカ製のみ使用するようにしたところ、問題が解消し、現在のところZが使用している)。今年こそは、1台で乗り切ってみせるぞと決意を固めていたのにこの始末である。初めて買った携帯電話は3年も使ったのに、今では半年もてば良いほうだ。どうしてこんなに不注意になってしまったのか。
幸い、フィリップの「XENIUM9@9++」は低価格機。精神的ダメージは少ない。私の中では携帯電話ブームはすっかり過ぎてしまったので、今回はさらに安い機種に乗り換えた。パナソニックのG51である。お値段は899RMB(電池は二つ付き)。安いけれども、「XENIUM9@9++」と異なり、カラー携帯だ(「XENIUM9@9++」は電池の長時間利用を売り物にしており、白黒だった)。
実は、当初は再度「XENIUM9@9++」を購入するつもりだった。安いし、電池が長持ちするので便利だったからだ。ところが、「XENIUM9@9++」はすでに生産停止になっているらしく、香港でも中国でも見当たらなかった。フィリップは代わりにカラー版で電池の長持ちするバージョンを出していたが、ちょっと図体が大きすぎ気に入らない。それに、値段も「XENIUM9@9++」より高かった。
電池の長持ちを売り物にしているのは、有名メーカーではフィリップだけなので、今回は大きさに重点を選ぶことにした。その結果がパナソニックのG51である。全長わずか10cm(アンテナの分を除くとわずか8cm)のミニミニである。厚さも2cm弱だから、胸ポケットに入れて持ち運んでも苦にならないことだろう。難点は、小型化によって、当然のごとく、キーが小さい。頻繁に電話をするようだったら、厳しいか?(仕事用は会社から別途支給された大きなものを使用している)。なんにせよ、今回こそは、一年以上もたせたいものだ。
携帯電話では痛い目にあったが、別件で少しよい事があった。実は、我が家のテレビ(TCL製)にはこれまでリモコンがなかった。いや、最初からなかったわけではない。購入した時は、当然ながらリモコンが一つついていたのだが、ベッドやソファの上でゴロ寝しながらテレビを観ていた関係で、頻繁にリモコンを固いタイルの床に落下させ、1年ほどで壊れてしまったのだ。当時は東莞市に住んでおり、近所の修理屋に2度ほど修理に出したが、どちらの時も一月と経たずに役立たずとなってしまった。テレビを購入した電気屋にも尋ねたのだが、リモコンのみの購入は無理だと言われてしまった。やむなくレッグ・リモコン(歩いてチャンネルを変えにいくこと)を利用することにしていたが不便この上ない。
その後、現在の深セン特区外に引っ越してからチャンスが一度あった。たまたまショッピングに出かけた東門のゲーム機専門店で、TCL製テレビ専用のリモコンが売っていたのだ。サードパーティ製だから動作するかどうか定かではなかったが、とにかく買って帰った。だが、残念ながら、動作せず。テレビのバージョンが古すぎたのだろうかなどと自らを慰めて、今日までレッグ・リモコンを続けてきた。
だが、最近になって、どうにも本物のリモコンが欲しくなってきた。理由は三つある。一つは、新しいDVD機を購入したのだが、付属のリモコンの操作性が悪く、音量調整をテレビ側でやらなければならなくなったためだ。これまでは、音量調整だけはリモコンで済ませることができたのに、それが無理となるとレッグ・リモコンの出番がやたらに多くなるというわけだ。もう一つは、Zが一緒に住むようになり、彼女が昼間テレビを観るため(私はテレビ番組はほとんど観ず、DVD鑑賞のみ)、テレビとDVDの標準音量の調整を毎回のようにテレビの前に腰を下ろして行わなければならなくなったことである。
最後の理由だが、これはちょっとくだらない。Zと私は2週間に一回ぐらい、一緒に足マッサージ屋に出かけるのだが、そこではマッサージを受けながらテレビを観ることができる。私は疲れてグースカ眠ってしまうことがほとんどだが、Zは普段にも増して熱心にテレビを観る。
そのうち、私はあることに気づいた。Zはリモコンが大好きなのである。よほど気に入ったドラマでもない限りは、リモコンを使ってクルクル番組を変える。そんなにチャンネルを変えていたらストーリーがわからなくなってしまうだろうと思うがお構いなしだ。「なんでそんなにチャンネルを変えるんだ?」と尋ねると、「もっと面白い番組があるかもしれないから・・・」だそうだ。なるほど、確かにそういう気持ちは理解できないでもない。でも、そんなに絶え間なく変えていたら、観ていないのと一緒じゃないか。そもそも、アパートでテレビをみているときは、そんなことはしていないだろ?と、そこで気づいた。そう、アパートのテレビにはリモコンがないのだ。なるほど、本来はリモコンでクルクルやりたいところ、今はリモコンがないためクルクルできないというわけだ。・・・うーむ。急にZが不憫になってきた。これは何とかしてやらないといかんな。
そんな風に考えて日々を過ごしていたとき、たまたま入った電気屋で汎用性のテレビ・リモコンが販売されているのを発見した。それが昨日のことである。裏の表記をみると、TCL製のテレビにも対応しているようだ。80RMB強とちょっと高いが、試してみるかと購入してきた。
電池も入手して、パワー・オン。だが、動作を示すランプが点灯しない。うーん、またもや不良品か・・・。これは返品しなきゃならん。でも、待てよ。そう言えば、説明書を読んでいないな。改めて説明書を広げてみる。すると、「コード番号の設定をしなければならない」というようなことが書いてある。そうか、メーカやテレビごとの電波の周波数か何かに合わせてやらなければ駄目ということか。しかし、パワー・オンしても電気が点かないなら、どうしようもないのではないか。待て待て、説明書をもう一度読んでみよう。「まず『Power』と『Set』のボタンを同時に押すこと」とある。なるほど、二つを同時に押すのか。グィ・・・。ピコピコ。おぉー点いた。「次は、各メーカごとのコード番号を表を参考に入れること」とある。表ねぇ。あるある。すごい数だ。メーカーだけでも、100近くある。しかも、メーカーごとにさらに10個近いコード番号が存在する。TCL製テレビは9個のコード番号が存在しているようだ。面倒臭いが、ここまできたら、最後までやりぬくしかない。一つ目をセット。テレビで試す。駄目。二つ目をセット。もう一度テレビで試す。駄目。三つ目。駄目。四つ目。おおっ!番組が変わる。電源ものオン・オフも成功。成功したよ、本当に。我ながらびっくり。Zにできたぞ~と渡してやると、嬉しそうに受け取った。これで、明日からクルクルできるというわけだ。いや~、頑張ったかいがあった。 |
2005年5月25日 |
長老たちに続き、大きめのグッピーが次々と昇天してしまい、中量級以下しかいなくなってしまった。だが、それでも水槽の賑やかさは変わらない。それというのも、幼魚たちがずいぶん大きくなってきたからだ。しかし、ここのところ、出産が全くと言っていいほどない。実に寂しい。もしかして、何か問題があるのじゃないかと頭をひねった結果、あることに思い当たった。それは、このグッピー大家族の血があまりにも濃くなりすぎているのではないかということである。
思い起こしてみれば、最初の頃こそ幼魚を育て上げるのに四苦八苦していたが、水質が安定してからはドンドコ、ドンドコと孫、ひ孫が生まれていった。その間、新しいグッピーを追加したことがない。長老たちがいなくなった今となっては、水槽の中は全て親戚筋ということになるだろう。じっくり見てみると、雄グッピーの差はよくわからないが、雌グッピーとなると二つの血筋しかいない。一つはふくよかですらっとした体型、もう一つはお腹がもっこり出てしまっているタイプである。これだけ血筋が絞られてしまっていては、何らかの問題が発生してもおかしくない。
そこで、さっそく新しいグッピーたちを購入。最初は2匹だけしか投入しなかったが、どうも心細いのでさらに4匹追加した。さあ、どうなるか。彼らが刺激となって、子作りに励んでくれると嬉しいのだが・・・。 |