2009年8月-9月(day049)

2009年8月-9月(day049)


2009年8月1日
   先週フィリップ社の携帯電話「X500」を購入した話を書いた。充電をした翌日、やたら機体が熱くなっていた。不安に思いつつも会社にもっていったら、半日も持たずに電池切れとなった。これはいくらなんでもおかしい。本体の問題ではなく、電池の問題の可能性もある。メーカ製の電池が もう一つ付属(別サービス)していたので、それを試してみても良かったが、あまり日数が経つと交換対象でなくなる可能性がある。そこで、 仕事が終わるとすぐにお店へ持って行った。
 買ったばかりだから、すんなり新しいのに代えてもらえるだろうと思っていたら、甘かった。トラブル対応専門のようなスタッフのいるカウンターへ連れて行かれて、まず現象確認をすることになった。だが、本体が熱くなるまでにどのくらい時間がかかるかわからない。しばらく様子をみたものの、はっきりとわかるほど熱くならなかったため、メーカー送りとなった。翌日には結果がわかるとのことだったので、一旦帰宅することになった。
 次の日、会社を退勤するとまっすぐお店へ行った。やっかいなことになったなと思ったが、どうしようもない。電池の問題だということになったら、今度は電池のテストか・・・。面倒なことだ。しかし、昨日と同じスタッフがいるカウンターへ行ってみると、交換対応となったと知らされた。電池が原因だという可能性はないのかと尋ねると、本体の問題だと確認されたと回答があった。良かった、交換対応なら安心だ。黙って修理などされると後々が不安で仕方がないからだ。これで一件落着。
 しかし、最近は銀行カードのトラブル、携帯電話のトラブルとトラブル続きだ。当分、何事にも慎重に行動したほうが良さそうだ。
2009年8月5日
 ニューヨーク・ダウ、日経平均ともに連日の高値更新で、世間に明るい兆しが見えてきたようだ。しかし、私が勤めている会社では、数ヶ月前に日本人現地採用員が 数名リストラされたのに加え、今月はさらに役職が上の人たちの退職が発表された。いずれも私より職位が高い人たちばかりだ。このような状況の中、私の存在は、まるで暴風雨で荒れ狂う海の中、かろうじて浮かんでいる木製ボートの底に必死でしがみついている乗員のようなものだ。全く明日が見えない。毎月月末が来ると、会社から「残念だが、きみは来月いっぱいで終わりだよ」と言われるのではないかと冷や冷やものだ。
 危機の中、真に頼れるのは己の身体のみ。また、健康な身体があってこそ、気力の充実も初めて望むことができる。というわけで、ストレッチ運動を継続中だ。以前にも書いた真向法を続けている。開脚も徐々にではあるが、進歩し続け、以前は痛みを抱えながら無理やり広げていたところまで、今は楽に開けるようになった。胡座、前屈、逆さ正座も順調だ。毎日続けていると、少しずつ身体が変化していき、特に骨盤のあたりが矯正されていくのを感じている。最初の頃は、腰が両脚の間に落ち、歩行時の安定性が増したような感じがしただけだったが、最近はそれに加えて何をするにしても肉体の疲労度が格段に少なくなった。身体の柔軟性が増したことにより、身体にかかる負荷が分散されるようになったのではないかと思われる。
 ストレッチ運動に余裕が出てきたので、先週から筋力運動も始めた。基本はスクワットと腕立て伏せだ。久しぶりなので、スクワットは20回、腕立て伏せは5回という、いささか情けないぐらいの数から始めた。昨日からは少し数を増やし、スクワット30回、腕立て伏せは10回だ。これをストレッチ運動とともに毎日の朝晩にやっている。昔から最初から飛ばすと飽きてしまう悪い癖があるので、徐々に数を増やしていこうと思っている。なんとか続けていきたいものだ。
 
 下の写真は、先日Zに作ってもらった卵焼きである。我が家では2度目の卵焼き。1度目のときよりぐっと美味しくなった。Zは大量に卵を消費する卵焼きはあまり作りたがらないのだが、毎回頼み込んで作ってもらっている。だいぶ美味しくなってきたので、次回が一層楽しみだ。日本にいるときは特に卵焼きが好きということもなかったのだが、中国にいるとすごく美味しく感じる。海外生活とは不思議なものだ。
 

2009年8月9日
 昨日、エア・チケットの購入に行ってきた。お盆休みに旅行に行くためだ(といっても中国にお盆休みはないので有給休暇で行くのだが)。
  今回のコースは、深セン→銀川(寧夏回族自治区)→蘭州(甘粛省)→西寧(青海省)→広州だ。飛行機で飛ぶのは深セン→銀センと西寧→広州の二カ所である。チケット代は深セン→銀川が1340RMB/人、西寧→広州が1160RMB/人だった。行き帰りで、合計2500RMB/人と決して安くないが、一昨年に出かけた新疆では往復3520RMB/人もかかっていたから、それに比べれば低料金だ。
 蘭州周辺はシルクロードと敦煌で有名だ。インターネットで調べたところ、多くの日本人がシルクロードを辿って旅をしているようだ。私も同様なコースを辿ってみようかと思ったが、7泊8日では車をチャーターでもしない限り難しそうなので諦めた。三つの省都を一週間で回るというのも、なかなか刺激的で良いだろう。私の好きな屋台巡りにはもってこいだ。
 今のところ予定しているメインの観光地は、銀川では賀蘭岩画、蘭州では黄河第一橋、西寧では青海湖だ。蘭州ではラーメンの元祖蘭州ラーメンを食べるのが楽しみだ。蘭州ラーメンは深センでも食べられるが、本場の蘭州ラーメンがどのくらい美味しいものなのか、或いは大して違いがないのか、よくよく味わってみたい。
 何にしても2年振りの遠距離旅行だ。楽しみ、楽しみ。 
2009年8月13日
 旅行の出発まで残り二日である。二年振りの大きな旅行であるため、Zも大張り切りだ。今晩の夕食時には、「長袖の上着3枚、ズボンを3枚・・・・・・・・・、バッグに入れておいたわ。それで良い?」と準備万端で確認をしてきた。Zにとっては、今日は8月13日ではなく、出発まで3?時間なのだろう。
 いつもは相当ぎりぎりになってチケットを買ったりするので、観光地に関する情報はあやふやなままだったりするケースが少なくないが、今回はじっくりインターネットで調べたから、夜に出かける屋台街までの情報がメモされている。そういう意味では安心な材料が多いのだが、調べすぎたために、今回のスケジュールでは回りきれない観光地が結構あることが判明した。一度に、銀川(寧夏回族自治区)、蘭州(甘粛省)、西寧(青海省)の三省を回ろうとしたのは、少し欲張りすぎたかもしれない。どれか二つにしておけば良かったかも。しかし、決めてしまったものは仕方がない。ベストを尽くすだけだ。
 もう一つの懸念材料は、天候である。Zが調べた予報によると、15日からしばらくは、現地では雨が続いているのだそうだ。沿海側の大都市ならともかく、内陸の都市となると雨では道路の状態等が相当悪くなるのではないかと心配である。もっとも、全てが省都だから、それほどひどいことはないだろうか。なんとか晴れて欲しいものである。

 さて、先日のことであるが、以前からお願いしてあった「揚げ出し豆腐」をZがようやく作ってくれた。やや皮が厚い感じがしたが、味は揚げ出し豆腐そのものである。うーん、家で「揚げ出し豆腐」が食べられるようになる日が来るとは・・・。感無量である。若い頃は、脂っこいものだけが好きで、「揚げ出し豆腐」などはついでに食べるみたいな感じだったのが、年を重ねると、ものすごーく美味しく感じる。いや、ほんとZよ、ありがとう。次回はもっと上手に作ると宣言があったので、 先が楽しみだ。
 

2009年8月14日
 本日、会社にいる私にZから電話がかかってきた。滅多なことでは電話をかけてきたりしないので、どうしたのかなと思ったら、「アパートの鍵をなくしてしまった」とのことだった。それも、今日紛失したのではなく、昨日ゴミを捨てにいったときになくした可能性が高いらしい。予備の鍵があるので、アパートの出入りは問題ないが、紛失した鍵を悪用されると困る。まして、明日から旅行だ。出てくるのを待っている余裕はない。Zはそう考えたらしく、「今すぐ鍵屋さんに行って、鍵を交換してもらうことにして良い?」と聞いてきた。これは考える必要もない。二つ返事でOKした。
 会社から帰宅すると、Zはさすがに気落ちした様子だった。実は一昨日、Zは一人で深センの東門までリュックサックやら服やらを買いに行った。その際、買ったばかりの服を一着、ある店に置き忘れてきてしまったのだ。気づいて取りに戻ったときはすでに遅く、影も形もなくなっていたそうだ。そのようなことがあった上に、さらに本日の紛失である。勝ち気なZも、連続の失敗に責任を感じているらしい。また、何より、明日から旅行だというのに縁起が悪いと考えているようだった。
 私は縁起を担ぐ方ではないので、あまり気にはしていなかった。ただ、私自身もここ数ヶ月、携帯電話を壊したり、銀行カードが使えなくなったりとヘマが多い。買ったばかりの携帯電話が不良品だったという不運なこともあった。旅行が始まったらよほど慎重に行動しなければならない。
 と、ここまでは良かったのだが、さらにトラブルが続いた。寝室に入ってパソコンの電源を入れてWindowsを起動させてしばらくすると、液晶モニタがチカチカと点滅を繰り返し始めたのだ。これではまともにパソコンが使えない。いろいろ試した結果、パソコン側の問題ではなく、液晶側の問題であることが明らかになった。旅行の前日になって、こんなトラブルが発生するとは・・・。とりあえず、ZのデスクトップPCから液晶モニタを借りて急場を凌ぐことにした。
 夕食を終え、マイクをペットショップに預けに行く段になって再び不安を引き起こす出来事が発生した。まず、マイクが大騒ぎ、私が犬小屋である鉄の檻を持ち、Zがマイクを抱えて外に出たのだが、Zが「マイクが震えているのよ」と言うのだ。外に出るといつも大喜びのマイクが震えるとは、しばらく離ればなれになることにすでに気づいているのかもしれない。片手を伸ばして触ってみると、確かにブルブルと震えている。その上、Zの腕から逃げだそうとして懸命にもがいている。ちょっと可哀想だが、どうしようもない。
 1日当たり15元の費用を払って、ペットショップにマイクを預けた。しばらくのお別れだ。キャンキャンと騒ぐマイクをなだめてお店を去った。ところが、10メートルほど歩いたところで、「あれっ、ひもが切れちゃった」とZがつぶやいた。Zの足下に目をやると、確かに鼻緒の部分が伸びきってしまっている。マイクのキャンキャン声で心がかき乱されていたところに、鼻緒が切れるという出来事が続き、なんだかイヤーな気分に襲われた。大丈夫なのかなー、今回の旅行・・・。でも、行くしかないね。有給休暇もとったし、エア・チケットもとったし、行くしかない。とにかく用心深く行動することにしよう。忘れ物もしないように注意しよう。ひたすら自分に言い聞かせる私だった。
2009年8月22日
 本日、無事帰宅することができた。銀川→蘭州→西寧と予定通りのコースを回ってきた。
 コースは予定通りだったが、内容は過去の旅行でも稀にみるほど低調なものとなってしまった。到着二日目から体調を崩して、最後までずっと風邪状態。発熱もあり、まともに観光ができる状態ではなかった。それでも体調の良いときを見計らって各々の市内の観光地数カ所を回ったが、それが精一杯だった。最後の西寧ではとうとうダウンし、半日ほど点滴を受けるはめになった。幸い、その後の回復は目覚ましく、深センに戻ってきたときにはほぼ正常な状態に戻っていた。
 お金はともかく、貴重な有給休暇を費やして二年振りに遠くへ出られたというのに、こんなトホホな結果になってしまったとは残念無念だ。しかし、悔しがっていても仕方がない。たまにはこういうこともある。 年齢も重ねたことだし、一層普段からの体調維持に努めるようにとの天からのお達しだと考えることにしよう。
2009年9月2日
 旅行中の発熱で、思っていたより体力を失った。風邪自体はすぐに治ったものの、完全に復調するのに10日ほどかかった。ストレッチも、筋力運動もほぼ元通りにできるようになった。ただし、筋力運動のほうはまたスクワット20回、腕立て5回から仕切りなおしだ。今は何も考えず、続けることだけを考えるとしよう。
 ここ数日、暑さがだいぶ和らいできた。昨日の早朝は風も吹いていて、涼しいくらいだった。昼はそれなりに日が照っていたが、それでも暑すぎるということはなかった。この調子で秋に突入することができれば、今年の目標であるクーラー不使用が達成されることになる。このまま勢いにのって、冬は暖房器具不使用に挑戦しようか?しかし、寒がりの私にとってはクーラー不使用よりも辛いことかもしれない。思い切って、コタツを購入し、コタツのみOKにすれば凌げるだろうか。
2009年9月6日
 再び、平穏な日々が戻ってきた。先月末にはZの誕生日があったのだが、Zの希望で特に何のイベントもショッピングもやることなく過ぎた。いつもと違うのはケンタッキーのファミリーパックを買ったことぐらいだった。
 暑さもだいぶ和らいできた。その分、蚊が現れてちょっと鬱陶しい。暑さ対策と言えば、最近はずっとアイス・プアール茶だ。ペットボトルのプアール茶もコンビニで見かけるようになったが、そんなに手間もかからないので私は自分で作っている。冷やしたプアール茶の冷たさは、なんと言うかウーロン茶などよりずっと深い感じだ。胃の奥まで冷たさが伝わるので体に心地よい。プアール茶はダイエットにも良いし、免疫力も向上するというから良いことだらけだ。当面はリンゴ酢パワーとプアール茶パワーの両輪で、健康維持を図っていく予定だ。
 先週は朝晩、スクワット20回、腕立て5回をこなした。来週からスクワット30回、腕立て10回にする予定だ。これを2,3週間続けたらスクワット50回、腕立て20回に増やそうと思う。来月頭の国慶節の休みにはZの故郷である江西省で数日を過ごすことになっている。江西省の主要な山の一つである「井岡山」が近くにあるらしいので、登ってみるつもりだ。それまでに十分体力をつけておきたい。
 昨日は、福永鎮にある回転展望レストランのバイキングで食事をしてきた。今年の2月に一度行ったので、今度で2度目だ。前回はZと二人だけで行ったのだが、今回は会社の日本人食堂を切り盛りしている夫婦( 日本人)と一緒に行ってきた。料金は以前と変わらず、168RMB(サービス料込みで196RMB)。メニューもほとんど変わっていなかった。私のお目当てである生ガキも置いてあったのでパクパクと6個食べた。カニやエビを食べ、フカヒレスープを飲み、寿司も食べて大満足だ。ここはデザートのケーキ類も美味しい。一緒に飲んだ紅茶も美味しくて良かった。また機会があれば、行ってみたい。
2009年9月12日
 平穏な日々が戻ってきたと思ったのもつかの間、ここ一週間は半分風邪気味で過ごすことになった。その上、気温こそやや下がったものの、湿度が高く、やや寝苦しい日々が続いた。そして、週の半ばに はパソコンがフリーズした上に勝手にFDDやHDDを再セットアップし出すという奇妙な現象が発生した。
 相当以前に行ったBIOSのアップグレードの影響なのか、1週間ぐらい前に新たにインストールしたアンチ・ウィルスソフトのせいなのか、原因が分からない から不気味だ。或いは、何らかのウィルスに侵入されてしまったのだろうか・・・。
 とりあえず、バックアップからシステムを復旧しようとアクロニクスの「Acronis True Image Personal 2」を起動し、復旧を試みた。しかし、エラーが出て失敗。以前にやったときはうまくいったのに・・・。今年の初めぐらいにBIOSのアップグレードを暇しのぎにやった記憶があるから、その影響かもしれない。
 仕方がないので、WindowsXPからの再インストールを行った(これも最初うまくいかず手間取った)。会社を退勤してからの時間しかないので、OfficeやらFrontPageやら大事なソフトを再セットアップして、さらにアップデートを行ってで、二日間かかってしまった。
 体調が不良だったこともあって、やや苦痛な時間を過ごしたが、再インストールを終えてみると意外に気分が良い。前回、再インストールを行ってから1年近くが経っているから、ちょうど良いタイミングだったかもしれない。次回、PCをセットアップするのはWindows7を導入する時だろうか?会社ではVistaを使用しているが、家ではVistaは使用せずに終わることになりそうだ。もっとも、Vistaはうまく走らないフリーソフトとかが多すぎる印象があった。Windows7ではどうなのだろう。その辺が解決されないとなかなか新しいOSへは踏み切れない気がする。

 本日は、深センへ買い物に行ってきた。Zは東門で衣類のショッピング、私はJUSCOで食料品を仕入れた。生卵、納豆、牛肉、豚肉、味ポン、醤油、寿司、など食事を日本的なものにするものばかりだ。中国に永住する気の私がこんなに食事を日本化していって良いのかなと疑問に思わないでもないが、どうにも我慢できない。もっとも、最近は朝マックよりも、2,3元で売っている腸粉のほうが食べやすく感じるから、適度に中国化していっているのかもしれない。
 さて、市内での移動中、地下鉄に乗ったのだが、車内の路線マップを見て驚いた。以前は、「羅湖」→「世界の窓」までだった路線が、「羅湖」→「机場東」まで伸びているのだ。途中にある「深(セン)大」のところにシールが貼ってあり、「今はここまでしか走っていません」というようなことが書いてある(インターネットで調べたら、9月28日頃に深(セン)大」まで開通というようなことが記されていた)。
 車内の路線マップが変わっているということは少なくとも後1,2年で「机場東」(つまり深セン飛行場)まで来ると思われる。そうなれば、深セン市内行きがずいぶんと便利になる。早く開通して欲しいなぁ。
2009年9月19日
 本日は香港へ行ってきた。今年7月末にオープンしたばかりの、沙井・福永→香港(佐敦・尖沙咀・旺角・香港空港)というバスのルートを利用した。行き先が九龍島か香港島か空港かによって料金が違うが、九龍島内の佐敦・尖沙咀までなら、現時点では片道60RMB、往復90RMBと、とても安い料金だ。
 ルートを簡単にいうと、最初にバスで「深セン口岸」に向かう。到着すると、(羅湖と同様に、)中国側の出境と香港側の入境を済ませる。それから、出口で待っているバスに乗り換えて再度出発。そして、香港の各地に停車という具合だ。なお、バスは中国側で乗っていたバスとは異なるので、荷物は全て持ってゲートを抜けなければならない。 さらに、行き先によって違ったバスに乗る必要があるから、間違えないようにしたい。もっとも、今日見た限りでは、空港行きのみ違うバスのようだった。
 出境カードが置いてある位置がわからず慌てる場面があったが、大きな問題はなく、無事「尖沙咀」に着くことことができた。 しかし、これは失敗で、「尖沙咀」といっても地下鉄「九龍駅」でありネイザン・ロード側(彌敦道)の「尖沙咀駅」ではなかった。
 やむなく、「九龍駅」→「香港駅」と地下鉄で移動し、さらに徒歩で向かい側にある「中環」まで歩いた。そこから、再び地下鉄でコーズウェイ・ベイ(銅鑼灣)へ移動。ソゴウで本や雑誌を買って、地下鉄に乗り、「尖沙咀駅」へ移動し、下車した。
 まずネイザン・ロード(彌敦道)沿いのトマト・ブックスに寄る。数年前に、広東道(だったか?)から移転したとは聞いていたが来るのは初めてだ。以前よりも一回り店舗が大きくなっているように感じた。(場所は「尖沙咀駅」の九龍公園口の対面にあるGIORDANOの店舗が入っている建物の4Fだ。GIORDANOに向かって左側に入り口がある)。
 それから、CitySuperへ行き、先々月と同様にカナダ生まれのハンバーガーチェーン店「Triple-O's」でハンバーガーを食べた。やはりここのハンバーガーは美味しい。私が住んでいる街にこういう店が来るのには後10年ぐらいかかることだろう。
  食事を終えると、帰宅。再び地下鉄に乗って、
ジョウダン(佐敦)へ移動。B1の出口から出てネイザン・ホテルの裏(イートン・ホテルの横)にある中港通旅行社へ行く。そこで、バスが来るのを待って乗車。来るときに下車した九龍駅を経由して、深セン口岸に到着した。無事ゲートを抜けて、中国側で待っているバスに乗車し、住処の街へと戻ってきた。

 このルートのメリットはとにかく安いということ。往復で90RMBなら私が住んでいる街からだと広州へいくよりも安い。
 不満としては、出・入境 ゲートの職員が少なくて、外国人用のカウンターでは列ができてしまっていたこと。ゲートを抜けて外に出るまで30分以上かかってしまったため、一本遅いバスに乗ることになった。(香港IDを持っている人はスルっと通り抜けられるため問題なし)。結果として、トータルの時間では羅湖経由よりも遅くなってしまった。
 しかし、とにかく安いから、非常に気軽に香港まで出られる。今度から書籍の購入だけが目的の場合はこのルートで行こうかと考えている。次回はワンチャイ(湾仔)か、モンコック(旺角)で下車して、バスの停車地点を確認してみるとしよう。 乗車・降車地点を全て把握し、乗りこなせることができれば、きっと便利なことだろう。 
2009年9月20日
 ストレッチ及び、筋力運動をともに「何とか」続けている。
 なぜ「何とか」なのかというと、まず土日はやっていない。それから、平日も体調が悪いと感じたり、寝不足だったりすると朝の分を無しにしたり、夜の分を無しにしたりしている。つまり、続けられるか、続けられないかの瀬戸際で、「何とか」続けている状態なのである。
 もう止めてしまおうかと思う時もあるのだが、現在の社会情勢のことを考えるとそうもいかない。いつ職を失うかわからないとあっては、まずは身体が大事だ。身体を健康に保っていれば、気力も充実させることができ、困難に出会っても打ち勝つことができる。仮に打ち勝つことができない状況が続いても、持ちこたえることができる。そう考えると、やはり 頑張るしかないだろう。
 考えてみると、仕事の安定の有無にも関わらず、身体は大切だ。40歳を超えているとなればなおさらのこと。しかし、この金融危機がもらたした職の不安定がなければ、ここまで身体に手入れをしようとは思わなかったことだろう。そう考えると、金融危機にもプラスの面があるということになるか。
2009年9月22日
 一昨日香港に出かけた際に、「インドなんて二度と行くか!ボケ!!」という本を購入してきた。一ヶ月のインド旅行をまとめた本であるが、これが面白い。街を闊歩するノラ牛。象!。旅行者にたかるペテン師たち。インド旅行は、中国旅行の5倍は大変そうだ。
 旅行中には、ほぼ100%お腹を壊し、数日間生死の間をさまようことになるらしい。インド旅行の洗礼である。私が中国に初めてきたとき、唐辛子で真っ赤になったチャーハンを三日連続食べた後、一週間腹痛で苦しんだ(その後、3年間はチャーハンが食べられなかった。日本にいたときは大好物だったのに)。この本を読んだ限り、インドでの腹痛は、私が経験した腹痛の比ではない。恐怖すら感じさせられるレベルである。
 是非、インドへ行ってみたい。しかし、すでに40歳を超える身である。そんな腹痛を食らったら、死にそうな気もする。それに、仕事があるから、そんなに長く休めない。有給をフルに使っても2週間が限度だ。その中で、一週間の腹痛を食らってしまっては、旅行どころではない。やはり一ヶ月は欲しいところである。
 もっとも、私にはこの本の作者ほどアグレッシブな旅行はできそうもない。もうちょっとまともなホテルに泊まって、まともな食事をすることになるだろうから、そこまで心配することはないかもしれない。とりあえず、「地球の歩き方 インド編」でも買って、インド旅行について研究してみるとしよう。
2009年9月28日
 涼しく過ごせる日が多くなってきた。もうすぐ秋だ。日中はまだまだ日差しが強いが、すでにピークは越えたと思われる。それを示すように蚊が現れ、再び蚊取り線香の出番となっている。
 気候は日に日に過ごしやすくなってきているのだが、身体も気分も、ずっと低調だ。旅行中に身体を壊して以来、どうも力が入らないし、何事にも積極的になれない。旅行記に手がつかない。何しろ、書けば熱で苦しんだことを思い出すから、キーボードを打つ手も止まりがちだ。いささか困ったことになった。
 インド旅行という新たな目的を見つけてみたが、長期間休めるときはそうそうない。というよりも、仕事をかかえたままで行けるような場所ではないような気もして きた。仮に行くことができるとしても、穏当な線で行くと、早くても来年、再来年の話となる。現在の落ち込んだ気分を活気付けるには、あまりにも先の話だ。
 国慶節に5連休があり、江西省にあるZの故郷に行くことになっている。そのときにうまく気分転換ができればと期待している。農村の牧歌的な雰囲気に 心が晴れるといいが・・・。