2011年1月-2月(day058)

2011年1月-2月(day058)

2011年1月2日

新年明けましておめでとうございます。
 昨日はばたばたとしていて、ホームページを書く時間がなかった。
 今日も朝から新PCの環境整備である。まずは、中国語ホームページからソフト等をダウンロードするため専用に、バーチャルPC上に中国語XPModeをインストールすることにした。
中国語のホームページはウィルスや怪しげなプログラムが一緒にくっついていることが多いから好きなときにリフレッシュして使えるようにだ。ところが、
インストール作業を始めるとすぐに、システムからXPModeはひとつしかインストールできませんと拒否されてしまった。先日日本語XPModeをインストールしてあったためだ。
 やむなく、日本語XPModeをアンインストール。そして、旧PCで使っていた正規のXPをインストールしなおした。それから、改めて中国語XPModeのインストール。今度はすんなりとインストール成功。Acronicsを入れてあるから、理屈の上では(中国語XPModeの)フォルダ単位でいつでも復旧できるはずだ。
 さあ、残る作業は中国語Window7HomeをバーチャルPC上に追加するだけ。これは中国語XPModeと異なって、重要な役割を担っている。一部の中国のインターネット銀行は、日本語環境では文字化けしてしまってきちんと操作ができない。中国語専用のノートPCを購入することも考えたが、せっかく高性能の組立PCを購入するのだからと、同じPC上に中国語環境を作成することにした。もう一つは阿里巴巴対応である。淘宝では日本語環境でもほとんど問題なく全ての作業が行えるのだが、阿里巴巴で使うチャットソフト(淘宝でも使う)は使用上は問題ないものの、ちょっと文字化けが出て気になる。やはり、中国語環境で動かしたほうが気分が良い。中国語環境で動かすべきものは中国語Window7Homdeで動かそうというのが趣旨である。本当は今日中にインストールまで済ませてしまうつもりだったが、元旦の影響か注文した中国語Windows7Homeを届けてくれる宅急便の到着が遅くなっている。インストールを始められるのは明日からとなるだろう。
 さて、年初からPCの件で慌しく時を過ごしている。今年はどんな年になるだろうか。
 昨年末(つまり、三日前)、正式に工場のトップ交代が行われた。工場改革の一環としての交代であるため、同時に、経営体制が大きく変わる。私は現在の工場に勤めて9年弱になる。この工場に勤めるまではこれほど長く一つのところに勤めたことがないため、トップの交代を目の当たりにするのは初めてである。転職は少なくないから、環境の変化は多く経験しているけれども、一つの勤め先の中で大きく体制が変わるというのは経験したことがない。まさに、未体験ゾーンへの突入である。果たして、この未体験ゾーンの中で生き抜いていくことができるだろうか。正直言って、自信がない。来年の今頃も、残れていたら自分を褒めてやりたいぐらいである。リーマンショック以来続いて起こっている波の大きさが頂点に達しつつある。この波の向こう側に何が見えるのか。怖くもあり、楽しみでもある。 

2011年1月3日

中国語Windows7Homeと中国語Office2010Homeが届いたので、帰宅後、さっそくインストール。もちろん、バーチャルPCの中にである。インストールそのものはスムーズに進んだ。なぜかネットワークカードが認識されず、少し戸惑ったが、それはクリアできた。一つ困っているのはネットワークアイコンをデスクトップ上に出せないこと。Home版のためだろう。Ultima版とややメニューの内容が異なっているようだ。
 その他の作業としては、メインのWindow7にプリンタドライブをインストールした。HP LaserJet1020というやや古い機種なのでWindows7-64ビット版に対応してくれているか不安だったけれども、意外にあっさりと対応ドライバが見つかって、インストールすることができた。手間取ったのはむしろExcel2010による印刷である。Excel2007と微妙に印刷までの
手順が異なる。2003から2007に移ったとき、苦労して印刷までの手順を覚え込んだのに、2010になってまたもや変更である。確かに2007における印刷手順は不自然な部分があったから、それを改良しただけだと言えるかもしれないが、なんだか改良のための改良のようにも思える。印刷
は頻繁に使う機能だから、変更はこれを最後にしてもらいたいものだ。
 これで私のPCには、メインのWin7Ultima、バーチャルPC上の日本語WinXP、中国語WinXPMode、中国語Win7Homeの4つが動いていることになる。これだけのOSがあると、何かのロボットを動かしているみたいで楽しい気分になれる。一方で、素直にいくつか安いノートPCを買って並べて使ったほうが合理的だったのではないかと思えるときもある。どうなんだろう?ノートPCを複数台持つとデータの管理がややこしくなるから、その点では一つのPCで動かしたほうが良いのは間違いない。ただ、現在バーチャルPC上のXPで動かしてるFrontPage2003だが、データをメインのWin7が管理しているドライブから引っ張っているためか、しょっちゅう動きがストップする。これは大きなデメリットだ。いずれ解決しなければならない問題である。新しいホームページ作成ソフトを購入してWin7上でやれば自然となくなる問題ではあるが・・・。
 最後にWindows7Homeの統合機能を有効にしようとしたところでひっかかった。シャットダウン状態にしても、統合機能を有効にできないのだ。あらら、どういうことだ。試行錯誤してしばらく無駄な時間を無駄な時間を費やした後、ヘルプを読んで、メニューバーのツールから統合機能をインストールしなければならないことを知った。そう言えば、日本語XPをバーチャルPCに載せたときにやったような記憶がかすかにある。あの時は、意識せずにやったから覚えていなかったのだ。明日はこのWindows7Homeにウィルス対策ソフトを入れるとしよう。それと、統合機能の動きがまだ完全でない。全画面表示ができないのだ。これもなんとかしなければ。まだある。インターネット銀行やら淘宝やら阿里巴巴やらの設定だ。いつになったら、環境整備を終えることができるのだろう。

2011年1月7日

今朝も寒い。寒さが一段と深まったようだ。暖房禁止と言いながら、実はこっそりホカロンを使っている。
 今週はバーチャルPC上の中国語Win7Homeでインターネット銀行を使用できるようにするのが最大の目的である。このために、メモリも6G入れたし、中国語Win7Homeをわざわざ別途購入したのだ。中国語Win7Homeがすでに入っているので、あとは銀行のソフトをインストールするだけ。もうWin7が発売されてから1年以上経つのだから、Win7がサポートされていないということはないだろう。64ビット版がサポートされていないということはあるかもしれないけれども、バーチャルPC上で動かす中国語Win7Homeはあくまで32ビット版だ。問題ないはず。
 期待通り、銀行のソフトはすんなり入った。ところが、ログイン用に銀行から与えられているUSBメモリ・キーを認識してくれない。おかしいなと思い、通常のUSBメモリを差し込むと、これはきちんと認識される。USBカメラもしかり。銀行のUSBメモリ・キーだけを認識できないのだ。どういうこと?しかたないので、ネットを調べ回る。そうすると、マイクロソフト提供のバーチャルPCでは、ゲストOSとしてWin7のHome版をサポートしていないような記載をいくつかみつけた。えっ、サポートされてないの?確かに、統合機能が完全には働いていないようだけど、一応動くし、普通のUSBメモリは認識するのだから、これは原因ではないだろう。それに、この目的だけのために、Win7Homeを上位バージョンにアップするのは、あまりにもったいない。しかし、困った。ネットでも事例が少なく、参考になる情報があまりない。
 さらに調べていくと、バーチャルマシンソフトによって、USB機器に対する対応能力に違いがあることがわかった。つまり、マイクロソフトのバーチャルで駄目でも他のソフトならいける可能性があるということだ。そこで、バーチャルBOXというソフトをインストールしてみることにした。設定が難しかったらどうしようと心配だったが、バーチャルPC同様簡単設定になっており、問題なくインストールできた。さらに、中国語Win7Homeをインストール。さあ、ここで、USBメモリ・キーの接続をテスト・・・。認識してくれた。「やったー!」。Win7Homeを無駄にしなくて済んだよ。続いて、Office2010Homeをインストール。ところが、ここでトラブル発生。フリーズしてしまった。びくとも動かない。バーチャルBOX全体を再起動しても駄目。あらら、こんなところでひっかかるとは。問題解決までは、まだまだ時間がかかりそうだ。 

2011年1月9日

ああ、寒い。朝起きるのが辛い。
 さて、バーチャルBOXでのOffice2010Homeのインストールはいったん後回しにして、インターネット銀行へのアクセスを先にやることにした。USBメモリ・キーを認識できたのだから、あとは楽だ・・・と思ったら、甘かった。バーチャルBOXは確かにUSBメモリー・キーを認識するのだけれど、インターネット銀行から提供されたソフトがそれを認識してくれない。なんだよ~、ぬか喜びさせやがって。それからあちこちいじってみたけれども、やっぱり駄目。これ以上時間を無駄にするのわけにもいかないので、バーチャルPC系での認識は諦めた。旧PCのほうにZ用に購入したWin7Homeをインストールし、そちらで認識させることにした。これでも駄目だったら、バーチャルPC系のせいではなく、Win7への対応がされていないということだ。
 旧PCにWin7Homeをインストール。そして、USBメモリ・キーの認識・・・OK。インターネット銀行のソフトによる認識・・・OK。とりあえず、これで問題解決だ。一旦、インターネット銀行にアクセスできれば、USBメモリ・キーなしでも振込みができるように、設定が可能だからだ。当初の予定と異なった解決となったが、仕方がない。あとは、旧PCをZが使えるように設定をして、ほぼ作業完了。無駄になったバーチャルBOXは削除。改めてWin7HomeとOffice2010HomeをバーチャルPCにインストール。USBメモリ・キーを使えないので、インターネット銀行へのアクセスとしては意味がない(USBメモリ・キーを使わないタイプのアクセスの場合、日本語Win7でも振込みができる)けれども、阿里巴巴のチャットソフトを使う役には立つからだ。
 最後に、このWin7Homeの統合化機能を有効化。WinXP(日本語)の統合化はあっさりうまくいったのに、Win7Home(中国語)の統合化はずいぶんと手間取った。CDからモジュールを読み直したり、解像度を変えたり、ファイルの共有化を設定したりとあちこちいじって、ようやく統合化を完了することができた。これで、もうやることはないな・・・。ああ、ホームページ作成ソフトの件が残っていたか。明日にはDreamWeaverのガイドブックが届くはず。それを読んでも理解ができなければ、ホームページビルダー15に決まりだ。さて、どうなるか。

2011年1月13日

さらに一段、寒さが深化したようだ。気温がそれほど低いとは思わないのだけれども、寒さが体に染み入ってくる。
 実は、このところ、日課の運動の数がだいぶ減っている。もともとは朝晩2セットずつこなしていた運動が、ここ一ヶ月ほどは朝だけになっている。このままではまずいと、朝の運動量を少し増やした。それで、現在は1セットの内容が、スクワット70回、腕立て60回、側筋肉・背筋・腹筋40回ずつとなっている。これを2セット。晩の運動をやめて朝の運動を増やした結果、何に影響するのだろうか。おそらく、スタミナが減少して、筋力が増加するということだろう。これはこれで良いのかもしれない。しかし、朝だけしか運動をしていないと、何かのきっかけで「もう、やーめた」ということになりかねない。まさに背水の陣だ。やはり、晩の運動もなんとか復活したいところだ。
 柔軟体操としてやっている「真向法」は、あまり進捗がない。前屈はわずかに進歩したようだけれども、開脚はまったく変化がない。割いている時間が少なすぎるのだ。これも、何らかの対策が必要なところ。冷水摩擦も今まで通り続いている。冬の朝、冷たい水を浸して絞ったタオルで身体をごしごしやるというのは、想像されるほどには辛くない。むしろ、タオルの冷たさが身体をひきしめるのが感じられて、夏よりもやりがいがある。寒さを感じるのは、服を全て着てからだ。そこから、工場に着くまでの間が一番寒い。現在はもも引き2枚を着て出勤しているのだけれども、それでも寒い。
 そう、毎朝冷水摩擦をやっているからと言って、寒さに強くなったわけではないのだ。意味なし・・・。いや、きっと皮膚癌の防止とかに役立っているはず。

2011年1月22日

先日、先月受けた健康診断の結果が返ってきた。幸いなことに、ここ1年続けてきた運動の成果が出ていて、軒並み良い値となっていた。何年も続いていた高血圧やら脂肪肝などの表示も消えた。
最近は頭痛が起きることも少なくなってきたし、運動を続けてきたかいがあったというものだ。気を緩めずに、今年も続けて頑張るとしよう。
 さて、寒さが増す中、対抗手段として、淘宝でユニクロのヒートテックを購入することにした。多くの商品を街中の店よりも安く購入できる淘宝であるが、ユニクロの商品に限って全く安くない。ユニクロの戦略なのだろうか、店舗より安く販売することはないようだ。また、サイズや品種など品切れの場合が多く、店舗での購買よりも不利な点が多い。しかし、交通費を考えると、下着程度を買うなら淘宝のほうが便利だし、安くつく。
 最初はLサイズが上下ともに品切れで弱ったなと思っていたら、一週間ほど経ってからようやく上のLサイズが入荷(表示)された。上下揃うのを待っていたら下が入荷される前に上が品切れという可能性もあるので、とりあえず上のみ2枚注文(99RMB/枚+送料10RMB)。三日ほどで到着した。袋を空けてみると、驚くほど薄い下着が出てきた。
 これがヒートテックか・・・。実は、到着前に、たまたまやってきていた出張者のKさんが、「私も今着ているんですよ」と首からひっぱって見せてくれいた。しかし、じっくりとみたわけではないので、ここまで薄い素材だとは思わなかった。長年中国に住み続けていて厚い下着を見慣れた目には新鮮な驚きだ。この厚さなら、旅行に持っていくときも嵩張らないから非常に便利なことだろう。その点は間違いなく評価が高い。同時にこれで本当に暖かいの?という疑問も湧いてきた。Kさんも、「言うほど暖かくないです」と漏らしていたし、どうなんだろう。ともあれ、まずは洗濯をし、翌日に着用してみた。うーん、よくわからない。しかし、少し身体を動かしてみると、一瞬、汗が熱に変わったのを感じた。それはその一瞬だけ。言えるのは、その薄さの割には暖かいということ。もうしばらく着続けてみなければ、効果のほどはわからない。本日、下の下着のLも注文できたので、上下揃えて着る日が来るのが楽しみだ。

2011年1月23日

昨日は、午前中に銀行へ出かけた。
 先日、ZのPCを使って使用可能にしたはずの支払い機能が結局うまく働かず、銀行のカウンターでなければ処理できないと判明したからだ。午前中遅くに出かけたので長い行列に並ぶ羽目になるかなと心配していたのだが、ほとんど客がおらず、すぐにカウンターで対応してもらうことができた。「パスポートの番号が違うというエラーが出てネット上で支払い機能を解除できないんですけど・・・」と説明をすると、さっそくカウンターにおいてあるPCで入力を始めてくれた。結果は、銀行スタッフがやっても同じエラーが出て、ネット上では処理できないことが判明しただけだった。改めて、カウンターで処理することになり、申請書を記入して、支払い機能を有効にしてもらった。帰宅後、さっそく淘宝でテスト。・・・やった、うまくいった。ようやく、使えるようになった。セキュリティが厳しいのは良いことだけれども、手続きが複雑過ぎるのは困り者だ。もっとも、手続きが簡単なほうの銀行は、淘宝の主要銀行として使えないから、恐らくセキュリティの審査基準のようなものがあって、それに到達していないということなのだろう。便利さとセキュリティは相反するものなのだ。
下の写真は最近淘宝で購入したコンセントのタワー型タップである。コンピュータと繋げて、下部にUSBのポートがあり、ハブ・電源としても使える優れものである。モデム、ルータ、パソコン、プリンタ、さらに携帯電話の電源等を挿して使っているが、突然燃え出したりしないか、少し不安である。

2011年1月31日

昨日から春節の休みに入った。寒さはピークに達しているところだと思われる。
 今日は久しぶりに深セン市内の東門へ出かけた。東門に着くと、まずはユニクロに寄った。もう2着ヒートテックの上下を買っておこうと思ったのだ。ところが、店内を回ってみると、ネットよりも品数が少なく値段も同じだった。これだったら、ネットで買ったほうがポイントが付く分、得な感じだ。品薄だったのは春節だったことも関係があるだろう。ネットで購入すると上海のほうがから送られてくる。恐らく、深セン店よりも上海店のほうが規模が大きいだろうから、品揃えも良いのではないかと想像される。ともあれ、今回は購入を見送った。
 ユニクロから出ると、Zはショッピング・ハンターとなって、東門の街へと飛び出て行った。私は、マックカフェでアメリカンのL(15RMB)を飲みながら時間をつぶした。寒さを恐れて着込み過ぎたので、店内にいると暑くてたまらないため、オープンテラスになっている3階の外へと出て、空いているテーブルに座った。ここのテラスは欄干がコンクリートで出来ていて高さが1Mぐらいあるから、座ると外の風景が見られないのが残念なところである。外が見られないため、テーブルに目を落とすことになり、考えることも自然と内向き、仕事のこととなってしまった。
 工場は昨年まで行われていた改善活動の域を超えて経営改革へ突入している。厳しい経済環境の中、改革が必須であることはわかるものの、現在行われている改革がいかなる結果を生み出すのか予想もつかない。自分の足元すらグラグラと揺れ始め、これまでになく不安定な状況に晒されている。昨年まで行われてきた改善活動と現在行われている経営改革の主体が異なることから、改善に合わせて進めてきた内容のいくつかが、改革の風の逆風をまともに受けて舵取りが困難となりつつある。脇役である電脳部がその状態であるのだから、他部門はさらに大変なことだろう。果たしてどうなるのか。
 買い物を終えたZと合流し、羅湖までの道のりにあるという、昨年できたばかり(?)のJUSCOへ向かった。このJUSCOへ行くのは初めてだったので、少し心配だったけれども、適当に歩いていったら真ん前に現れてくれて助かった。以前にどこかのブログで得た情報では、中信のJUSCOよりも規模は小さいけれども、日本の商品はむしろ多いということだったと思う。私が一巡りした感じもそんなところだった。これなら、これからはわざわざ中信まで足を伸ばす必要もなさそうだ。中信だと地下鉄→バスと乗り継ぐのが面倒だから、ついついタクシーを使うことになってしまうが、この国貿近くのJUSCOなら東門から羅湖への中途にあるからそんな必要もない。無駄遣いを減らせるのは大変ありがたい。もっとも最近は淘宝でほとんどの商品が買えるから、JUSCOへ行く必要もなくなってきている。私自身が来ることはあまりないだろう。ただ、Zは時々東門に一人で来るだろうから、その時についでに肉やら納豆やらの食品を買ってもらってきてもらうのに便利だ。
 JUSCOでの買い物が終わると、バスで帰宅。今日は春節中とあって、帰りのバスはあまり込まなかった。春節の二日目はこんな感じで終了。下は東門のマック前からとった写真である。
下記は中国版のラ王。日本では昨年だったか、旧ラ王が廃止され新ラ王が発売されたそうだが、これは新ラ王に属する商品なのだろうか?生麺ではなかったけれども、お湯を入れて出来上がった時の感じは旧ラ王の生麺に似た食感だった(と思う。一気に食べたのであまり覚えていない)。ローカボ・ダイエット中なのでカップラーメンはあまり食べてはいけないのだが、2個買ったからもう一つ残っている。次は味わって食べるとしよう。

2011年2月3日

今日は、旧暦の初日。太陽が出て、しばらく振りに暖かい1日となった。
 一昨日に、広東省の開平市に行き、Zとともに二泊三日の短い旅行をして本日帰宅した。開平には2007年に世界遺産に登録された西洋風の楼閣群があり、それらを見に行った。省外の大きな観光地とは比べるべくもないが、省内の観光地としては、世界遺産に登録されているということもあり、数少ない見所の一つだと言えるだろう。簡単に歴史を書いておくと、米国におけるゴールドラッシュと大陸横断鉄道の建設、開平における客家と現地人との争いを機に米国に渡った中国人が、今度は排華政策により帰郷。当時は中国国内も乱れていて、馬賊・盗賊に襲われる危険があったため、高所から遠方を見渡せる望楼形式の住居が開平の各地に建てられたのだという。
 二泊三日という限られた時間であったため、楼閣巡りに使えたのは実質1日だった。しかし、なんとか世界遺産に登録されたといわれる「赤坎鎮」、「自力村」、「方氏灯楼」、「蜆岡鎮」、「百合鎮」は全て回った。一番最初に行った「自力村」が旧暦の大晦日でお休みで入れなかったため、出だしで大きく躓いたけれども、周囲にも少なくない楼閣があり、観光地用のお化粧をほどこされていない分、むしろ自然な楼閣がみられた。その他の部分に関しては「開平探検記」として書くので、興味のある方はご覧いただけると嬉しい。

2011年2月4日

今日も暖かい一日だった。このまま春を迎えてくれるとありがたいのだけれど、そうはいかないだろう。
 ドラマ「家常菜」の後、続けてドラマ「我們的80年代」を見た。偶然にも「左小青」が主演の一人として出ていて、ラッキーだった。主演男優の夏雨も、素晴らしい演技を見せてくれていた。中国人が描く理想の若者像、青春像といったものがよく伝わってきた。「左小青」が出演しているドラマ「天道」、「家常菜」、「我們的80年代」の三つを見てきて、各々の中で異なった魅力を持つ女性を表現していて本当に素晴らしい女優だなと感じさせられた。どのドラマでも他のドラマで見られない表情を見せてくれるのがたまらない魅力だ。一方で、「左小青」は魅力的な女性を演ずるのは確かに上手だけれども、人物というか役柄というか、女性以外の部分についてはどうなんだろう?という疑問も出てきた。それらの部分においては、現在のところでは主演男優に助けられているところが大きいのではないだろうか。機会があったら、別のドラマでも「左小青」の演技を見てみたい。
 現在見ているのは、ドラマ「馬家的幸福往事」である。ここしばらく主演の男優・女優を中心に回る物語ばかり見てきていたが、今回のは家族物語だ。まだ、3分の1も見ていないが、お父さん役の「林永健」の演技がたまらない。この人でなければ、この役は務まらない。そんな風に思わせてくれる
俳優だ。他のドラマではどんな演技をしているのか見てみたい。
 このドラマでは近代の日本も出てくる。一般に中国のドラマで描かれている日本(人)というのは、日本人にとっては非常に奇妙に感じられるものが多い(日本のドラマに出てくる中国人もそうなんだろうけれども・・・)。過去にみたものは、中国人が演じる日本人の日本語が下手すぎるし、あまりにも違和感が大きかった。それがこのドラマでは、完全にはまだ遠いものの、以前ほどには不自然さが目立たなくなっていた。日本語も、
日本人の動作もだいぶ現実のものに近づいてきたように思えた。これも、国際交流が進む中で、現実の日本を知る中国人が増えたためかもしれない。4
7回に渡るドラマなので、先が楽しみだ。

2011年2月5日

今日はさらに暖かくなり、寒がりの私もとうとう股引なしで動けるようになった。
 本日は、恒例の(昨年は行けなかったが)長安鎮詣でをしてきた。毎年飾られる、その年の十二支の動物を飾った花壇を写真に収めるのを楽しみにしているのだ。これまで見たなかで一番立派だったのは、豚年(中国では、猪年ではなく豚年)のときの飾りだった。さあ、今年はどうか・・・なにしろ、インパクトの弱いウサギちゃん、あまり期待はできない。そう思って行ってみたら、案の定、これまでになく節約された、造形模型なしのウサギの絵が描かれているだけのものだった。あらら、仕方がない。来年は中国の象徴でもある龍だから、そのために予算が余計に絞られてしまっているのかもしれない。
 ウサギ詣でを終えたら、昼食。数年前の春節時にも食べたことがある四川料理で食事をした。
 左上が鴨料理。やや油がきつかったけれども、肉が非常に柔らかく仕上がっていた。右上が川魚料理。骨が多いのが難点だった。でも、身が柔らかく美味しかった。左下は涼粉。昨年の今頃、妹を連れて雲南省を旅行したときに良く食べたことを思い出した。あれから、もう一年が経ってしまった。早いなぁ。4皿の料理で106RMB。3,4人分の料理を私とZだけで平らげてしまった。あまりに腹いっぱいになってしまったので、夕飯は抜きとなった。
 春節の休みも、残すところ3日だ。充実した時を過ごしたい。

2011年2月6日

暖かい日が続いて幸せだ。この暖かさに慣れてしまうと、寒さが再びやってきた時にショックが大きいだろうと心配になる。
 普段の日にはなかなかやる気にならない、煩雑なことをこの機会にやってしまおうと、今日は中国電信と中国移動の営業所に行った。電話費用の引き落としに使用される口座を変更するためだ。これまで使っていたA銀行は、親切でスタッフの対応も感じが良く、ネットバンキングも使い易く、大変気に入っていた。しかし、A銀行のATMでは香港の銀行カードでお金が引き落とせないという欠点があった。だから、それが可能なB銀行で引き落とした後、A銀行へ持っていって入金ということを頻繁にやらねばならなかった。
 また、最近淘宝を利用するようになって、A銀行が淘宝のメイン銀行として使用不能であることもわかった。具体的には、「実名認証」に使用できないということだ。これは、A銀行は、淘宝において、支払いには利用できるが、受け取りには利用できない銀行だということを意味する。現状ではお金を受け取ることはないから、すぐには問題にはならないが、そのような制限がある以上、淘宝のメイン銀行として使用できるB銀行を
通常使用する銀行としておいたほうが良い。普段の入金にも便利だから、なおさらだ。B銀行は、インターネットバンクの使い方が必要以上に複雑なのが難点だが、これは慣れで克服できる問題だ。そのようなわけで、固定電話(ADSLも含む)代、携帯電話代の双方の自動引き落とし銀行をB銀行へと変更することにしたのだ。
 まずは中国電信から。引き落とし口座の変更に必要なのは、パスポートと新たな口座の銀行カードのみ。これは先々月ぐらいに確認しておいたので大丈夫なはずだ。春節中とあって、お昼過ぎに出かけたかにも関わらず、ロビーはガラガラ。すぐに申請を受け付けてくれた。ついでに、以前から気になっていたADSLの帯域について料金を確認し、現在の8Mから12Mに変更(料金は同じ)した。また、以前からキャンセルしたかったがネットからではできなかった「10以降はIP電話が固定料金になる」というサービス項目をこの機会にキャンセルしてもらった。もともとはZのおしゃべり用に契約したサービスだが、全く使わないということが判明したからだ。10分とかからずに、手続き終了。
 次に中国移動だ。こちらも必要なのはパスポートと新たな口座の銀行カードのみ。内容が簡単な分、5分とかからずに終了。
 中国電信でも、中国移動でも、手続きがスムーズにいって非常に気分が良い。しかし、ここではまだ本当には安心できないのが中国。実際に引き落とす段になって、「料金を引き落とせませんでしたので、電話を止めます」などということがよくあるからだ。そのときになって知ると大きなショックを受けるから、あらかじめ心の準備をしておく。
 中国移動での手続きが終わると、近所のマクドナルドでZと食事。ローカボ・ダイエットをやっているので、ここ1年ぐらはマクドナルドへ行ってもハンバーガーを注文することはなかった。いつも、コーヒーとチキンだけだった。しかし、1年の努力のかいあって、体重も減ったし、健康診断の結果も驚くほど良かった。そこで、久々にハンバーガーを注文した。頼んだのは私がダブルチーズバーガ・セット。Zがスパイシーチキンバーガー・セット。コーラは二人ともZeroで。ちょうどお昼のサービスタイムだったので、1セット15RMBと格安で食べられた。以前は、物価と比較して中国では割高感が強かったマクドナルドだが、最近は一般のレストランの料理の値段が上がったことや(マックで)サービス料金のメニューが増えたことから、むしろ割安に感じられるようになってきた。
 値段はともかくとして、久しぶりに食べるチーズバーガーの美味しいこと、美味しいこと。マクドナルドでさえ、これほど美味しく感じられるのだから、モス・バーガーが食べられたら、どれほど幸せなことだろう。死ぬまでにもう一度、モス・バーガーが食べたいなー(大げさ)。深セン市内でいいから、早く進出してきて欲しい。食べに行くから。(香港にはあるらしいが、最近は香港へ行く機会がない)。
 食事を終えると帰宅。しばらくして、中国電信のメンテナンス部から電話があり、8M→12Mの変更に対応して、訪問が必要と伝えてきた。明日の午前中ということで時間を決めた。モデムを変更するのかな?ネットワークテレビの画質が標準から高画質に変わると言っていたから、その機器が変わるのかもしれない。こんなに早く対応してくれるとは思っていなかったから、ちょっと嬉しい。明日が楽しみだ。

2011年2月7日

今日は昨日よりも、少し気温が下がった気がした。しかし、まだまだ暖かい。
 今日は、午前中に中国電信のスタッフがやってきて、ネットワークテレビの機器を交換してくれた。ADSLの帯域が8Mから12Mにアップしたのに応じて、ネットワークテレビも標準から高画質へと変更になったからだ。設備の交換・セッティング、そしてネット・スピードの確認をしただけで作業完了。10分ほどで帰っていった。画像がどのくらい綺麗になったかなと見てみると、確かに高画質になっていた。ただし、高画質対応の番組でないと効果がない。私がよくみるドラマ等は高画質対応ではないので、現状ではあまり意味がない。気になるネット・スピードのほうだが、確かに速くなっていた。日本のホームページに対してはあまり効果がないかなとも思ったが、それなり速くなっていた。
 お昼は、いつも利用している韓国焼肉屋で焼肉を食べた。春節中なので、新鮮な肉が手に入りにくいのではと心配だったけれども、そんなことはなく美味しい肉が出てきた。肉の盛り合わせ(肉の組み合わせは要望すれば変更できる。私とZの場合は豚のばら肉をメインにする)とナスの盛り合わせと涼拌菜の三つで135RMB。この店は本当にリーズナブルで良い。
 さあ、休みの残すところ1日だ。

2011年2月15日

一昨日の日曜日に雨が降り、それ以来気温がぐっと下がった。またもや、股引2枚の生活に逆戻りだ。
 さて、昨日はバレンタイン・デーだった。しかし、我が家ではもっと重要な出来事があった。Zが日本語検定2級に合格したことが明らかになったのだ。
 この中国生活日記で以前から書いていたように、Zは私と一緒に暮らすようになってしばらくしてから日本語の勉強を始めた。最初は「あいうえお」から
、そして、初級、中級テキストの暗記を繰り返させた。しかし、明確な目標がないとどうしてもだらけがちになる。そこで、半年ほど前から全日制の日本語学校で勉強を始めさせ、日本語検定を目指してもらうことになった。果たしてどうなることかと心配だったけれども、予想外に健闘してくれて、今回2級合格となった。
 次は半年後に控える1級の試験が目標となる。2級と1級の差は非常に大きいから一度で合格するのは難しいかもしれない。ともあれ、できる限りの努力をして、目標に1歩でも近づいてくれればと思う。

 写真はZが作った魚のフライと煮魚。フライはカラッと、フワッと仕上がっていてとても美味しい。日本の白身フライとはまた違った感じ。煮魚は同じ一匹から作ったもの。どちらも美味しかったので、これからの定番メニューになりそうだ。

2011年2月19日

一度暖かくなったと思ったら、また今日になってぐっと気温が下がった。必要な買い物をするとき以外は、全く外に出ない状態だ。
 日課の運動は、順調に進んでいる。現在、1セットの内容は、スクワット80回、腕立て60回、側筋、腹筋、背筋が各50回ずつだ。これを平日の朝のみ、2セット行っている。柔軟体操、冷水摩擦は今まで通り。スクワットの数が上がるにつれて、足の筋力が大幅に増加してきた。身体の安定性も、以前とは比較にならないぐらい高くなった。
 先日、会社の活動で、近所の山まで歩いて行った。山のふもとまで1時間、山登りは30分、片道合計1時間半ほど(帰りは雨が降っていたので途中からバイタクに乗った)の距離だ。どのくらい疲れが残るかと心配だったけれども、思ったほどではなく、次の日に筋肉痛が少し出ただけで、三日目には疲れも筋肉痛もすっかり消えていた。何よりも嬉しかったのは、ふもとから山の半ばまでの30分の道のりの間、休むことなく脚を動かして上り続けることができたことだ。昨年、麗江の藍月谷でちょこちょこ上り下りを繰り返しただけでヘトヘトになってしまったことを考えると、大きな進歩だ。
 このまま数を伸ばしていければ、遅くとも夏、早ければ春頃にスクワットは1セット100回を達成できることだろう。とにかく、まずはそこまで、焦らず、弛まず、続けて辿り着くとしよう。

2011年2月22日

昨日はひどく寒いということもなかったが、暖かいとも思えない、そんな日だった。今日もそんな感じになりそうだ。
  
昨日のこと、先日注文しておいた6G(2G×3個)のメモリが届いた。平日は落ち着いた時間がとれないので、土日まで我慢してそれからPCにセットしようとも考えたけれども、我慢できずに帰宅後すぐにセットを開始した。マザーボードには6個のスロットがあり、購入時に(2G×3個)を使用済みである。トリプルチャンネル方式であるため、3本は一つおきにスロットにセットされていた。その間に新たに購入した3個をセットすることになる。
 さあ、セット開始。ところが、いくらやっても、メモリがきちんとはまらない。最初から躓きモードである。これ以上力技をやっていてはメモリが壊れてしまう。もう一つのメモリで、もう一つのスロットを使ってやってみることにした。改めて、スロットの中を確認・・・、おや、向きが違うよ。なんとすでにセッティングされている3個のスロットと残りの3個のスロットの向きが違うのだ。トリプルチャンネル方式だから、わかりやすいようにそうなっているのだろう。それに気づかずあやうくメモリを壊してしまうところだった。いや、すでに壊してしまったかもしれない。
 向きをきちんとしたら、あっさり3個ともセッティングできた。筐体をもとに戻して、電源を始動。Windowsも立ち上がった。メモリはどうか・・・・12G。おおっ、やった。きちんと認識されている。ただし、エクスペリエンス・インデックスは変わらなかった。同じ性能のメモリを増やしても、変わらないようだ。残念。
 ともあれ、これで、バーチャルPCを同時に3つ動かしても、メモリ不足に陥ることはない。正直なところ、使用上はバーチャルPCを三つ同時に使うなどということはないのだが、ウィルス対策ソフトのパターンやWindowsUpdateの更新をするときなどは同時にできたほうが時間の無駄がない。それ以外にメモリを増やした意義はほとんどないかも。でも、メモリが12Gもあると何でもできる気がしてくる。PCは夢を与える機械なのである。

2011年2月27日

ここ数日暖かい日が続いている。このまま春を迎えるのだろうかと期待させられる。しかし、5月ぐらいまでは暖かくなったり、寒くなったりが繰り返されるのが毎年のこと。気を緩めてはいけない。
 さて、先日、(中国電信提供の)インターネット・テレビで見ていたドラマ「老馬家的幸福往事」が突然メニュー画面から消えてしまった。やっと3分の1を見終わったところだったというのに、どういうことかわけがわからない。昨年末に放送されたばかりの新しいドラマだから、短い期間の契約しかできなかったの
だろうか。残念だ。いずれ、再放送されるだろうから、そのときを待つことにしよう。
 そういうわけで、別のドラマを見始めた。「北風那个吹」だ。「我們的80年代」に出ていた。女優「閻妮」と男優「夏雨」が主演だ。
「夏雨」は、つい最近、ドラマ「我們的80年代」で見たので記憶に新しい。主題歌とともに流れる全編の部分部分のカットから判断すると、「我們的80年代」よりも、幅広い年齢を演ずることになるようだ。役柄的にも、文学にも踊りにも秀でていながら、型にはまらない魅力的な若者といった難しい役を演じている。後半が楽しみだ。
 しかし、このドラマでは、むしろ女優「閻妮」のほうに目が引かれている。Zによると、遅咲きの女優で、年齢を経てから売れ出したのだという。インターネットで調べてみると、若い頃から女優の道を歩んでいたが、本当に売れたのは35歳の時に演じた「武林外伝(2005年)」以来らしい。この「北風那个吹」は2008年の放映だから、38歳のときに撮影されたものだということになる。
確かにすでに若くはない。
それだけに、実力派女優であることが明らかにわかる演技だ。個性も強い。インターネットの情報によると、「他の人に真似のできない演技ができる」女優だとの評価があったが、まさにその通りだと思う。
ドラマ後半、どんな演技が見られるか楽しみだ。