不思議・面白情報1(fu000a)

不思議・面白情報1(fu000a)


給湯器

中国の至るところで使われているのが、この給湯器である。左の赤いレバーを押すと、熱湯が出てくる。右の青いレバーを押すと水(または冷水)が出てくる。価格は200元(日本円で3000円)~600元(日本円で9000円)ほどである。機械は無料で貸し出して、上のウォーター・タンクを配達販売するケースが多いようである。ウォーター・タンクは10元~20元ほど・・・。かなり便利なのだが、上のタンクの水が腐ったりすることはないのだろうか?と疑問をもつこともある。

追記(2005年11月):先日の新聞に載っていたのだが、10日ほどで雑菌が増加しだすとのこと。10日以内に飲みきったほうが良いそうだ。

追記(2008年2月):現在勤めている工場でも、この給湯器を使用している。先日のことだが、ある光景を目にした。総務の女性社員がこのボトルを足で転がしながら、移動させていたのだ。すぐに注意しようかと思ったが、思いとどまってやめた。もともとうちの工場 では、「使い終わったら代わりのボトルを設置する」ということすらなかなかできていない。一つにこのボトルは相当重くて、日本だったら一般の女性事務員には運ばせないのではないかと思われる重量だ。だから、補充を習慣化させる には、社員同士の協力が必要になるのだが、「連携」が苦手な国民性とちょっと変わった「男女平等」の存在が障害となって、実行が困難だ。その中で、女性社員が自ら補充のためにボトルを移動させるところまで「頑張っている」のに、その上、「足で転がすな。持てないんだったら、台車を使いなさい」というところまで要求するのが現実的だろうか?という疑問が生じたのだ。女性でもドアを足で閉じるのが普通に見られる国状だし、特に教えない限り、永遠にこのままだろう。さて、どうしたものか?

追記(2012年:11月):これまで私は、飲水器のことが中国で使われ始めたものだと考えていた。中国以外の外国に長期間滞在したことがなかったからだ。先日、アメリカのドラマであるXファイルを見ていたら、1960-80年代ぐらいのシーンに、この飲水器が出ていた。考えてみると、日本以外のほとんどの国は、水道水が飲めない。飲水器があって当たり前だ。発祥はアメリカだろうか。あるいは、ヨーロッパのどこかの国なのか。


クーラー

中国でもっとも人気のあるクーラーがこの縦置き型クーラーである。大きくて邪魔になりそうな気がするのだが、中国人の評価は高い。修理しやすいのだろうか?価格は5000元~10,000元(日本円で15万円)ほどである。

追記(2012年:11月):現在では、日本同様に壁取り付け方のエアコンが広く普及している。

そっくりファーストフード

中国に氾濫するそっくり?マクドナルドの一つ。下の「マッケンジー」はマクドナルドとケンタッキーを混ぜた名前の店。あるタクシーの運転手は「あれはマクドナルドとケンタッキーが共同で作った店だ」と言い切っていた。その他「マッケンムー」とか「クドナルド」というのもある。下の「マッケンジー」など、ちゃんとチェーン店化している(すごい!)。でも、味はひどい。

追記(2007年10月):最近、この「マッケンジー」が「マックタッキー」という和訳で、インターネット上で話題になっている。まさか、こんな形で騒がれるようになるとは・・・。この店の写真は東莞にいた頃にとったものだけれども、今でもあるのかな?

追記(2012年11月):以前は、経済発展が進み、本物のマクドナルドとケンタッキーの店舗数が増えれば、偽物(?)はなくなるだろうと考えていた。実際には、まだまだ健在である。最近も新店舗を一つ発見した。本物の普及うんぬんというよりも、貧富の格差が縮まらない限りは、偽物が姿を消すことはないのかもしれない。或いは、偽物の品質改善が進んで、本物にばけてしまうなんてこともあるかな。


ティッシュ

中国の喫茶店ではオシボリがでない。テーブルの上にティッシュがおいてあるだけ・・・。これを使うと一般に1元~2元ほど料金に加算される。一般の中華料理店も、ティッシュだけの場合がほとんどだから、当たり前と言えば、当たり前か・・・。

追記(2005年11月):喫茶店ではオシボリは相変わらず出てこない。だが、レストラン等では、ウェットテッシュを出すところも出てきた。

オフィス家具

木製や皮製の家具は安くて良いものが多いが(悪いものも多い・・・)、鉄製のオフィス家具となると良い物を探すのは至難のワザ。(2000年現在)
 

追記(2002年4月10日):中国から輸出される家具の半分近くは東莞製だそうだ(「広州日報」より)。


窓の鉄格子

中国の泥棒はよほど身が軽いらしい。たいていの家の窓には鉄格子がついている。火事になったらどうするのだろうか?

追記(2005年11月):鉄格子は法律では、禁止されているようだ。一方で、鉄格子がなかったゆえに子供がベランダから落ちたと大家を訴えるケースを新聞で見たので、どっちが良いのやら(大家は鉄格子はつけないようにと消防局から指導があったと説明をしていた)。

卓球

街のあちらこちらで見かける「卓球」の文字。さすが卓球王国!と思うのは早とちり。卓球は中国語で「ビリヤード」のことを指します。知っていても、看板がパッと目に入ると「なぜここに卓球場が・・・」と毎回考えてしまうのは私だけなんでしょうか?

*中国人はかなりのビリヤード好き。平日の昼間からビリヤードに勤しむ若者がたくさんいる。もっともお金がかからない娯楽なのかも。

日式ラーメン

おおー、こんな辺鄙なところに日本式ラーメン屋が!しかも、メニューの中にはっきりと「九州豚骨ラーメン(九州猪骨スープ面)」と書いてあるではないか。これは間違いない(わけはない)!値段も8元(日本円で12円ぐらい)、お手ごろ価格だ。・・・・・・・・・・・・もちろん、こんな辺鄙な店で日本のラーメンが食べられるわけもなく、ソーメンに似たよくわからないラーメンが出てきた。味はぜんぜん違うが食べられないほどではなく、まぁまぁいけた。写真に写っていないが、メニューの下の方には「東京醤油ラーメン」というのもあった。(2000年現在)
追記(2002年4月10日):現在は日式の看板を外し、通常の店として営業しているようだ。

竹の足場

建築に使う足場。中国では竹を使用している場合が多い。考えてみれば、持ち運びも簡単だし、上から落ちてきた場合も軽いからずいぶんと安全。当然解体も簡単だろう。鉄なんかよりよほどよいかもしれない。香港でも足場に竹を使っているのを見た。日本ではなぜ鉄を使っているのだろうか?

追記(2012年11月):現在では、竹の足場だけでなく、鉄パイプのものも、普通に見かけるようになってきた。大きな建築物が増えてきたから、竹の足場だけでは供給が追いつかないのかもしれない。

フォーク付インスタント・ラーメン

中国のインスタント・ラーメンのカップの中には、最初からフォークが入っている場合が多い。慣れないと少し抵抗があるが、ある意味非常に便利。「助かった」と思う時も、度々ある。
追記(2007年12月):中国のインスタント・ラーメンは商品の種類が増える一方だ。最近は、ノンフライ・ラーメンも増えてきた。焼きそば系も人気である。ただ、新商品の乱発が多くなってきたようで、一つの商品をじっくり育てるということが少ないように思える。

追記(2013年10月):中国でも日本のインスタントラーメンは大人気である。日清のカップヌードやUFO焼きそば、ラ王などの普及度は特に著しい。現在、中国の大手インスタントラーメンメーカーのほとんどには日本の資本や技術が入っているそうだ。