不思議・面白情報8(fu000h)


インク補充システム

プリンタが故障したので、近くの電子城(パソコン屋さんがたくさん集まっているところ)へ行って修理してもらっている最中に目に入った商品。写真のプリンタの横についているのがソレ。インクカートリッジとタンクがソフトパイプでつながっていて、インクが自動補給される仕組みになっている。 インクは一般にプリンターメーカー製カートリッジ>サードパーティ製カートリッジ>インクのみ追加の順で高い。一番安いのがインクのみの追加ということになるが、これはよほどうまくやらないと手が汚れるので、ちょっと面倒である。サードパーティ製ならば、メーカー製より安くて手も汚れないが、カートリッジがついている分、インクのみ買うより高い。
そこで、このインク補充システムの登場となるわけだ。補充の手間がどのくらいかかるかわからないが、何しろ、一度に大量に補充できるので、補充回数が少なくて済む。見た目からすると、通常のカートリッジの7,8倍はありそうだ。ブラック・カラーともにインクが目いっぱい入った状態で、220RMB(一応値切ったが、比較してないので最低価格かどうかはわかりません)。インターネットで調べたところ、メーカー製はブラック(1個)・カラー(1個)のカートリッジの合計価格が210RMBだから、見た目通りのインク量ならば、7,8倍のコストパフォーマンスである(お店の人は10倍ぐらいだと言っていた)。
ちなみに、こうした製品自体は以前からあったようで、これは改良版だということらしい。
なお、こうしたサードパーティ製を使用した場合は、品質的な保証がなくなるし、物によってはプリンタの故障を招くという話だ。(もっとも、メーカー製を使用していたからといって、故障しないわけではないが・・・)

追記(2007年12月):このシステムを社内で大々的に展開したのが2004年頃だったと思う。1年ぐらい実施した後、残念ながら使用を中止した。理由はトラブルが少なくなく、解決にコツを必要とするため、使用する各部門のみで対応することが難しかったからだ。簡単に言うと手離れが悪いシステムだった。また、トラブル解決時にインクで手が汚れることが多いため、オフィスの事務員にメンテナンスをさせるのに適さなかったというのもあった。コスト・パフォーマンスそのものは高いので、手や服が汚れることを厭わない部門やスタッフがあるなら、トライしてみる価値はあるかもしれない。

現在は、「InkSaver」というソフトによるコスト削減を展開中。工場内のパソコンがほとんど中国語バージョンのWindowsであることから、英語版による対応になるため若干苦戦が見込まれているが、地道にトライしてみたい。

2007年のA4インクジェットプリンタのメインはEPSON C67を使用してきた。これからはEPSON ME2がメインになる見込み。A3インクジェットプリンタはEPSON 1290を使用してきたが、今後は1390になる見込みである。ME2はインクカートリッジの価格が半分ぐらいになった代わりにインクの容量が小型化したために、「前よりもはやくインクがなくなる」というクレームが上がっている。コスト・パフォーマンスがどうなったのかはまだ判明していない。情報収集中である。
A4インクジェットプリンタは価格が安く導入が簡単である反面、不具合が起きた場合に、修理費が本体価格の数分の1から半分ぐらいかかってしまうことが少なくない。しかも、修理で交換した部品の保証期間が短いため、修理が良いのか買い換えが良いのかの判断に悩まされる。そういう意味で、インクジェットプリンタよりもカラー・レーザプリンタの方が望ましいのだが、オフィスがあちこちに分散しているため設備の集中化が難しく、どうしても安価なインクジェットプリンタの購入に走りがちだ。頭が痛い問題である。

日本のゴミ袋を発見!

湖南省の長沙から岳陽へ移動する列車の中でのこと。「無座」のチケットしか手に入らなかったので、やむなく通路に立ったままボンヤリと荷物棚をみていると、「日本のゴミ袋」を発見!バッグとして使用されているようだ。コピーものだろうか?しかし、バッグ代わりに使用できるぐらいだから、強度は日本のゴミ袋並ということだ(つまり本物)。横流しされたものか、あるいは日本人がたまたまもってきたものが主人を代えながら流れてきたのか・・・。一体どうやってここに存在することになったのか知りたいなぁ(2005年2月、湖南省長沙→岳陽の列車の中で)。

深セン地下鉄オープン

2004年12月28日に深センの地下鉄がオープン。広州同様、香港方式の地下鉄である。ホームがガラスの壁と自動ドアで覆われていて、ホームから落下する心配もなし。路線は、「羅湖」から「世界の窓」まで。これからは深センの街歩きが何倍も楽しめることだろう。(2005年1月、深セン羅湖・老街)

*注)ICチケットは広州と同じICコイン方式だ。コインにすると、財布に入れるのも、改札でリーダーに読み込ませるのも面倒。なんでコイン型を選んだのか、よくわからない。香港と同じカード方式でよいと思うのだが・・・。自動チケット販売機には現金だけでなく、ICカードにて支払えるようになっているが、これではICカード→ICコインで、二度手間だ。カードだとカード会社に使用料を払わねばならず、それを嫌がったのだろうか。なんとも不思議。

追記(2005年11月):現在は、カード式も導入されている。導入当初は、カードを使用した場合の運賃とコインを使用した場合の運賃が同じだったが、現在はカードの方には若干割引がある。もっとも、カード購入には抵抗のある人が多いのか、相変わらずコイン利用者は減らない。

追記(2013年10月):現在はICカード(深セン通)による乗車が一般的になっている。携帯電話のICチップと一体化したタイプのものもあり、こちらを使う人も多い。深セン通は深セン内のバス乗車用のものと共通である。一定の時間内に、続けて深セン通を使うと割引額が大きくなる(単独で使った場合であっても、現金やICコインよりは割安である)。

追記(2013年10月):深センの地下鉄ネットワークは急速に拡大している。現在5路線であるが、さらに拡張中。

熱水袋

一番左の写真を見てください。カワイイぬいぐるみ・・・ではありません。なんと、このクマさんの中には湯たんぽが入っているのです。一番右の写真にあるプラスチック?でできた保温袋の中にお湯を入れ、キャップを閉める。そして、クマさんの形をした入れ物に入れると、カワイイ湯たんぽの出来上がり。クマさん付だと、約20RMB。中にある袋だけだと約10RMBで販売されていました。クマさんには両手を差し込めるようになっているので、カイロ風にも使えますね。(2004年12月、深セン特別区外)。

追記(2005年11月):今年は発売された途端に購入。袋だけだと昨年と同様約10RMBだったが、ぬいぐるみの入れ物付はなぜか49RMBもした。これから徐々に値段が下がるのだろうか・・・。

全自動公衆トイレ

ドアの横にあるコイン投入口に1元硬貨を入れる(*注)と、ドアが自動的に開く。内部には、洗面所と大便器と小便器が設置されている。さらにテレビが設置されていて、ビデオでこのトイレの使用法を説明している。その上、このトイレの使用中は絶えずBGMが流れ、使用者の心を癒すという徹底ぶり。使用後、ドアのそばにあるボタンを押すと再びドアが開いて外に出ることができる。惜しいのは、クーラーの代わりに小型の扇風機が(洗面台の上に)無造作に置かれていること。クーラーまで設置しては採算が合わなかったのか、単なる設計ミスで密室の暑さを計算に入れてなかったのか・・・。(2004年8月、広州市)

*注)トイレが使用中の場合には「コイン投入口」はカバーがかかった状態になり、使用できません。空きになると、カバーが上がっていき、投入口が現れます。

手作り網漁器

珠海市の属する淇澳島の海岸でみかけた手作りの網漁器。網を張っている人たちは他にもたくさんいたが、巨大リールをつくってやっているのはここだけであった。台風のときは解体するのだろうか。(2004年10月、珠海市淇澳島)

ミニ・ジェットコースター

近くにある鎮の広場にできたミニ・ジェットコースター。1回5RMBで2周回ってくれる。ミニではあるが、加速・遠心力は十分に感じられる。いつ壊れるかわからないというのも、刺激を増加させる大きな要因の一つである。(2004年12月、深セン特別区外)

追記(2007年12月):現在、ジェット・コースターのみではなく、観覧車、メリーゴーランド、その他何と名付けたらよいかわからないが結構刺激的な乗り物も増え、ミニ遊園地と化している。しかもほとんど全てが1回5RMBと格安である。今のところ事故も起きていないようだ。今後どれだけ規模を大きくしていくのか興味深い。

追記(2008年2月):隣の鎮には、高級マンションに囲まれた形で同様な遊園地が配備されていることがわかった。遊園地付きのマンションである。日本にはないだろうこれは・・・。

追記(2008年12月):久しぶりに広場へ行ったら、アトラクションがどっと増えていた。以前は全て5RMBだったら、中には7RMBに値上がりしたものもあった。ミニ・ジェットコースターの下にあるのが、現在広場にあるアトラクションの中で一番恐怖度の高いもの。一回10RMB。私も乗ってみた。180度逆さになったまま、1分ほどクルクル回された。体重のある私は肩が痛くなった。頭に血が上ったせいか、ちょっと気分も悪くなった。一番下にあるのが、深セン市内にある「歓楽谷」遊園地に設置されているものと似た(大きさは違うが)巨大回転ブランコ。一回5RMB。そのうち、乗ってみるか。

追記(2013年10月):大手の遊園地で事故が相次いだため、規制が厳しくなったのだろう。深セン郊外にあったローカルな遊園地が相次いで姿を消した。近所にあった広場からも全てのアトラクションがなくなった。今も内陸の規制の緩い場所で頑張っているだろうと思うがどうだろう?

リンゴ「123」

内モンゴル包頭市の夜道で売られていた小さな小さなリンゴ。名前を聞くと、なんと「123(ヤオー、アー、サン)」。帰宅後、インターネットで調べてみたが、日本のWEBには出てこない。そこで、中国のWEBでサーチをかけたら、出てきた、出てきた。正式名は「金紅123」と言って、草原地方特有のリンゴらしい。どこででも栽培できるというものではなく、昼夜の温度差が激しい、草原や砂漠のある地方でこそ、独特の甘酸っぱい味を生み出せるとのこと。毎年、8月中旬に市場に出回るそうだ。あー、そんな珍しいリンゴだと知っていたら、もっと食べとくんだった。(2004年8月、包頭市)

豪華バス路線の新規開通

中国全土に渡って、豪華バス路線の拡張が続いている。特に広東省では高速道路が次々に完成していることも手伝って、その勢いは留まるところを知らない。新しいバス路線が開設される度に、バス・ステーションには左のような垂れ幕が増えていく。(2004年12月、韶関市)