紙 花
日本では、ペーパーフラワーと呼ばれる手芸の一種。中国ではもともと、切り絵が盛んであるが、ペーパーフラワーはここ数年で広がったらしい。ただ、アメリカンフラワーに比べて、人気がないようである。広州の市場では、布で作った花が人気を集めていた。紙花も、水晶花と同様、初級・中級・高級コース全部合わせて1600RMB前後で学ぶことができる(2005年11月、深セン市)
中国式ピザ
最近、中国の大都市で流行中の中国式ピザ。深センではすでに10店前後のチェーン店がオープンしている模様である。味はすごく中国チックということはなく、結構普通のピザ。生地の製法が西洋式のピザとは違うようで、中国の小麦粉系の食べ物と同様な製法であるような感じがする。ピザを入れてくれる紙袋がしっかりと作られているので、歩きながら袋から少しずつ出しつつ食べることができる。手もベトつかない。1枚3RMB。(2006年1月、深セン市東門)
追記(2006年5月):中国式ピザの流行はすでに終わってしまったようだ。東門のお店も、看板は残っているものの、中国式ピザの販売はやめてしまっている。代わりにちょっと高い西洋式のピザを販売したりしているのは東門ならではだろうか。
追記(2009年4月):中国式ピザの大流行が終わってから3年が経った。もう二度と日の目をみることはないかと思っていたが、最近、露店で同様なものが売られるようになった(流行時は大きなオーブンを備えた店舗で売っていた)。最大の特徴である紙袋が同じような形だ。最大の特徴が包装というのもおかしな話だが、大流行した中国式ピザと中国元来の「大餅」にはそれほど大きな差がない。できあがりのふっくら度がやや違うのとトッピングされる肉や野菜が小麦粉の中に練りこまれているのが「大餅」、表面に塗られているのが「中国式ピザ」といった具合だった。露店版中国式ピザが再び大流行を巻き起こすか?
中国のお正月前哨戦-2006年版-
中国のお正月と言えば、みかんの木を飾るのが一般的だが、今年は左の写真のようなものも一部に販売されていた。色はレモン色。私の住んでいる街は深センの特別区外なので、流行は比較的遅めにやってくる。大都市ではもっと普及しているのかもしれない。どういうものかが判明したら、改めてご報告致します。(2006年1月、深セン市特別区外)
ウィスキーボンボン
私はお酒は駄目だが、ウィスキーボンボンは大好きである。ところが、中国では滅多にみかけない。たまに輸入品に紛れ込んで入ってきたようなものが店頭に並べられたりしても、しばらくすると消え去ってしまう。ところが、最近スーパーの量り売り菓子コーナーに「酒心巧克力」なるものが現れた。量り売りコーナーのチョコレートは、日本人にとっては品質的に満足できるものが少なく、普段はあまり買わない。だが、ウィスキーボンボンであれば話は別だ。さっそく購入して試食してみた。・・・、確かにお酒の香りはするが、どうもアルコールが入っていないような気がする。ウィスキーの成分が少なすぎるのか、香りだけ似せてあるものなのか?今回は残念ながら、空振りのようであった。(辞書で「酒心巧克力」を調べてみると、確かにウィスキーボンボンと訳されていた)。南方では売っていないウィスキーボンボンも上海や北方では当たり前に売られていたりするのだろうか。(2006年1月、深セン市特別区外)
追記(2008年1月、深セン市特別区外):ここ数年、近所に韓国系のコンビニエンス・ストアが増えた。韓国製のお菓子やら日本製のお菓子やらが売られている。種類は少ないし、価格も中国の物価からするとずいぶんと高いが、中国系のスーパーでは買えないものが多いので大変重宝している。先月、ふと棚をみると、ウィスキーボンボンが置いてあった。一番安い10個入りの物でも、68RMBもするので躊躇したが、我慢しきれずに購入した。私が買ったのはチョコが少なくほとんどお酒というものだったが、まさしくウィスキーボンボンだった。韓国系コンビニエンスは商品ラインの入れ替えが激しいので、ずっと売り続けてくれるかわからないが、チョコレートが溶けにくい冬の間は販売を続けてくれるのではないかと期待している。
紙花2
北方の「石家荘」までわざわざ学びにいった紙花であるが、想像していたほど綺麗な花はできず、紙花に対する興味を失っていたZ。だが、深センの東門で新たなる師を見出し、やる気満々、現在は紙花に夢中になっている。(2006年1月、深セン市特別区外)
水晶花2
(Zが)紙花へ夢中になった結果、最近はほったらかしになっている水晶花。それでも、最後にはずいぶんと上達しており、綺麗な花やイチゴなども作れるようになった。(2006年1月、深セン市特別区外)
液体ホッカイロ
相当以前からあちこちで販売されていた(箱には2001年に賞をとったと書かれている)が、怪しげなので購入を控えていた液体ホッカイロ。ビニル製の袋に赤い色の液体が詰まっており、中に一片の金属片が入っている。この金属片をパチッ軽く押し曲げると、みるみるうちに液体が白く濁っていく。同時に発熱を始め、全体が濁った頃には使用可能になる。使用可能時間は2,3時間。使用後は冷たく固まるので、(説明書によると)再利用時にはタオルに包んで沸騰したお湯に入れ、もとの状態に戻す必要があるとのこと。少々面倒臭い。セールスのスタッフは別のことを言っていたような気がするのでもっと簡単な方法があるのかもしれない。(2006年1月、深セン市特別区外)
マンホール太陰大極図
マンホールの蓋に彫られた太極拳のマーク(正式には太陰大極図)。見つけたのは襄樊市のそばにある樊城という城壁で囲まれた街の中である。武当山という道教の聖地に一つが近くにあることから、デザインに採用されたのだろう。(2006年2月、湖北省襄樊市)
最近の夜食
最近の夜食は、「炒桂林米粉」が定番となっている。写真のボリュームで3RMB。私が住んでいるアパート
の1Fの隣の建物の1Fにある店なのですごく便利。しかも、コシがあってうまい。桂林米粉は、ラーメンのように汁に入れて食べることが多いが私は炒めたのを食べるのが好きである。ご覧の通り見かけは「ちょっと?」だが、桂林で食べた桂林米粉より美味しいぐらいである。私は辛いものに慣れてしまっているのでわからなかったが、相当辛いらしい。出張者のTさんを食べに連れて行ったら、顔を真っ赤にしてふうふう言いながら食べていた。(2006年3月、深セン特別区外)
追記(2007年12月):この店はすでに閉店し、その後を継いだ別の桂林米粉屋も閉店。現在、自転車屋となっているが、これも年内に閉店する模様。恐ろしく、回転がはやい。なんでも、黒社会(一種のマフィア)のみかじめ料の取り立てが激しいのだとか。ここの炒桂林米粉は絶品だった。もう一度食べたいなぁ。
追記(2008年1月):自転車はすでに閉店し、現在はワンタンや蒸し餃子などを売る沙県小吃の店に変わっている。清潔感があり、安いため、結構な人気だ(私は好きではないのであまり食べない)。しかしまた、黒社会の取立てで閉店に追い込まれるのではないかと思っていたら、どうやら様子が違う模様。近所のタクシーの運ちゃんによると、最近、黒社会と村の治安隊を引退したグループが衝突を起こし、この一帯の黒社会が追い出されたのだそうだ。黒社会ってそんなに簡単に追い出されるものなの?と尋ねたら、大手の黒社会はビジネスで儲けるのに忙しくて、こんな小規模なミカジメ料のことで争わなくなってきているとのこと。タクシーの運ちゃんたちもこれまでとられていた毎月のショバ代を払わなくてよくなったようで、表情が明るかった。
追記(2013年10月):ワンタンの店も、とうとう閉店し、現在はコンビニエンスストアとなっている。
ドラゴンフルーツ
その名も「ドラゴンフルーツ」。正式名はわからないが、私が買ったところでは中国語で「火龍果」と名づけられていた。中国語の名前の方が果物にピッタリの気がする。原産地は中央アメリカらしいが、中国のスーパーでも、普通に売っている。今は季節なのか、特売品になっていて、500グラムで3.5RMBだった(日本円で50円ぐらい)。包丁で二つに切って、スプーンで食べられる。べとつかないし、さっぱり味で夏にぴったりだ。インターネットで調べると、日本の沖縄産では、2キロで3000円もするのだそうだ。15倍のお値段である。びっくり。中国からの輸入品も売っているのだろうか。いくらだろう。(2006年8月、深セン特別区外)