不思議・面白情報13(fu000m)


鼠年

今年は鼠年。昨年の金豚年ほどの賑わいはないものの、大きな公園にはたいてい鼠を象った飾りが立てられる。上の写真は長安鎮の長安公園近くのもの、下の写真は東莞市中心の人民公園に飾られていたものだ。(2008年2月、東莞市長安鎮/東莞市中心)

デパートの無料送迎バス

深セン特区外では、無料送迎バスを出して集客に努めているデパートが少なくない。デパートが乱立していることもあって、客の争奪戦が激しいのだろう。また、工場が町の中心街から相当離れた場所にあることも多いから、そういうところから客を集めてくる手段でもあると思われる。帰りのバスは、一応レシートをもっていないと乗車できないようなことが書いてあるが、実際はどうなのだろう?これだけの人数となるとそこまで見ていられないのではないだろうか。(2008年2月、深セン特別区外)

謎の球体遊戯具

東莞市の人民公園で見かけた謎の球体遊戯具。どうやって中に入るのかも疑問だが、完全に密封されているかに見える球体の中で、呼吸に問題は生じないのだろうか。時間制限でコントロールしているのかな?(2008年2月、東莞市中心)

貸アパート店子募集

深セン市内では高級マンションが多いことから、日本のような不動産屋を通じて部屋を借りることがほとんどのようだ。しかし、深セン特別区外では、一部の高級マンションは別として、大部分を占めるローカルなアパートは、左のような赤紙(白いのもある)で、大家が直接借り手を募集している。借り手は赤紙に書かれている携帯電話番号に電話をして、大家と直に家賃交渉をすることになる。私も仕事が現在のところに決まった後、このような赤紙を通じてアパートを借りた。(2008年3月、深セン特別区外)

パン屋を襲撃!

数ヶ月前、街を歩いているときにふと見つけたパン屋さん。なっ、なんで「村上春樹」がパン屋の名前に・・・?と長らく謎に思っていた。今回写真を掲載するに当たって、インターネットで調べてみると、村上春樹さんの著書に、「パン屋再襲撃」という本があることがわかった(糸井重里さんと共著の本に、「パン屋襲撃事件」という話も書いているそうだ)。
さらに、調べたところ、村上春樹さんの本は中国でもけっこう人気があるようだ。「パン屋再襲撃」もあちこちで紹介されていた。
もしや、村上春樹さんが出資して、パン屋チェーンを・・・・と思ったわけではないのだが、それも一応調べてみた。さすがにそれはないようだ。あったら、面白かったのだけれど・・・。(2008年4月、深セン特別区外)

追記(2011年11月):一時はスラム化するかと思われた商店街であったが、中国の発展とともに、そこそこの集客力をもつようになった。そのテナントの一つである。「村上春樹」のパン屋も面積を拡大、客数も増加中のようだ。

追記(2011年11月):こちらは、もう一つの店舗。以前に、日本のホームページで紹介されているのをみかけて、どこにあるのかと謎になっていたのを、今日たまたま通りがかって見つけることができた。

レンガ造りの建物

中国の建築における主役は「レンガ」。現在、深セン市特別区外は建築ラッシュで、道路のそこかしこにレンガが積み上げられている。レンガは建物の外壁や間仕切りにと大活躍である。辺鄙なところや地方だと、レンガむき出しの建物も少なくないが、都会では建築完了後はコンクリートとタイルでカバーされてレンガが見えなくなる。子供の頃、物語に出てきたレンガ造りの建物に使われていたレンガや映画などで見るレンガはもっと真っ赤な色をしていた気がするのだが、中国のレンガとでは製造方法が異なるのだろうか?(2008年5月、深セン特別区外)

グッピーの飼育3

左の一番上は2005年に購入した三代目の水槽の現在の姿である。いままで一度も掲載していなかったので、アップした。二番目が現在いる幼グッピーたち。20匹以上いる。三番目が雌グッピーを追う雄グッピーの写真。現在、親グッピーたちは12,3匹しかいないが、皆すごく元気で、まだまだ子供を産んでくれそうだ。幼グッピー20匹は次世代を構成するには十分な数だが、100匹軍団を目指すためにはもうに二、三十匹欲しいところだ。親グッピーたちの健闘に期待したい。(2008年5月、深セン特別区外)

幼児用品専門店

近年、深センの特別区外のような出稼ぎ族の街でも、幼児用品を専門に取り扱う店がぐっと増えた。昨年、「金豚年」でベビーブームjとなった影響が大きいのだろうが、昔だったら、出稼ぎ族の夫婦に子供が生まれると、田舎の父母に預けるということが多かったと思う。しかし、最近は法律で労働者の福利厚生がはかられるようになったため、出稼ぎ先で子供を育てる余裕がでてきたのに違いない。これも豊かさの証明といえるだろう。(2008年5月、深セン特別区外)

深セン特区外の交通状況

昨年ぐらいから深セン市内では中型バスの使用が禁止され、大型バスの運行のみが許可されるようになった。その影響か、深セン特別区外でも、大型バスが増えてきた。まだ全てではないが、香港のバスとさして変わらない外装、内装のバスが増加中だ。バス停留所も、新しくなり、市内と同じように路線が明示されるようになったため、ずいぶん利用しやすくなった。
さらに、昨年から今年にかけてだったと思うが、もともと地下鉄で使用されていた「深セン通」というチャージ式の非接触型カードが、バスでも利用できるようになった。市内だけのことかと思ったら、特別区外でも使用できるバスが増えているようだ。チケット売りのスタッフがいないバスの場合、お釣りがもらえないので、小銭を用意するのが一苦労だったが、カードが使用できれば面倒がずいぶんと省け、利用しやすくなる。(カードのバスでの利用に当たっては、まだいろいろと問題があるそうだが、それらもいずれ解決されることだろう)。特別区外も、どんどん変わってきている。(2008年5月、深セン特別区外)

*追記(2008年5月):一番下の写真は、市内を走る公共バスに設置されているカードリーダーの写真。

ビニル袋無料配布の禁止

6月1日、ビニル袋無料配布の禁止が開始された。しばらく前から、安価な買い物袋の販売が始まっており、6月1日の実施に向けて宣伝がなされていたがためか、大きな混乱はなかった。
しかし、小さなトラブルはそこかしこであったようだ。前日の5月31日に日系大手のスーパーに行ったとき、ビニル袋が不足している様子がみられた。また、本日、大陸系デパート(のスーパー)では、多くの客がレジの場で、布袋を買ったほうが得か、ビニル袋を買った方が得かで頭を悩ませて、レジのスムーズな流れを阻んでいた。
私がレジに並んでいたときには、レジ打ちで忙しくしている店員の目を盗んでビニル袋をかすめとらんとする若い女の子と店員が激しく言い合いをしている場面に遭遇した。
「ほら、(吊してあるビニル袋に)触らないでよ」
「誰が触っているってのよ」
「あなた、さっきから触ってるでしょ」
「誰が!あなたのビニル袋なんていらないわよ」
 政府の通達とあって、みな表向きは大人しく従っているが、心の中ではなかなか受け入れられないのかもしれない。これからどんな風に実施されていくのかちょっと楽しみだ。
(このデパートでは、ビニル袋(大)が0.2RMB、ビニル袋(特大)0.4RMB、環境保護をうたった布製の袋は3RMB弱で販売されていた。布製の袋は100RMB以上買い物をした場合には1RMBで購入可といったようなことも行われていた)。(2008年6月1日、深セン特別区外)

追記(2008年6月5日):別のデパートでは、ビニル袋(小)が0.1RMB、ビニル袋(中)が、0.2RMB、ビニル袋(大)が、0.3RMBで販売されていた。レジに並んでいる人をみると、布袋を購入する人がけっこう多い。一つの布袋にたくさん詰め込んで、運ぶのに苦労している人もいた。